2012年1月1日日曜日

泣く子も笑う、謹賀新年♪

ナニはなくとも、とりあえず年は越せたぞ。

今年は御大不在のアップル、アレやコレやと不満も少なくない、一筋縄ではいかない企業体質だが、真価を問われる一年になる。

11月上旬に申込んだ iPod nano 1st. 交換プログラム。製品修理サービスの依頼から約1ヶ月ほど経過した12月9日になって、やっと受領通知が来たかと思えば、年も押しに押し迫った土壇場の12月31日に交換品が戻ってきた。

ネット上でも噂になっていたことだが、ユーザには何の事前通知もなく現行製品の第6世代 iPod nano にすり替えられてしまった。新製品に替えてあげたんだから文句は無いだろうと言わんばかりの一文が添えられているのみで、保証期間も修理品ではお約束の実施日よりキッチリ90日、なんのオマケも無しある。

別にケチ臭いことを言っているのでは無い。確かに、交換プログラムに応じて送付したのは本体のみだから、アップル的には何も文句をいわれる筋合いはないのだろう。
しかしユーザからしてみれば、パーソナライズ刻印まで施したオリジナルファーストモデルを取り上げられ、容量こそ増加したとはいえ全くデザインも異なり価格的にも購入当時より安い8GBモデルが、イヤホンやケーブルも付属しない、まんま本体のみがビニール袋に入って、忘れた頃にいきなり送られてくりゃあムっとする。

人によっては、アップルの思惑通りに新しいモノに替えてくれるんなら御の字という場合もあるだろうが、個人的には現行モデルの iPod nano はあまり好みでは無い。もし事前にその旨伝えられていたら、送付時点では取り立てて問題も無く動作していたことも鑑みて、たぶん交換プログラムには申し込まなかっただろう。

2ヶ月も前に始まったことを、今更蒸し返して事を荒立てるつもりは全く無いのだが、日本には古来より「トラブった時には菓子折」という伝統があり、我地元では、大手まんぢゅうというのが定番になっている。大手なんたらがいったい幾らするのか買ったこともないので知らないが、おそらく一ヶ百円もしないと思われるので十ヶ入りでも千円以下だろう。 ちなみに、コイツは専ら他人様に差上げるモノで、貰って食べることはあっても自分で食べる為に買うヤツは少ない。(たぶん)

要するに、アップルに大手まんぢゅうを持って来いとか、越後屋よろしく菓子折の底に金子を忍ばせろ、などと悪代官のようなこと言うつもりも無い。けっして金額の多寡ではなく、気持ち問題なのだ。せめて価格的にも直近上位の16GBモデルであるとか、8GBモデルなら販売されている製品版と同様に、ちゃんとケースに入ってイヤホンやケーブルまで付属している製品を送ってくるなりの、誠意を示して欲しかった。

何が言いたいかといえば、我国では相手のミステイクでトラブったら、等価交換で納得するようなアメリカンなヤツは少ない、ということだ。

う〜む、やっぱケチ臭いなあ。新年早々セコイ始まりになっちまったぜ。


…ということで、今年もヒトツよろしく、です。

2012年01月吉日 Hexagon/Okayama, Japan

[2012.01.01] 泣く子も笑う、謹賀新年♪〜より転載&加筆修正

2011年12月29日木曜日

iPad ミュージックアプリの憂鬱

今年も残すところあとわずかだが、そんなこととは全く関係なく、iPad のミュージックアプリの使いにくさにはうんざりする。

Mac OS X の iTunes のように、ユーザが任意で表示方法を変更できない仕様になっていることが、諸悪の根元である。

画面下部には、プレイリスト/曲/アーティスト/アルバム/その他等のボタンは配置されているが、いずれも表示モードの選択ではなく、ソート順位の変更に過ぎない。ソート順位なんぞはわざわざボタンに設定するほどのものではなく、iTunes と同様にリストの項目名を選択すれば済むことなのに、そのような機能は全く用意されていない。

検索機能もインデックスがあればさほど必要とも思えないが、使えるのは画面右端にインデックスが並んでいる時に限られる。インデックスが無く検索機能が必要な時にはなぜか使えないという、ムカつく仕様である。

そのキャパから数千曲が格納できる iPad であるが、それを曲名のアルファベット順に並べて順番に聴きたいユーザがどれほどいるのだろう。せめてアーティストやアルバム単位でまとめて一覧表示できればと思うが、曲名一覧機能のみでジャケットすら表示する機能もない。かといって、アーティストを選択したらしたで、複数アルバムに跨がった連続再生機能がない。複数アルバムが表示されているにもかかわらず、最初に選択した曲があるアルバムを1枚聴いたらそれでお終いになってしまうなどという呆れた仕様は、一体どこのバカが決めたのだろう。(スティーブが生きていたら、即刻クビ間違いなしだな)

ま、プレイリスト編集機能も一応備わっているし、曲の選択に関しては非常に使いやすくできているので、面倒だがわりと頻繁にプレイリストを作成して凌いでいる。
しかし、でき上がったプレイリストから再生しようとすると、これまたジャケット表示機能なしという、液晶画面の小さかった iPod 以来全く進歩していないインターフェイスである。それどころか、再生中の曲でさえ別ルートで検索した結果には、同一アルバムの同じ曲であっても再生マーカーはついていない点などは、旧来の iPod 以下である。

再生中のアルバム表示機能はあるが、アルバムジャケットの全画面表示から曲名リストヘ移行した時のインターフェイスは選択画面とは異なる黒バックで、再生中の曲名に付くマーカも曲名の右側から左側へと変化するという統一性の無さだ。選択画面のグレー背景よりは遥かにマシだと思うが、なんでこっちのインターフェイスにしないのか明確な理由は解らないし、わざわざ2種類のインターフェイスを持たせる意味はもっと理解不能である。

プレイリスト自体を選択するモードでは、写真アプリのようにそれらしくスタックされたジャケットを表示するのだが、こちらも黒バックではなくグレー背景で、プレイリスト選択が終われば縦にしようが横に向けようが、ただひたすらリストのみでまるでそっけないことこの上ない。

また、写真アプリとちがってプレイリストごとに作成されるスタックをピンチアウトしても何も起こらない。せいぜい下に隠れたジャケットが表示される程度で、それなら最初からスタックになどせず、広げときゃいいだろうが、と思わずにいられない。

ソート順位のボタンも、iPhone の様に編集機能で配置変更できるわけでもなく、邪魔なミュージックストアへ誘導するボタンを視界から消すこともできない。個人的にはよく使う、ジャンルごとの分類もアルバム・アーティストの違いはは全く無視され、曲名のアルファベット順オンリーで全く使えない。

だいたい、ひらがなと漢字の全角の間に半角アルファベットが食い込むような並び方をおかしいと思わないのだろうか?

ジャンルの選択も「その他」の末席に押しやられ、その一覧表示には例によってあのダサいジャンルアートが表示される。いっそ、iPhoto のイベントのようにそのジャンルの代表的なアルバムジャケットをユーザの任意に選択させてくれりゃ可愛げもあるんだが、前述のように全くユーザにはカスタマイズを許さないガチガチの石部金吉金兜仕様である。

唯一救いは、複数アルバムがあるアーティストを選択したときの表示で、ジャケットも表示されるだけでなく、リストをスクロールさせても次のアルバムジャケットが表示されるまでその場に残って、曲とジャケットの関連性を保とうとするという秀逸さである。iPod や iPhone ではなかった年代の表示機能まであり、デフォで年代の古い順に並べられる。願わくば、ソート順位の選択と表示モードの切替え機能つけてもらいたいものだ。

iPod、iPhone と比べて画面が大きい分、音楽再生機能が使いやすければ非常に強力なオーディオ装置の一翼を担う可能性を持つ iPad であるが、あまりにもマヌケなユーザインターフェイスに落胆させられる。同じ純正アプリである「Remote」とも全く異なるユーザインターフェイスを持たされた背景にどのような事情があるのだろうか。そもそも「Remote」自体別アプリである必要もないと思うのだが、ビデオ再生機能などどんどん分断化され使いにくくなっているような気がする。

「Remote」に関して言えば、「逆 Remote」の機能があれば、と思う。Mac から iPad をコントロールする「逆 VNC」みたいなモノで、Mac の iTunes の音楽やビデオを少し離れたところにある iPad とそれの接続されたスピーカに音を飛ばすことができて便利だと思う。要するに、Apple TV の iPad 版だな。機能の直交性という観点からの興味に過ぎないのだが、これができるのならあれもできるだろうという単純な発想。

かつて、Macintosh のユーザインターフェイスはそういうところからユーザに使いやすさを提供してきたはずだ。あれとこれは別だから…と、コマンドや機能の直交性、最近は随分少なくなったように思う。

ゲームセンターみたいなアプリを出荷時プリインストールするくせに iBooks や Find iPhone をわざわざ後からダウンロードさせてみたり、標準で時計や電卓さえも無い環境には、理解に苦しむことが多い iPad である。

ネットではすでに次期 iPad の仕様についてまことしやかに噂されているようだが、このまま安易にハードウェアの新製品で性能向上を図るより、アプリ周りの足下を見直した方が良いと思うんだけどね。


…ということで、来年もヒトツよろしく


2012年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan



[2011.12.29] iPad ミュージックアプリの憂鬱〜より転載&加筆修正

2011年11月30日水曜日

iPhone 4S, iPad2, iOS5, Lion, iCloud, MacBook Air, etc.


ステーブ亡き後、小ネタも無いことも無いのだが、なにか今一つヌルイというか、更新のモチベーションも上がらない。

iPhone 4S は、iPad 2 とともに十分に快適であり、取り立てて不満はない。個体差はあるようだが、アップデートによりバッテリーの消費に関しても、我 iPhone 4S は改善の兆候が見られる。

iPad 2 の、というか iOS5 上における iPad 2 の ミュージックアプリのユーザインタフェイスには不満もあるが、こればっかりはアップルが問題意識を持ってヤル気を起こさないとどうにもならないことだ。

ネットを検索しても、現状のミュージックアプリに関して不満を述べている意見は多くないようだし、たぶんそんな気もないのだろう。(優先順位が高くない、という意味で…)

ライヨンもこちらが慣れてきたせいもあって、Mac OS X そのものは安定してきているように思う。しかし、MobileMe から iCloud 移行に伴う諸々の不具合に関しては、その仕様の問題だけではなく iCloud サーバの不調によるトラブルも未だに多い。

もっとも顕著な問題としては、「どこでも My Mac(Back to My Mac)」に関する不具合である。従来、MobileMe & Snow Leopard 環境では実現されていたことが、Lion & iCloud では出来ないまたは出来ても不安定なことが多い。(どこでも My Mac って、考えてみるとなんかマヌケな名前だな)

ユーザには盛んに iCloud への移行を誘う割には、その安定度自体もうすでに末期になってしまった MobileMe に比べても見劣りする。iOS 機器が絡んでいない環境で使用しているユーザは来年6月まで引っ張った方が無難かもしれない。

巷では(というか、主にネット上の話なんだが)MacBook Air の15インチモデルの噂も散見されるが、個人的にはたぶん 1.5Kg 越えになるであろうノート型なんぞに “Air” という名称は如何なものかとも思う。おそらく、New MacBook ナントカということで新しいシリーズをでっち上げるつもりなんだろうが、機能を限定した大画面ノートにそれほど需要があるとも思えない。

それより、Thunderbolt Display の21.5インチモデルをリリースしてくれたほうがありがたい。

現行の 27インチ Thunderbolt Display は、その価格はさておき機能面においては MacBook シリーズを使用するユーザにとってはほぼ理想の形に近い。ただ、27インチというその画面サイズはちょっとデカ過ぎると思う。確かに、昨今の高画素化されたデジカメ写真の閲覧・編集にはそのサイズが生きてくる場面は多いのだが、MacBook Air 11& 13 インチモデルを使用しているユーザにとって、何もそこまで大きくなくてもいいんだが…、という気持ちもあるだろう。

以前、MacBook (Late 2008) とともに使用していた LED Cinema 24 が快適だった(が、それほど安くはなかった)ことを考えても、そこそこのサイズでより低価格な製品に対する需要は少なくないはずだ。部品としての共通化という観点からも、売れ筋の上位に iMac 21.5 インチモデルが存在する現状で、なぜ 21.5インチ Thunderbolt Display が製品ラインナップに無いのか、不思議なぐらいである。

これは、以前より Mac Pro や Mac mini など外部にモニタを必要とするモデルがありながら、その標準的な組合わせで実現できる理想環境に関して非常に消極的なアップルの姿勢の表れであり、バカぢゃねえの?…と、常々思ってきた問題でもある。

かつて、その安さに負けてサードパーティ製の激安モニタを Mac mini に繋いで使ったことはあるが、そのチープさといったらマックユーザとして我慢ならない品質であり、たとえ人に見られることがなくても自分が目にするだけで恥ずかしく思うことしきりであった。いくらなんでもこれは Mac mini に対しても失礼だろう、と早々に純正島根に切替えた経験があるが、アップル製品特に周辺機器に対する価格設定が、そのような過ちを増長しているように思う。

だいたいにおいて、アップルは製品発表時には鳴物入りで革命的と自画自賛する製品であっても、その後の研鑽というかより改良・改善しようと気概に欠けるところがある。
一例、二例を挙げれば、iPod Hi-Fi や AirMac Express などだ。

2006年3月に発表された、[M9867J/A] iPod Hi-Fi:42,800円(税込)は、当時周辺機器としては珍しく、アップルのサイトでトップページを飾った数少ない製品である。現状では、7V(FireWire)充電に対応する iPod は初代 iPod touch が最後であり、巨大充電器としても活躍の場は限られるし、パートナーとして AirMac Express が必修となる。

iOS 機器で「AirPlay」の機能を標準で搭載しながら、飛ばした音楽を受ける相方はテレビに接続しないとどうにもならない Apple TV のみであり(それもデジタルオンリーの角コネクタだ)、スピーカやサウンドシステムの類いは全てサードパーティ任せで、これまたこのジャンルにはろくな製品がないことも不満を加速する要因になっている。

AirMac Express などは、2004年6月発表の [M9470J/A] 以来 2008年3月に一度だけ [MB321J/A] に更新されて以降音沙汰無しである。比較的頻繁に更新されている AirMac Extreme には音声出力など付ける気はさらさら無さそうな現状では、より小型軽量化された AirMac Express が望まれるところであるが、そのようなユーザの声は絶対にアップルには届かないようになっているらしい。

とりあえず、現状の製品ラインナップに望む極個人的要望をまとめて列挙すると以下のようになる。

1.Thunderbolt Display 21.5 または 24 インチモデル(価格は5万円以下でね)
2.AirTunes 機能内蔵で 5V(USB)充電対応の iPod Hi-Fi または iPhone Hi-Fi(こちらも価格は出来れば3万円以下が望ましいが、音質と機能によっては5万円までなら許そう)
3.小型軽量化されたデュアルチャンネル同時通信機能搭載の AirMac Express(できれば5千円程度で)

この他にも、漠然とした要望ではあるが、AirPlay 専用アダプタ(音声&映像)とか、なにかもっと iOS 機器と Mac の擦り合わせ的な製品を望みたい。

実在の製品では、初代 iPhone が登場した時ついでに発表されたやたらにデザインがカッコいい [MA817LL/A] iPhone Bluetooth Headset のリファイン復活版とか。アップルが自ら葬り去ったモノは枚挙に暇がない。もちろん、機能・性能・価格という点で見事にすべった製品、外した製品も無いわけではないが、できれば再考に値する逸品もある。

ま、一個人の見解に限れば「こうすりゃいいのに」と思うことは多々あるメーカであるが、いろいろ大人の事情もあるんだろうなあ。

しかし、こうしてみるとこのサイトの更新意欲というのは、アップルに対する不平・不満や怒りといった、いわゆるひとつのネガティブなパワー、負のチカラみたいなものに依存していることをひしひしと実感する今日この頃、である。

…ということで、来月もヒトツよろしく

2011年11月某日 Hexagon/Okayama, Japan



[2011.11.30] iPhone 4S, iPad2, iOS5, Lion, iCloud, MacBook Air, etc.〜より転載&加筆修正

2011年10月25日火曜日

iPhone 4S … and MacBook Pro

で、意外なことに発売開始当日に運良くゲット。

予約時点のゴタ付きが嘘のように感じられるほどで、白の64ならたぶん少ないだろうという選択が功を奏したのかとも思ったが、その後の情報では何とこちらも意外なことに、白の64が一番人気らしい。 やはり、「スティーブへの供養」と考えたギークが少なくなかったと見えて、平時の売れ筋とは多少異なる売れ方をしているようだ。

事前に Mac で MobileMe アカウントを iCloud へ移行しておいたので、設定作業はことの他スムーズに完了した。iOS5 へアップデートした iPad 2 の方が手間がかかったぐらいで、呆気ないほどである。使用開始から一年と少したつ iPhone 4 に対する不満といえば、今年始めに発表され、すったもんだの挙句ちょうど iPhone 4 から一年後あたりにゲットした Pad 2 の動作に比べて若干のもたつきぐらいだったのだが、対 iPad から2割程度クロックダウンされているとは言え、動作は頗る機敏でさすがに速い。

が、iCloud のせいか、格段に増えた通知処理のせいか、Wi-Fiシンクのせいか、こちらの発音のせいであまりにも会話が成立しない「siri」との不毛なやり取りのせいか iPhone4 との単純比較ではバッテリーの消耗が早い。おかげで、出先では iPhone 4 を使用していた時にはほとんど出番の無かった、エネループモバイルバッテリーが大活躍というあまりありがたくない状況である。

機敏な動作に加えて、以前から取り立てて不満があったわけでもないが、その使い勝手とより明るく高画質になったカメラ機能には驚かされる。個人的な見解では、携帯電話と一眼レフの隙間はほぼ埋め尽くされたと言っても過言ではない。もう撮像素子の小さなカメラには全く興味が失せること必至で、撮りたい時に持っているかというシャッターチャンス的な視点まで考慮すれば、凡百のコンパクトカメラには完全に引導を渡したと言えるだろう。

それにつけても最近の高級コンパクトというジャンルの製品、たいした画質でもないのにバカみたいに高価だ。価値観は人それぞれということに異論はないが、あんなモン買うぐらいなら、一眼レフのエントリーモデル買った方がはるかにマシと思う。

前述の「siri」に関しては中々の萌えキャラであることを含めてネットで話題になっているようだが、来年の日本語化まではせいぜい発音の練習台として相手になってもらおう。

そういえば、iOS5 へアップデートした iPad の iTunes というかミュージックアプリが使いにくくなっている。Safari のタブブラウジング機能も iPad には以前のようなトップサイトもどきの方が似合っていると思う。確かに機能的ではないのだが、なんとなく使いやすかったので機能選択で切替えが出来るとありがたいのだが。

ただ、ミュージックアプリはそんな何となくのレベルではなく、ボタンや再生位置を表す唐突に赤い縦棒など、ハッキリ言って醜い。測定器よろしく赤針採用するんなら、背景デザインからクロノチックにやり直すべきだろう。またそうかと思えば、シャッフルやリピートなどのインジケータからは色が消えて一体どっちが選択されているのか一見して判別しづらいなど、 UI デザインからして劣化している。

ボリュームのツマミなどは70年代の SONY TA-1150 を思い出すデザインだ。かつて使用していたこともあり、個人的には嫌いではないが、どうせパチるんなら TEAC C-3 あたりするか、いっそ直球で McIntosh にトリビュートというのも一興だと思うな。

プレイリストを選択した時のスタック表示をピンチしても写真アプリのようにアートワークを展開してくれるわけでもなく、選択後はただひたすらリスト表示だけというのは寂しいし、背景もライトグレイだったりブラックだったりまるで一貫性がないのもいただけない。以前も、iTunes のアルバム表示の背景を突然白バックのみに変更し大ヒンシュクをかった揚げ句、慌てて次回バージョンアップで「明るい/暗い」の設定を追加した前科があるにもかかわらず、またもや懲りもせずに選択肢の無いこのデザインである。

マウスポインタと指先というポインティングディバイスによる違いでは、ボタンデザインにも工夫が必要だが、表示部における背景という点においては無関係であるはずだ。アプリ名も本来はミュージックではなく「iTunes」であるべきで、ビデオと分離させる意味はない。いっそApp Store と iTunes はひとつにまとめて、そのボタン名についている「Store」という命名が妥当であろうと思う。

iPad や iPone など、現在の容量からすると音楽に特化すればかなりの曲数を搭載できるキャパを持っているのだが、機能面ではそれを管理する能力に欠けている。再生中のアートワークの拡大表示では、フリップすることで曲の切替えができる様になったことは評価できるが、再生を始める前にもう少し論理的な絞り込みができる工夫が欲しい。

要するに、Mac OS 版の iTunes では当初から実現されている、ジャンル>アーティスト>アルバムという絞り込みが、プレイリストを選択しても出来て当たり前のような気がするんだが、iPhone 版では可能なボタンの編集機能さえもないところなどを含めて、なぜこんなところで手抜きをするのか理解に苦しむ。

また、iTunes App があるんだから、わざわざ間違えて押してしまう位置に「Store」ボタンを配置するのは、あざとい商売気が露呈してみっともないことこの上ない。まるで有料サイトへ誘導目的の無料アプリを使わせて頂いている気分になってしまうが、ミュージックアプリは iOS 機器の代金に含まれている標準機能なんだから、決して無料などではないはずだ。

てなことを書いていたら、アップル、火曜日でもないのにMacBook Pro シリーズをアップデート。

10月25日午前01時45分時点ではプレスリリースも無いようで、例によってコッソリアップデートかもしれない。おおまかに見るとマイナーアップデートのようで、価格改定の色合いが強いが、目を凝らしてよ〜おく見るとプロセッサはわずかにクロックアップ、ハードディスクは上位モデルが750GBになっている。外形デザインやサイズ的には変更が無いようで、今回もう一回ぐらいはこのデザインを踏襲するようだな。しかし、その効果はさておき、MacBook Air や iPhone 4S でBluetooth 4.0 を採用したのだから、てっきり 次回のアップデートでは全ての機種で採用されるものと思っていたのだが、Bluetooth 2.1 + EDR というのはどうしたことだろう?

たぶん、来年には光学ドライブを外してくる様な気がするが、そのときなは現行 MacBook Air シリーズにも無いようなサプライズを盛り込んでくるに違いない、と信じよう。

どうも、iCloud の無料展開以来あっちこっちで元を取ろうとしているのではあるまいか、と勘ぐってしまう。たしかに、データセンターの維持管理には膨大な経費がかかるのだろうが、ミュージックアプリのあからさまな売上至上主義的インターフェイスにはムカつくので、せめて設定で表示/非表示の切替えぐらいつけろと言いたい。加えて、iCloud がらみの諸機能について、Win では Vista and 7 両対応なのに、なんで Mac OS は Lion 限定になっちまうのか。

カネ持ってるんだから、スノレパ&モ〜ボ〜ミィであと3年ぐらいサポートするぐらいの太っ腹を見せてもバチは当たらんと思うが、これが Tim Cook CEO の財務管理能力の一端と見るなら、アップルの未来は暗いぞ!

スティーブの法事も済んでいない時点で、こんなことは言いたくないが、 やっぱ、誰に対しても四の五の言わせず駄目出しができるヤツがいないとマズいんぢゃないかなあ?


2011年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

[2011.10.25] iPhone 4S ...... and MocBook Pro〜より転載&加筆修正

2011年10月7日金曜日

iPhone 4S [iPhone for Steve]

ということで、スティーブへの供養になればとの思いから、速攻で予約を入れておいた。(64白)

予約は受けるが、発売開始当日の提供を確約するものではないことをしつこく念を押され、SB ショップを後にする。さすがは岡山、都会と違い初日の予約は30人程度と長閑なものであるが、もともとアップル一社からの供給量を au と折半するわけだから、単純に考えても半減する計算になる。

いったいいつになることやら…。

発表前に噂された、複数機種のラインナップやティアドロップなキモチ悪いデザイン、背面をガラスからプラスチッキーな筐体に変えた製品など、あんなモノ誰も欲しがりはすまいと呆れていたが、もし万が一そんな製品が発表されるのなら、このまましばらく iPhone 4 を使い続ける覚悟もしていた。個人的に iPhone 4 のデザインは大変気に入っていたので、デザインに変更がないことは大歓迎である。

ネット上では、iPhone 5 ではなかったことに失望する声もあるようだが、現時点で実現できる性能・機能において、アップルがデザインを大きく変えてまで製品化するほどの、全く新しい何かを望むほうがどだい無理な話だ。iPhone 4 の発売からまだ1年と少ししか経過していないことを考えても、今年は iPhone 4.5 (=4S) が妥当な線だと思うし、iPhone 4 自体現時点でも大きな不満はない。

ただ、初代 iPad から iPad 2 に移行して感じるのは、デュアルコア A5 のパフォーマンス改善度が大きいことだ。今後、iCloud やら iOS5 関連のサービス、Mac OS X Lion との連携を考慮すると、ネットワーク速度に対する要求度も上がってくることは容易に想像できる。ただ尻はいかがなものか、と思う…いや、呼び方の問題なんだけどね。誰かもう少し可愛い名前を考えてはくれまいか。(HAL になれるか Racter で終わるのかは不明だが、結構遊べる。いっそユーザが独自に命名できる機能でもあれば、かなりアブナイ世界に…)

その外観デザインも含めて、もともと完成度が高かった iPhone 4 に磨きをかけて、より理想に近づけることこそが今年の課題であるとしたアップルの判断は十分に評価できるし、まだ現物を手にする前から断言できることでもないが、つぶさに仕様を見れば一概にマイナーチェンジとは言えない改良も施されているように思う。

中身がたいして変わらないにもかかわらず、ただ目先を変えるためにデザインを変えてみたり(たいていは、元のデザインが良ければ良いほど、マイナーチェンジによって崩れてくる場合が多い)、あらゆる要求にすべて応えようとしてポリシーの無いラインナップを揃えてみたり、と他社製品にはよく目にするパターンであるが、そんなもので喜んでくれる顧客を相手にしているメーカはある意味ラクである。

アップルもそのような顧客に取り入るつもりがあるのなら、今回の iPhone 4S も多少デザインを変えて iPhone 5 という名称を与えれば済んだはずだ。実際中身は、iPhone 5 という名前でもかまわないんぢゃないかと思えるほどの改良はされているが、その全てがハードウェアとしてのスペックシートを見ただけで判断できるものばかりではない。

プロセッサの処理能力を超えた高画素(≠高画質)カメラを搭載した携帯電話がいかに悲惨なモノか(巨大な汚物を生成するだけね)、マニュアルを参照しないと音楽を一曲聴くこともできないような代物は、某ソニーの携帯で経験済みである。

毎年毎年、飽きもせずに発表される春夏モデルやら秋冬モデルに慣れた連中には、内容はさておき外見が変わらないこと自体が悪に見えるのだろうが、裏を返せば、1年やそこらで変更するようなデザインなら、出す前にもっとよく吟味しろと言いたい。

過去を振り返ってみても、一度世に送り出したデザインは最低でも2〜3年は変更しないのがアップルである。中でもよっぽどの自信作というか、気合いが入った製品はもっと長い。

したがって、使い捨てのデザインとその乱造に何の抵抗も感じないのなら、アップルはやめておけ…と、たぶんスティーブなら言うだろうな。(合掌)

…ということで、ヒトツよろしく

2011年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan







[2011.10.07] iPhone 4S [iPhone for Steve]〜より転載&加筆修正

2011年9月19日月曜日

謎の多い仕様変更:その後

前回、ファイルのコピーオプションについて、あまりに腹が立ったのでろくに調べもせず書き散らかしてしまったが、どうも「両方ともファイルを残す」という仕様には複雑な事情が隠されているようだ。

何のことかというと、ライヨン上でも「置き換えない」を表示させることはできるのだ。

コピー対象が全て書類などのファイルである場合にかぎり、例の「両方ともファイルを残す」という表示になり、フォルダが一つでも含まれていると「置き換えない」が表示される。

いろいろやってみたが、どうやらこれは同一ボリューム内でも、別ボリュームからでも変化はないようなので、単純にコピー対象が何かによって表示オプションを変更しているようだ。(無駄に凝ったことすんなよなあ)

このことから、大量のファイルをコピーまたは移動するときに「置き換えない」を表示したければダミーのフォルダを一個ふくめてやればよい、ということになる。(やれやれ、である)

しかしその逆、つまりフォルダとファイルが混在した対象で「両方ともファイルを残す」を表示させる方法というかウラワザは、今のところ発見できていない。(何の意味があるのかわからないが、一応コマンドの直交性という観点からね)

ネットで「両方ともファイルを残す」を検索してみると、この仕様変更を「改善された項目」として捉えている人もいたり、中には同一階層内に同じファイル名が存在できないことを欠点のように考えている連中もいる。

内容が全く違うのにファイル名が同じで困らない、という人の心理は個人的は全く理解できないが、内容が同じでファイル名が違うよりマシと考えるのだろうか?

ま、私はどちらも御免被りたいが、人によっては何が喜ばれるかわからないものである。

ちなみに、重複ファイルの名前を表示しない手抜き仕様は、いつの間にか改善された。たぶん9月10日頃のアップデータで、何かのついでにこっそりと修正したんぢゃないかと思うが、アップルからこの件に関して公式発表はない。(たぶん)

だんだん良くなる法華の太鼓状態でこのまま精進を続けてくれりゃあ、来年の今ごろにはライヨンも快適になるだろう。と、エラそうに総括するにはまだ早いが、…。

先日来、アップルジャパン(株)解散消滅の話題をあちこちで見かけるようになったが、アップルジャパンが Apple Japan になるだけで、あまり期待はしないほうがよいと思う。

が、もちろんあまり落胆する必要はもっと無い、…かな?


2011年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

[2011.09.19] 謎の多い仕様変更:その後〜より転載&加筆修正

2011年9月2日金曜日

謎の多い仕様変更


この使いにくい iWeb での更新をいったいいつまで続ける気力が維持できるかわからないけど、その日が来たら真先にお知らせするつもりです。なんちゃって。

しかし、マジで気力が失せそうな今日この頃、まことに腹立たしいライヨンの仕様変更について一席。

ファイルのコピー、または移動をしようした時、対象となる階層にすでに同名のファイルが存在する場合は、その処理方法を選択するダイアログボックスが表示される。この処理方法の選択内容が、今回変更された。それも大バカヤローな選択内容に、…である。

従来のスノレパまでの選択肢は、「置き換える・中止・置き換えない」の三択に、「すべてに適用」というオプションを加えたものであった。 
たとえば、いくつかのファイルが重複している場合、コピー先のファイルを優先して重複していないファイルのみをコピーまたは同一フォルダにまとめたい時などは、すべてに適用にチェックを入れて「置き換えない」を選択すればよい。

また、更新目的で「置き換える」を選択する場合は、事前に適当なラベルカラーでも選択していれば、色によって置き換えられたファイルとそうでないものの識別も容易で、比較的よく使うファインダの便利な機能である。

ところが、なにを血迷ったのかライヨンでの選択肢は、「置き換える・中止・両方ともファイルを残す」である。その上、重複するファイル名さえも表示しようとしない手抜きぶりで、一体何をユーザに伝えようとしているのかわからないが、単なる警告であり、何も伝えるつもりはないのかもしれない。

その結果、「両方ともファイルを残す」を選択しようものなら、「〜のコピー」というマヌケなファイル名のついた大量の重複ファイルの出来上がり、となる。

古くからのマックユーザの間では、「名称未設定」と並ぶ恥ずべきファイル名であり、パワーユーザ度(≒ファイル管理能力)を測る指標として、この二つを検索すればだいたいわかるという、忌まわしきファイル名でもある。当然「名称未設定のコピー」などは言語道断であり、自分の管理下にはただのひとつたりともあってはならぬ、…と考えているギークは多いと思うな。

この場合、「置き換える」を選択すれば少なくとも重複は防げるわけだが、同一ボリューム内の移動ならいざ知らず、別ボリューム間でギガバイトオーダーの動画ファイルなどをまとめようとすると、とんでもない無駄な時間と領域が浪費されるのだ。

だいたい両方ともファイルを残すぐらいなら、最初っから別の階層にコピーまたは移動するに決まっているだろう。勝手に変更をされたファイル名を修正するという、余計な作業を強いられるだけでなにもメリットは見いだせない。

はたして、どんな状況を想定しているのだろうか?また、なぜ従来の選択肢をわざわざ変更する必要があったのだろうか?とりあえず、 250箇所、なんでもいいから変えてみたかったのか?

こんな例はほんの一部に過ぎない。ライヨン特有のいったいなにを考えているのかわからない、数多い謎の仕様変更の一つである。

あちこちのアップル系ニュースサイトでは、スティーブ不在のアップルの将来についていろいろ取り沙汰されている。

最高経営責任者から会長にステップアップしただけなんだから、そんなに変わるわけねえだろう、と個人的には高をくくっているのだが、なにせ本社内のカフェテリアのメニューやら、社員の通勤バスの運行管理にまでに口を出す御仁である。

その影響は今年初めの健康上の理由で休職した時点から、もうすでに出始めていたのではないか。そんな、新たな心配の種を感じさせる材料、実は探せばあちこちにある様な気がする。


ま、まいどおなじみ重箱の隅的な話ではあるが、CEO 辞任後のスティーブの一日がこんなだったら、何も心配はないけどね。


ところで、会長はライヨンは使ってみたのかい? …と、聞いてみたいものだ。


…ということで、今月もヒトツよろしく


2011年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

[2011.09.02] 謎の多い仕様変更〜より転載&加筆修正