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2015年2月26日木曜日

SIGMA Photo Pro 6.2.1

SPP6 のマイナーバージョンアップである。

そろそろ来る頃かと思っていたが、本日午後メールによる案内が来たので早速ダウンロード&インストール。

ま、案の定というか予想通りというか、少なくともメリル世代のユーザにとっては肩透かしであり、何も改善されているようにはない。

今月の初め頃、ユーザサポートへも連絡したが、以下の問題点は今回のバージョンでもしっかり引き継がれている。

SIGMA Photo Pro 6.2.0 について

●DP Merrill 世代の現像において Exif データに露出補正値が保存されない。

●キャップスロックがオンの時にキーによるカラーバランスの調整ができない。

●保存ダイアログにおいて、キーボードショートカットによるコピペで、ファイル名の編集および追加ができない。(SPP5 では可能だし、そもそもシステム標準機能を使えなくする意味が分からない)

早々にサポート担当者からは、「ご連絡頂きましたご要望は、可能なかぎり今後の開発の参考にさせて頂きたいと存じます。」といった、お決まりの文面の返信は受け取った。実際には、おそらく開発担当には伝わっていないのか、もしくは旧世代のサポートなどに構っていられないという、お家事情も影響しているに違いない。

今回の改善点を一通り眺めてみても、メリル世代に関係するような項目は少ない。せいぜい、Mac ユーザ視点では「OS X の新たな Gatekeeper の仕様に対応」という一文ぐらいしか見当たらない。これは、たぶん時折唐突に表示されていた「DeveloperToolsAccess は、デバッグを続行するために…云々」という、不可解なダイアログ対策だろうと思う。

しかし、特に1番目の Exif データに露出補正値が保存されない問題などは、ver.6.0.4 や ver.6.0.6 では一度は修正されていたはずで、ver.6.1.0 あたりから再発した症状である。

追記:補足(02/28)+++
上記問題について、シグマのカスタマーサポート担当から翌日電光石火の回答があった。露出補正値については、こちらの FAQ に記述があるのだが見逃していたようだ。

SIGMA Photo Pro Ver.6.0に関する質問

http://www.sigma-global.com/jp/download/cameras/faq/

Q. 露出補正をした画像を確認しても補正値が表示されません。
A. SIGMA Photo Pro Ver.6.xではAEBを使用して露出を振った場合の画像では補正値は表示されません。

だが、この質問も回答もずいぶん曖昧な表現ではある。どこにも Exif データという記述もないし、確認した画像自体が現像後に保存したものか、現像前のプレビュー画面のことなのかは不明である。こちらの記憶も曖昧だが、何れかのバージョンでは、プレビュー画面に補正値が表示されないバグもあったように思う。事実、最新版(ver.6.2.1)では少なくともプレビュー画面ではモード露出モードに関係なく補正値は表示されているが、だからといって、直ちにこれが保存データの Exif に関する回答だとも思えない。なんなら、SPP6  の過去全てのバージョンは保存しているので、サポートの返答によっては各バージョンごとの再検証を行った上で、あらゆるツッコミを入れることも辞さない覚悟もあったが、まあそれも大人げないし不毛な行いだろう。

また、「一度は修正されていたはず」という一文の根拠となったのは、以下のリンク(本家参照)にある2枚の写真だが、確かに露出補正値が Exif に記録されているのはオートブラケットでもプログラムオートの場合や、手動による露出補正に限られているようで、絞り優先の場合は FAQ にあるように全く記録されていないことを確認した。現時点ではこれはバグではなく仕様であり、シグマのサポートからもその旨回答を得た。ただ、わざわざ AEB の場合に限定してまで、なぜそのような仕様になっているのか大変疑問に感じるところで、これははたして FAQ にあるような、たった一行の回答で済まされる問題なのだろうか? 言うまでもなく、シグマへは問題点の指摘ではなく、今後の要望として対処して頂くよう伝えた。+++

2〜3番目の、操作性の問題については多少我慢すれば何とかなるが、保存され記録されるデータに関する問題については、本来ユーザのご要望などというレベルではなく、可及的速やかに対処すべき由々しき問題であると思うのだが、…。(☜て、そういう仕様なんだからしゃあねえだろ)

以前、次のバージョンでも改善されていないなら、SPP5.3.3 へ戻ろうと考えていたが、その間 OS X の方も更新されており、前よりも不安定度が増したような気がするのだ。

ヨセミテ上で使用する SPP5.3.3 で最も腹が立つのは、パラメータを変更して画面上にそれが反映される時にアプリが頻繁に落ちるという現象で、ここ何日か使っているとそれが目立つようになってきた。

SPP6 で一度現像した X3F は、SPP5 で再現像できないという仕様上の問題もあって、動作の安定度に関しては多少なりともマシになった新しいバージョンから、いまさら戻るのも億劫になっている。

で、妥協策ではあるが、今後は露出補正に関して撮影時と現像時の合算でファイル名に表記することにして、もう暫く様子を見ることにしたのである。

何かと引換えでないと、何も得られないのは世の常であるが、事あるごとに彼方此方に衝突しながら生きていくのにも疲れ果てたし、馬鹿馬鹿しくもある。まあ、これも決して敗走ではなく、あくまでも転進の一環と考えることにした。

ちなみに、主役であるはずの Quattro の方は、SPP6 によってどんどん厚化粧になっているように見える。当初は、Merrill より自然に見えるという意見も少なからずあったようだが、今もってそう思えるならそれはそれで幸せなことであろう。個人的には、メリルでいいやではなくメリルがいい、という確信を深めたことが唯一 SPP6 の収穫なのかもしれない。

ここ数日、Apple ID の認証に伴う iCloud 関連のトラブルで、自宅サーバヘの接続も覚束ない日が続いた。原因は未だ不明で、ごくローカルな問題の可能性もあるので明言は出来ないが、たぶんすべてはアップルの所為だろう。「ちゃんと動く(It just works)」 という、かつてのスティーブの言葉は、最近のアップルには当て嵌まらない。

そんなことも、更新が滞りがちな要因のひとつには違いないのだが、ぶっちゃけ今月の後半は写真ネタや機材ネタもないし、無い袖は振れないので仕方あるまい。

せめて来月あたりには、もう少し気温と共にモチベも上がることを期待しようと思う。

…ということで、来月もヒトツよろしく。
2015年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2015.02.26] SIGMA Photo Pro 6.2.1 〜より転載&加筆修正

2015年1月10日土曜日

寄席観ての存在価値

•OS X 10.10.1(14B25)

前回に引続き、アップルネタである。

年始から、ヨセミテに対する不満をブチ撒けて始まった 2015年だ。

実際、そんなに気に入らなきゃ卓袱台ひっくり返すなり、ダウングレードするなりの善後策を取ればいいわけで、何の影響力も無い、いちユーザがこんな所で四の五の言っても仕方がないのである。

だが仕事柄、好むと好まざるとにかかわらず、OS X の最新版は常に使用していなければならない立場にあったりする。

したがって、たまにストレス解消を兼ねてここでぶっちゃけとけば、多少はスッキリすることもあるし、どうせひっくり返した卓袱台は自分で片づけなければならない立場でもあるのだから、良い所も探す努力を怠ってはなるまい。

で、事あるごとにボロクソに書いてきたオーエス・テンテンテンも、少しだけ擁護しておこう。

テキストエディットを起動した時、あの鬱陶しい書類を選択する画面を経由することなく、新規書類が開くようになった。以上。

…と、まあこれだけで終っては身も蓋もないので、もうひとつだけ。


2015年1月5日月曜日

寄席観ての憂鬱

OS X 10.10.1(14B25) & Safari 8.0.2 (10600.2.5)

お目出度い、新年早々の愚痴である。

ま、年が変わっても個人的にはさほど目出度いわけでもないんで、例年通りのスタートといえるだろう。

オーエス・テンテンテンについては、彼方此方で不具合報告に事欠かないが、各人の使用環境によって微妙に当て嵌まらないものも多い。

これも、いちローカルな問題の可能性も否定できないが、一応ご報告というか記録に留めておく意味で書いておくことにする。

検証の過程で確認できた図表なども含めておいた方が、何かと都合がよいと考え、また長文になりそうな予感がするので、あえて別ページにしておこうと思う。

2014年6月3日火曜日

WWDC 2014

WWDC (Worldwide Developers Conference) 開催

6月である。

やっとストーブが片づいたら、もう扇風機が全開で回っている。

ここ数日、気温上がって暑い日が続いたので、真夏のような気分にさせられる。だが、時折吹く風も未だ初夏のユルさを残しており、ちょっと日陰に入れば盛夏の熱風というほど湿度も高くないので、まだまだ本番はこれからだ。

2月以来、久々のアップルネタになるかと思われた WWDC 2014 だが、基調講演で発表されたのは、OS X の次期バージョン「ヨセミテ」と「iOS 8」の2点のみ。いずれも、今年の秋から無料で公開される模様。

標題横に配置した、アップルロゴをコピペするにも4ヶ月ぶりとなれば、かなりスクロールさせないと見つからないほどだ。(^^)

もともと、WWDC 自体は開発者向けのカンファレンスなので、一般向けなハードウェアの発表は無くても不思議はない。

とは言いながら、昨年は MacPro や Haswell 搭載の Macbook Air など、また一昨年は Ivy Bridge 搭載の Macbook ファミリーなどのハードウェアは発表されている。

従って、今回もと期待するのはごく真っ当な人情であり、その意味では肩透かしを喰らったという意見も、さほど的外れでもあるまい。

ジョニーもフィルも全く出番がない、というのも近年では珍しいのではあるまいか。

ぶっちゃけ、お前らちゃんと給料分の仕事をしているのか、という上からな疑いにも繋がるのは、あくまでも個人的な偏見であるが、…。(ジョークのネタとしては、顔を見せていたかもしれない)

いずれにしても、一般ユーザにとって今日や明日、今週や来月に手に入るモノは何もないのは事実であり、以前のようにアップルのイベントだからといって、はしゃぎまわる材料もないのである。

もちろん開発者は別だが、ハードウェアメーカとして半年に一度も発表するべきモノが無い、というのも如何なものかという気もする。

現行のマーヴェリックス(OS X 10.9)でさえ、従来から改善されていない点やそれに伴う使いにくさにも、だんだん慣れてくる。というより、諦め半分なんだが、今暫く不機嫌な沈黙を続けるしかない。

願わくば、次期バージョンがその名の通りに、目が点になるようなオーエス・テンテンテン(OS X 10.10)にならないことを祈りたいものだな。


…ということで、今月もヒトツよろしく。
2014年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2013年12月25日水曜日

Xmas モード終了

サンタが来た人も来なかった人も、このまま年末年始モードへ

今年もうちにはサンタは来なかったが、どうもこのところ、以前に比べて更新頻度が上がっているせいか、iWeb の調子が悪い。

ま、調子が良かったことなどあまりないんだが、最近顕著な不具合は、ページの主文を入力するテキストボックスが巨大なイメージに変換されて、アップロードエラーを起こすことだ。

オンラインヘルプを参照すると、以下のような説明がある。

以下、引用:
テキストが異なるコンピュータや Web ブラウザで同じように表示されるようにするため、「iWeb」では、アウトライン化されたテキスト、二重下線や取り消し線が付いたテキスト、特殊なフォントのテキストなどが、サイトを公開するときにグラフィックスに変換されます。このグラフィックは一見テキストのように見えますが、通常のテキストのように選択したりコピーしたりはできません。一部の図形およびその他の要素も変換されることがあります。

最後の、…変換されることがあります、というのが如何にも怪しい。

たしかに、取り消し線が付いたテキストなどがあったこともあるが、それでもイメージに変換されず、テキストとしてアップロード出来ていたので、この解説もあまり当てにはならない。

環境設定には、「テキスト・イメージング・インジケータを表示」というチェックボックスがあり、これをオンにしておくことで、メディアプレースホルダの内容がイメージに変換されることを事前に「知る」ことはできるが、それを簡単に防ぐ手はない。

iWeb の基本的な仕様では、各ページにおけるコンテンツの高さ方向の上限は 4,000 ピクセル、テキストボックスの最下限位置は 2,834 ピクセルあたりで制限されているようだ。数値入力による位置設定では、これ以上の指定を受け付けないが、矢印キーやマウスによるドラッグ操作では、なぜか可能になっている。

意図せずイメージに変換される原因は、このメディアプレースホルダという名のテキストボックスのリサイズ機能が、編集段階で上手く対応できていない場合が多い。

新しい文章を上へ追加していくと、いつのまにか下限の位置をその内容量に応じて、サイズの拡張が出来なくなってしまい、最後尾に+マークが表示されるようになる。

表示されていない領域があることを示す一種のインジケータのようなものだが、これが出るようになったら要注意である。フッターの位置も自動では下がらなくなって、苦し紛れに本来テキストである筈のボックスを巨大なイメージに変換してしまうのではないかと想像する。

不可解なのは、インジケータが表示されてしまったメディアプレースホルダの内容を全て削除して、インジケータが表示されなくなったことを確認してから新たに文字入力をしても、最初の一文字を入力した途端にインジケータが表示されてしまうことだ。

こうなってしまうと、フォントや内容物にいかなるも変更を施そうが、巌として受け付けない。場合によっては、二つも三つもインジケータが表示される。

この場合、公開せずそのまま保存してから再度 iWeb を起動すると、なぜか今度は何を入力してもインジケータは表示されない。もちろん、取り消し線が付いたテキストがあろうが無かろうが無関係であり、当然公開も問題なく出来るのである。

仕方がないので、別のダミーページを作成し、メディアプレースホルダの内容を全文コピペしておいて、本来のページのメディアプレースホルダを空にして保存。iWeb を再起動後、コピペし直しアップロードという、不毛な作業を繰返している。

ただし、公開後一度 iWeb を終了してしまうと、次回起動時にはまたもやインジケータが表示されてしまう。更新の無いページはアップロードされないので無視しているが、実際に内容を変更しなくても、スクロールさせただけで変更されたと認識するアホなバグが修正されていないので、細心の注意が必要だ。

根本的な解決策は、野放図に文章の追加を繰り返し、まるでトイレットペーパーのようになってしまったページをなんとかすれば良いのだが、管理上あまりページ数を増やしたくないという、個人的な事情も絡んでくる。

最近は、カメネタによる長文も増えてきているので、iWeb 内のブログページ(というには、あまりにもお粗末であるが)に転載して、メインページの文書量があまり増えないような工夫はしているが、結構な手間もかかる。

しかし、ブログページの方は多少長文になっても、メインページのようなイメージに変換される問題も発生していないので、テンプレート独自の問題である可能性もあり、対処療法しかないのが現状である。

てなことを言いながら、もう誰も使っていない iWeb なんかのくだらない長文を書いていたら、また新たな問題の要因にもなりかねないので、このへんにしておこう。

他にも数えきれないほどの不具合はある iWeb 3.0.4 だが、なぜかマーヴェリックス上でも動作しているので未だに使用しているが、風前の灯火であることに変わりはない。

次の風が吹いたら絶対消えると言われながら、すでに4年、最後のアップデートからも2年以上経過しているので、惜しまれながら消えていったその他アップルプロダクトに比べたら、iWeb の周りだけ真空状態になっているかのようだ。

要するに、アップルも留めを刺すことさえ、完全に忘れているだけなのかもしれない。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.12.25] Xmas モード終了 〜より転載&加筆修正

2013年12月17日火曜日

マーヴェリックス・アップデート

OS X 10.9.1 (13B42)

マーヴェリックスの最初のアップデートが、やっと来たのでアップしてみた。

改善項目に、「Mailアプリにおいて連絡先グループが正しく動作しない問題を修正」という一文が含まれていたので期待してアップしてみたが、結果は何も改善されていない。

アドレスを呼びだしてグループを選択しても、宛先 CC: BCC: のボタンはグレーのままであり、ダブルクリックもドラッグも効かないが、アップル的にはこれで正しく動作しているということだろうか。

いずれも、山猫(10.8.5 R.12F45)までは問題なく出来ていた機能である。メジャーバージョンアップの度に機能が欠落してはいつの間にか復活するという、毎度バカバカしいお馴染のバグの一種であると好意的に考えていたが、実はそうでもないのかもしれない。

今回も、何時になったら元通りになるのかまったく判らないが、アップルにとってはその他のもっとくだらねえ改善項目に比べて、よっぽど優先順位が低いに違いない。

もし、そのことに気付いてさえいないのなら相当な阿呆であるが、メモや連絡先の編集機能やコピペの問題など、どう見てもまるで修正する気がない放置プレイな態度を見るにつけ、最近はその可能性も否定できない。(もちろん、この場合の可能性は阿呆を修飾している)

11月にアップデートして以来、iMovie (ver. 10.0.1) や、iWork (ver. x.0.1) の三バカトリオなどは、今回4回目にもなる重複アップデートを敢行している。

これなど、旧バージョンの iWork をアプリケーションフォルダに残しているユーザに対する嫌がらせにしか思えないのだが、あまり話題になっていないようなので、特定の環境下でのみ発生するごくローカルな問題なのだろう。

すなわち、これは私に対する嫌がらせだ。

以上、業務連絡。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.12.17] マーヴェリックス・アップデート 〜より転載&加筆修正

2013年12月1日日曜日

恒例の Xmas モード

恒例というほどでもないんだが、一応十二月に入ったので。

先日来、業務用として何台かの Mac を新規に導入したのだが、いずれも搭載されている OS X は未だ山猫(10.8)のままであり、マーヴェリックスがプリインストールされているものはなかった。

どうせ無料なんだから勝手にアップデートしてね、というスタンスなのかもしれないが、こちらとしては初期化/再インストール(ダウングレード)の手間が省けて有難い。

いっそ、iPhone や iPad もそうしたいところだが、こちらはそうも行かない。

最近は、メモやリマインダーなどの標準搭載されている基本的なアプリしか使わなくなっている。かつてのように、各アプリの機能をあまり掘り下げてまで使い倒すようなこともしなくなったので、表面的な部分しか把握していない。

裏を返せば、一般的なユーザレベルでの使用方法と言えるのだが、そこが一番使いにくいので閉口する。

幸いマック版のリマインダーは、最悪マーヴェリックスにアップしたとしても、以前のようなチェックボックスによる忘備録的な体面をかろうじて保っているので iOS 7 版より多少マシだ。しかし、そうでなくても編集バグの多いメモは罫線表示さえもなくなって、この点だけでも山猫にダウングレードする気にさせてくれる。

iOS 版のテキストエディットでもあれば、その点も多少はカバーできるのだが、それもない現状ではいったい何のために iCloud の保存しているのか常々疑問を感じながらも、マック間限定の共有で我慢している。

Dropbox や Draftpad などで iCloud の欠点を補おうとしてみるが、その連携機能も作業ステップなどを考えると、必ずしも理想的とは言えない。

バージョン3になって、機能が減って何かと評判の悪い Numbers だが、少なくともドロー機能だけは以前に比べて改善されているのが、せめてもの救いである。

とはいえ、そのユーザインターフェイスは、あまりにもマックらしくない判り難いものだ。だが、初版からあまり高機能なものを提供するより多少足りないぐらいの方が、将来のバージョンアップにより改善される可能性も高くなる、と思う。(いや、思いたい…か)

いずれにしても、季節柄「冬の時代」に突入した感のある、Mac および Apple 製品である。このまま、氷河期になってしまわないことを祈りつつ、今しばらくは様子を見よう。


…ということで、今月もヒトツよろしく
2013年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.12.01] 恒例の Xmas モード 〜より転載&加筆修正

2013年10月31日木曜日

憂鬱2

iOS 7 および 10.9 マーヴェリクス移行後、何かと互換性の無さに不満が募る。

iPad をアップデート後、強制的にインストールされた iWork のおかげで、iCloud 上に保存してあった書類のいくつかは Mac で開けなくなった。

Mac 版もアップデートしないと読込めない。iPad を iOS 7 にアップデートしたら最後、山猫でしばらく様子を見よう、などと悠長なことを言っていられないのだ。

もしくは、新バージョンの方でわざわざ ’09 用に書き出す手間をかけるか、未だにベータ版の Web 版を使うしかないのである。

iPad 版の iWork などアップデートするつもりもなかったにもかかわらず、勝手にやっといてこの始末だ。

仕方なく、Mac 版のアップデートをしようとしても DVD 版でインストールしたユーザにはアップデータが表示されない。

マーヴェリクスにすれば無料、などと大風呂敷を広げといて App Store では ¥2,000 の表示で、まるで悪徳詐欺にでも引掛った気分になる。

ま、実際には英語環境に切替えてからアクセスすれば、無料でアップデートできるのだが、知らないユーザはたぶん戸惑っているに違いない。

App Store のバグだろうという噂だが、いつまでたってもこんなバカバカしいバグを修正しないのは、いったいどういう了見なんだろう。

どうせ旧ユーザに対する嫌がらせの一環だろうが、まるでググレカス!と言われているようで、ユーザフレンドリーなどという言葉は、最近のアップルにとって死語と成り果てたらしい。

それならと、最近購入した製品で Apple Software Up-to-Date プログラムに申し込んでおけば、そのような罠にハマることもあるまいと考え所定の手続き行ったら、

「本製品のご購入元の販売店は、Apple 製品取扱店ではありません。」という理由で却下された。

Apple 製品に対するサポートは製品そのものに対するものであり、どこで購入しようが関係ないと思っていたが、パチものでもない正規品のユーザを購入先でも差別するらしい。

もう、アホらしくて何もする気がおこらない。

その他にも、移行アシスタントやタイムカプセルヘのアクセス等、互換性の無さをあげればキリがないのである。機能的な不足分を補うためにインストールしておいた AirMac ユーティリティ5.6.1 なども見事に駆逐される。

iOS 7、iWork に続いてマーヴェリクスまでもが、タダでもいらないアップデートに見えてきたような気がする、今日この頃。


…ということで、来月もヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.31] 憂鬱2 〜より転載&加筆修正

2013年10月27日日曜日

新しい iWork

新しい iWork の評判が悪いらしい。

元々それほど評判が良かったアプリでもないのだが、それでも Mac OS との親和性の高さから、好んで使っていたユーザはたぶん少なからずいたと思う。

個人的にも、どうしても必要な場合以外では、あえて使い慣れたエクセルでなくナンバーズを利用することも多かった。今回も出来が良ければ、ペラペラなアイコンには目を瞑って新しい iWork も使ってみようか、とも思っていた。

だが、そういうわけにもいかない状況のようだ。

かつて、マイクロソフトエクセルはペイントやドローとならんで、マックユーザの間では定番となっていただけでなく、マックの使いやすさを象徴するアプリの旗頭であった。

ま、少なくとも日本語環境という面において、当時のマックライトやワードごときでは、一太郎相手に真っ向勝負を挑むのはどだい無理な話であったが、それでもマルチプランやオフィスグラフの使いにくさに比べりゃ、エクセルだけはマック陣営にとって完全勝利をもたらす自慢のアプリであった。

取っつきやすさでは、アシュトンテイトの dBASE に初代のファイルメーカでも十分に対抗できた時代であり、まだやっと MS DOS が主流になりつつあった PC-9801 を相手にアップルジャパンが七転八倒を繰返していた太古の話である。

いまさらそんな、ジュラ紀や白亜紀の話をしても不毛なことは重々承知しているが、マックといえばエクセルという時代もあったのだ。

しかし、ウィンドウズ版のエクセルがロータス123 を完全に駆逐した頃から、マック版エクセルの機能強化も遅れ気味になり、また逆に機能が増えるほど、だんだんと使いやすさも色褪せてきたような印象がある。

現在の OS X 以前は、しばらくの間提供されていた統合型ソフトを利用することが多くなって、クラリスインパクトやワークスを好んで使用してきた。ウィンドウズとの互換性など全く無いにもかかわらず、純正アプリを信頼していたマックユーザは少なくない。

ところが、ある日突然アップルに裏切られたのである。

統合型ソフトのデータ、特に使用することが多かったドロー系のデータに関して全く引き継ぐソフトが皆無な状態は、当時誰も予想だにしていなかったはずである。それ以来、アップル純正のアプリに対して不信感を抱いたユーザは多い。

クラリスからワークスを引き継いだ時は、クラリスインパクトのデータはほぼ全滅したし、最初の iWork が発表された当時も、当然アップルワークスに対する上位互換性など、あって当然という期待はあった。

マックで使える、ドロー&ペイント系のマシな純正アプリがなくなって、もう15年以上にもなる。そんなマックユーザの期待は全て無視されたのだから、iCloud 絡みの使いにくさと相まって、そうでなくても敬遠されがちなアップル純正である。

今回、マーヴェリックスとならんで、新規購入者に対して無料提供という太っ腹な一面を見せたアップルであるが、前バージョンから大幅に機能を削るという悪い癖を全く懲りもせず、ここでも発揮したようである。

今回の新しい iWork、iPhone や iPad での使用を優先するあまり、マックユーザに対する配慮に欠けたダウングレードといえるだろう。

古くからマックを使用しているユーザで iWork を使っているのは、よほどのアップルファンである。そんな、数少ないユーザからもバッシングを受けるような改悪をしていれば、もはやタダでもいらないソフトに成り下がってしまった、と言われてもしかたがない。

以前ティム・クックは、マイクロソフトのパソコンとタブレットの統合は、冷蔵庫とトースターを合体させるようなものだと評したが、今のアップルがやっていることは、それよりもっと酷い。

統合どころか、まるでトースターサイズの冷蔵庫をユーザに押し付けるようなもので、どう見ても iOS が OS X の足を引張っているとしか思えないのである。

数だけは多く売れている iOS 機器の悪影響は、もうすでに Mac にも及んでいる。おそらく、アップルは Mac ようなコンピュータなど、さっさと止めてしまいたいのだろう。

となれば、アップルと決別する日は、意外と近いのかもしれない。

さて…、どうしたものか。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.27] 新しい iWork 〜より転載&加筆修正

2013年10月23日水曜日

Apple Special Event October 2013


アップル、10月22日(現地時間)にサンフランシスコで開催したスペシャルイベント「Apple Special Event October 2013」において、Mavericks を本日よりリリースすることを発表。Snow Leopard 以降から、無料でアップグレードが可能。

また、より薄く軽くなった、新しい 9.7インチの iPad Air と 7.9インチの Retinaディスプレイを搭載した、iPad mini などを発表。iPad Air は 11月1日より、iPad mini Retina は11月後半より発売開始の予定。

以上、業務連絡。

iPad Air はサイズも重量も小さくなっているが、iPad mini はわずか 0.3mm だが、以前より厚く重くなっている。(iPad Air と同じ 7.5mm)

より小さくできないなら、せめて現状維持ぐらいに留めてくれまいかと思うが、よほどギリギリで作っているのだろう。iPad も Retina モデルになった時は厚く重くなっていた。

ま、11月になってみないと、細かいことはわからないが iPad Air は薄く重量も 500g 以下になったことで、かなり軽く感じるんぢゃないかな。


で、問題のマーヴェリックスだが、午前4時45分現在ダウンロード中(約5.3GB)である。はたして、mach_kernel はどうなることやら。

[06:00] 追記・補足:Update
どうやらチャックは閉まったようだが、まさかマーヴェリックスへの誘導作戦ではあるまいな。 しかし、アクティビティモニタがなんか使い辛え、文字ぢゃなくグラフでだせよな。 
ところで、22日深夜より数時間にわたって、こことコスモスのページのみアクセス不能になっていた。IP 直打ちなら繋がっていたので、どうもネットワークソリューションズの DNS に問題があったようだ。詳細は不明ながら、今のところ復旧している。

[18:00] 追記・補足:Update
マーヴェリックス、事前の情報通りビルドは 10.9 (13A603)。今のところ、斬込み隊長の MacBook Air のみアップデート。

サーバ管理ユーティリティはペケがついているので、 メインとサーバはしばらく様子見。現時点ではクライアントとしてのアップデータしか提供されていないようだ。

だいたい、サーバは前回初期バージョンでトラブったので当面見送ろう。とりあえず、Safari 6.1、iTunes 11.1.2、ARD Cliant 3.7.0 など、10.8.5 (12F45) に対して配信されているアップデートのみを実施することに。

危惧された iWork '09 のアイコンは、未だ iOS 7 のようなチャチなモノにはなっていない。だが、17億円も払ったスイス国鉄の時計デザインを平気で変えてしまうアップルのことだから、いずれにしても時間の問題かもしれない。

[10/24] 追記・補足:Update
隠しても隠しても、新たなウィンドウを開くたびに表示されるファインダのツールバー/サイドバーが鬱陶しい。

タグはラベルがコメント欄に文字として入っただけで、検索しづらい点は従来と変わっていない。サイドバーに常設するぐらいなら、従来の検索条件の保存でもできたことだ。

何か文字を入れないと検索条件を変更できないし、後から検索範囲を指定することもできない。未だにクエリみたいな訳の分からないものをユーザに要求するのは、いい加減にやめて欲しいものだ。複合検索や除外を、もっと簡単な操作でできるインターフェイスはあるだろうに。

テキストエディットなど、起動したら必ず白紙を開く設定ぐらいできて当たり前だと思うが、いちいち何を開くか選択しない始まらない。メモごときにリッチテキストは必要ないのに、単純ななテキストをコピペする方が面倒だなんて、こんなアホなインターフェイスはいったい何処のバカが考えついたのだろう。

ロクでもない新たな機能を組込むヒマがあるなら、従来の問題点をひとつでも解決してからにしやがれ、と思う。

Safari の履歴でプレビュー表示機能がなくなって探しにくいことこの上ない。膨大な量のキャッシュがなくなったことは歓迎されるが、毎度々々選択肢のない機能制限があちこちに仕掛けられている。

リンクの右クリで、新規ウィンドウと新規タブの順番を変えることに、いったいどんな意味があるのだろうか?

従来の使い方に、慣れていれば慣れているほど使いにくさを感じるようになっており、ユーザの神経を逆撫ですることに関してはもはや達人のレベルだな。


詳細は、後ほど…。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.23] Apple Special Event October 2013 〜より転載&加筆修正

2013年10月17日木曜日

セキュリティ

OS X v10.8.5 追加アップデート〜その後

コンピュータを利用する上での安全性。

または、不正アクセスやデータの改竄(かいざん)などの問題を扱う分野、というのが一般的なセキュリティの意味として辞書には載っている。

不正アクセスやデータの改竄など、第三者からの悪意ある行為にはどこも神経を尖らせているが、コンピュータを利用する上での安全性という、全般に関するセキュリティは商売上あまり旨味がないせいか、話題にのぼることが少ない。

ユーザのミステイクにまで責任を負えない、という文言は必ずといっていいほど、取説や定款に読めないほど小さな文字で書かれているのが、コンピュータ業界ではもはや常識である。

OS X v10.8.5 追加アップデートは、どうやら今年発表された新しい機種では適用されないようで、9月に発表された iMac (Mid 2013) ではアップデートリストには表示されない。

OS X アップデート(10.8.5)を適用するだけで、10.8.5 (12F45) までアップデートされている。もちろん、「mach_kernel」などという恥部を晒すことなく、である。

サブ機である MacBook Air 11 (Mid 2011) の方は、問題が発覚してから 10.8.5 (12F37) のままで「OS X v10.8.5 追加アップデート」の適用は控えていた。

だが、サポート情報( http://support.apple.com/kb/HT5815?viewlocale=ja_JP)が10月11日付けで更新されたので、もしやと思いバグフィックスを期待してやってみたが、見事に裏切られ「mach_kernel」が正しく表示された。

昨日の Java for OS X 2013-005 を適用しても、この点は修復はされていない。

外部からの攻撃に対していくら防御を固めても、ユーザのミスによるトラブルを誘発するような危険物を配っていては意味がない。ましてや、2週間以上たっても未だに放置プレイというのは、いったいどういう了見なんだろう。

昔に比べると、セキュリティに関して五月蝿いほどの情報が溢れている昨今であるが、くだらねえ Java がらみのアップデートなんぞを配布する暇があったら、自分で起こした不始末ぐらいさっさと直しやがれ、と思っているユーザは少なくないと思う。(ま、それほど多くもないだろうが…)

どうせ、旧機種を対象とした嫌がらせの一環であることは予想していたので、アップルが今後どう対処するのか(しないのか)様子を見るためにも、このまま放置することにした。

いつも須藤さん頼りではのび太君になっちまうので、ちょっと落ち着かないが、しばらくチャックは開けたままにしておこう。

来週行われることが発表された、アップルイベント。

マーヴェリックスや Mac Pro など、今年後回しにされた Mac プロダクトがいったい幾つ発表されるのかは分からないが、よもや iPad 関連のみという脱力な結果に終わらないことを祈るばかりだ。

ちなみに、予告編まで晒したカメネタの方は、DP Merrill の不可解なトラブル検証のため、今しばらく時間がかかりそうである。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.17] セキュリティ 〜より転載&加筆修正

2013年10月7日月曜日

市場調査?

OS X v10.8.5 追加アップデート 1.0: OS X 10.8.5 (12F45)

ネガティブな話題はやめようと思っても、なぜかそんなネタを提供してくれるアップルである。

すでにあちこちで話題になっているが、「OS X v10.8.5 追加アップデート 1.0」というトラブルメーカを配布しているようだ。

本来、不可視属性であるべき「mach_kernel」が上位階層に表示されてしまう、という不具合である。OS X 10.8.5 (12F37) では発生していないので、これを追加したかったのかもしれない。

ただ、サポート情報にある「このアップデートについて」には改善点のみが列挙され、どこにも「mach_kernel」が見えるようになります、とは案内されていないのでたぶんバグだろう。ちゃんと書いときゃ仕様だったのに…。

Mac 購入後、なにも設定を変えないで使用している、たぶん大半の一般ユーザにとっては、どうせそんな階層は普段見ることもないので、全くどうでもいいことだ。

もちろん、デスクトップにドライブが並んでないと落ち着かないようなユーザは、ここでは一般から除外しておく。

その階層にはシステム、ライブラリ、アプリケーション、そしてユーザという四つのフォルダがあるだけで、とりたてて普通の人々の興味を惹くような、面白そうなモノがあるわけではない。

管理者以外のユーザには、デフォルトでは書込みもできないので、なんでえ使えねえ場所だなあ、として認識されている。

特にシステムやライブラリなどは、買い物車のボンネットみたいなもんで、買い替えるまで(たぶん買い替えても)一度も開けたことはないユーザがいても、なんら不思議はない。頑として、セルフスタンドなんぞには行かないような連中だが、我家にも約一名御出でになる。

そんな階層に、わけの分からないファイルがひとつやふたつ、いや十や二十増えたからといって、それがなんだ? …というの受け止め方だろう。(ちなみに、マッハ・カーネルはカーネル・サンダースとは無関係であり3ダースもない、と思う)

過去にも何度か、同じようなバグ入りアップデータを配布していたこともあり、アップルが何年かごとに行う市場調査の一環ではあるまいか、と思っている。

やるたんびに苦情の割合が少なくなっていたら、それだけ一般化が進んだ証にはなるので、 たぶんアップルとしては嬉しいだろう。

ま、それでも一部の Mac ユーザにとってはカーネルなど猥褻物に過ぎないので、気になるんだったら須藤さんに頼んで隠してもらうのが、手っ取り早い対処療法だ。
($ sudo chflags hidden /mach_kernel)

だって、ズボンのチャックが開いたまま、になっているようなもんだからね〜。


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.07] 市場調査? 〜より転載&加筆修正

2013年6月14日金曜日

iOS 7 こそアップルを代表するもの、…なのか?

早速、彼方此方であらゆるツッコミが入っている、アップルの新プロダクツ。特に、iOS 7 に対するモノは期待が大きいだけに、その反動も大きい。

これに比べりゃ、あの奇っ怪な Mac Pro に関するものは微笑ましい程度で、その実態が明らかになるまではツッコム方も戸惑いがちである。(フィル・シラーでさえ興奮気味で Thunderbolt 2 を FireWire 2 と連呼するぐらいなんだから)

iOS 7 に関して擁護派は、旧来の豊かなテクスチャーやギミックの類、木目、リネン、贅沢なコリント風レザーなどをすべては見かけ上のものであり、人工甘味料のようなモノでしかない、と一刀両断である。

立体的に見えるレイヤーを称賛し、位置や奥行き、広がりといった感覚があり、ケバケバしいだけの他社の後追いなどでは決してないとして、ペラペラなアイコンデザインの必然性までも正当化しようとしているようだ。

ただ、あのレイヤーだって各種センサーによるデジタルギミックに過ぎないのだから、人工甘味料的な要素に関しては目くそ鼻くそレベルだとろうし、やたら細い書体で見た目のスッキリ感を演出するのも結構だが、ユーザが操作を迷わないことの方が重要だと思うがね。

たぶん、あれは iPhone を傾けたときだけで、自分の顔を動かしても同じ効果が得られるなどとは、期待しない方がよいだろう。

前回も書いたが、問題はそれがいかに機能するか(how it works)であって、機能面においては iOS 7 も確実に進化していることは認めよう。

しかし、その機能にユーザを導く手段であるアイコンが、あまりにも未完成なのはいただけない。プロダクトのトップがデザイナーでありながら、アイコンの本来の機能をまるで忘れてしまったかのように感じるのは、なぜだろう。

その機能名や文字による説明がなくても、直感的に分かることがアイコンの役割だったはずであり、ただのボタンやスイッチとの大きな違いである、と個人的には認識していたんだが、どうも最近はその概念も薄れてきたように見える。

だれが Photos のアイコンを見てそれが写真だと思うのか、Game Center と一見して区別するのは難しいと思うし、かといってゲームが連想できるわけでもない。(シンプルにするならチェスの駒あたりが妥当ぢゃね)

Safari にコンパス(磁石)のアイコンなんかを採用した時点で Compass のアイコンデザインに苦慮するのは明白なんだから、ある意味自業自得であろう。(Safari という名称の採用にどんな経緯があったのか、全く知らないけどね)

個人的には、特に新しい iOS 7 のアイコンにはもっと色々とツッコンでみたい気もするが、すでに各方面から真当な意見も多く出ているようなので、ここはヒトツ静観することにしよう。

しかし、あえて苦言を呈するなら、機能面ではなくルックアンドフィール側において、デザイナーとしてのサー・ジョニーはこの数ヶ月間、何をしていたんだろうと思う。

会場でフェデリギがゲーセンのグリーンフェルトをからかった時、さも嬉しそうに拍手していたジョニーの姿が映し出されたが、ただ単にスコット(フォーストール)臭を消しに係っていただけではないのか、という疑いさえも湧いてくる。

ま、ぶっちゃけ iPhone や iPad がどうなろうと、知ったこっちゃない。

未だに iWork における、アプリごとにファイルが分断されている根本的な問題点を、ファインダのタブやタグによる検索機能にすり替えて誤魔化そうとする姿勢には、正直ムカついた。

iCloud の Web 上での編集機能でさえ、実現可能な技術的観点からの発想に過ぎず、ユーザサイドの使い勝手から考えられたものとは到底思えない。

アップルが早急にやるやるべきことは、iWork(Pages, Numbers, Keynote)の統合と、ペイント&ドロー機能の追加であるはずだ。(ついでにいえば、プレビューとテキストエディットもだし、メモとリマインダの編集機能改善、iTunes をなんとかしろ、…とキリがなくなるので、このへんで)

Android の分断化を笑っていられる立場ではないほど、OS X も内部ではコマギレ状態なことに気がついていないとしたら、よっぽど間抜けでバカ野郎な連中である。

整合性という観点から危惧されるのは、いずれ訪れるであろう OS X Mavericks に対する影響であり、いったいどう折り合いをつけるのか、という一点だけである。

現在に比べて、グラフィックスが遥かに稚拙な頃から使用しているユーザから見れば、あんな薄っぺらなおぞましいデザインを 1024×1024 もある Mac のアイコンにまで持ち込まれたくはない。

昔の Adobe と最近の CS アイコンを見れば、如何に手抜きかよく分かるだろう。あんなモノは、デザインなどではない。

ましてや、ダイアログの背景などに文字が読みにくいだけのグラディエーションや半透明、無意味なだけでなく悪趣味でしかない動画を多用した、まるでかつてのウィンドウズ的要素など、一歩間違えるととんでもないユーザインターフェイスに成り下がる恐れもある。

もしも、そんなモノが Mac に持ち込まれた暁には、もちろん黙っているつもりはない。(うわ〜、エラそうにぃ)


…ということで、ヒトツよろしく。
2013年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.06.14] iOS 7 こそアップルを代表するもの、…なのか? 〜より転載&加筆修正