2012年2月16日木曜日

Web Server 移行 Part 3

モノはついでとばかりに、COSMOS M&S のネットワークもフレッツ光プレミアムからフレッツ光ネクストに移行。プレミアムも、速度自体にさほど不満があったわけではない。

しかし、プレミアムのおバカな特殊仕様のため MTU サイズ(1,438バイト)の指定を変更しないと CTU をパスできなかったり、CTU を使えば使ったでダブル NAT になったり、内部ローカルサーバへインターネット越しにアクセスできなかったり、とか実は開設当初からありとあらゆる問題があったわけで、決して好きでたまらないわけではなかった。

外部のウェブホスティングを使用する限りはそれも我慢の範囲だが、社内サーバを構築するにあたり、これぢゃあマズイよなあ。

てなわけで、必然的に IP アドレスは変更になり、面倒な DNS 設定をやりなおす羽目になることを覚悟でネクストに移行した。ちなみに、フレッツ光ネクストの MTU 値はBフレッツと同様に1,454バイトで、PPPoE 接続。邪魔臭い ONU、CTU、ひかり電話用VoIPアダプタが一体型になっている。だからといって、小さいわけぢゃないのがご愛嬌だが、あんな巨大な筐体になっても、AC アダプタを内蔵する気は全く無いらしい。(HP のプリンタを見習え!)

相変わらず、デザインをしょっちゅう変更して嫌がらせとしか思えないほど分かりにくい Network Solutions のサイトでの設定変更も無事終えて、なんとか繋がっているようだ。

ところで、セカンダリ DNS は未だに自宅の「OpenBlockS」が担当しているのだが、いやはや丈夫なものでかれこれ12年目に突入しようとしている。ハードディスクなんぞは初代 iBook (Clamshell) から移植した容量3GB の骨董品で代用しているが、音がウルサイことを除けばなんとか実用にはなっている。(それでも、named.conf や zone の記述書式なんぞは完全に忘れていて、けっこう焦ったな…)

家電であれコンピュータ周辺機器であれ、概ね電子機器というのは、ハズレを引くと新しくても壊れる時はあっけなく壊れるが、中にはとんでもなく丈夫で長持ちなモノもある。

そういえば、社内で使用している電子レンジは 1985年製造のナショナルの「私の Elly」という名の黄色いレアモノだ。未だ元気に活躍しているが、今年でなんと27周年になる。機能はシンプル温めるだけ、操作はダイヤルを適当に回すだけ、完了のお知らせは当然、チ〜ンである。

それにひきかえ、自宅の電子レンジは3年目ぐらいで故障したので一昨年買い替えたのだが、プリメインアンプよりスイッチが多い曲者で、まっこと使い勝手が悪い。たかが牛乳をチンするにも2ステップ以上の操作を要し、滅多に好みの適温になることがない。温める時間ぐらいユーザにまかせりゃいいのに、やたらに余計なお世話をしたがる。だいたい、でき上がっても怪しげなメロディが流れるだけで、決してチンとは言ってはくれない。

日本のメーカはどうしてなんでもかんでも、あのように複雑怪奇なシロモノに変えてしまいたがるのだろう。たかが電子レンジ、されど生活必需品、そう何年も使われては商売上がったりというもの理解できるが、一般ユーザにとってはやっぱシンプルがベストだなあ。

アップルも、早くも次期 Mac OS X Mountain Lion(山獅子?そんなのいるの?) なるものの概要を公表しているが、やっとノートパッドや備忘録のようなシンプルなアプリを復活させるようだ。と、いっても大半は iOS からのパクリで、良く言えば整合性をとる(Back to the Mac)ということなんだろう。しかし、なんでライヨンのままでやらないのか、理解に苦しむところだ。(以前から言っていることだが、メモ帳&備忘録ぐらい標準で付けとけよな→Mac OS X)

ま、個人的にはひとつひとつがシンプルなアプリの集合で環境を整えること自体は、大歓迎である。そのほうが覚えるもの早いし、結局長く使えるモノになるからだ。

願わくば、「OpenBlockS」と「私の Elly」にはいましばらく、いやいっそ末長く、これからも元気に頑張ってもらいたいものだ。


2012年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan


[2012.02.16] Web Server 移行 Part 3〜より転載&加筆修正

2012年2月5日日曜日

セキュリティなアップデート?

まいど、イノベータやアーリーアダプタといわれる連中は、ベータテスターとして利用されることが世の常であるが、デベロッパーリリースの様なものを一般ユーザを巻き込んで公開でやるのは如何なものか。

セキュリティアップデート、額面通りに解釈すれば、防犯的更新とか保安的向上とか、いわゆる安全確保を目的とした安全・安心な響きのあるアップデータなんだが、現実にはそうとは限らない(ことが、最近やたら多い)。

アップルは、以前にも Java に対する警告ともとれそうな、特定のプログラムが起動できなくなるアップデートを配布した経緯がある。(コイツの修正には、たしか1ヶ月近く待たされたような…)

今回のアップデータも、まるでロゼッタ利用者に対するハラスメントのようなアップデートであるが、アップルとしてはどの程度悲鳴が上がるか試してみたかったに違いない。もし、苦情が少なければサポートに対する資源を減らせるし、今後の方向性を決めやすくなるとでも考えたのだろう。

もしかすると、最近 Macユーザもアップルが理想とする数より増え過ぎてきたので、あまり金を使いたがらないユーザを少し整理してもっと儲かるユーザを増やしたいがどうするべ、と相談した結果マーケッティング担当からこんなんどうでしょう、みたいないい加減な思いつきの提案をティムクックが鵜呑みにした結果かもしれない。

または、最新版の販売促進を目論むサードパーティからの依頼でもあったのかもしれないが、今後もこのような、旧アプリを使用し続けているユーザに対する攻撃は日増しに増えてくると予想される。

そのような意図でもない限り、今回のような致命的なバグをもったままのアップデータを公開するなどということは考え難い。スノレパはまだサポート対象なんだから、ロゼッタに対する簡単なテストぐらいは行われているはずだろう。それとも最近のアップルは、単なるバカなのか?

で、あちこちから予想以上の悲鳴が聞こえてきたので、あわてて修正版を公開し事の沈静化を図ったようだ。

いずれにしても、業務用途で旧ソフトを使用しているユーザ(およびそのサポートを生業にしている者)にとっては迷惑な話である。

アップデートはひと呼吸おいてから、というのは業務ではお約束なのだが、安定動作を何よりも望む業務ユーザが、動作に対する不具合を恐れてアップデートを敬遠してしまうようでは、セキュリティアップデートの本来の目的は遠のいてしまう。

ま、以前と違って今回は対応が早かったので被害は少なかったが、ご迷惑をおかけしたユーザに対して、おい、なんか一言あって然るべきぢゃねえのか、とも思うな。



[2012.02.05] セキュリティなアップデート?〜より転載&加筆修正

2012年2月4日土曜日

Web Server 移行 Part 2

前回の「COSMOS M&S」ホームページに続いて、「Hexagon-Tech」もお引越し。

せめて、わずかでもアップルに対する嫌がらせになればとの思いから、ぎりぎりまで MobileMe のサービスにしがみついてやろうと考えていたのだが、アホらしくなったんでやめた。

自宅ネット環境をBフレッツからフレッツ光ネクストに移行したのがきっかけなんだが、接続サービスが変わると IP アドレスも強制的に変更になっちまうみたいで、再度固定 IP を取得しなければならなくなった。で、IP アドレスやらサーバ環境やら、その他面倒なモノを全て一新して心機一転、出直しのつもりで新たに始めることに。

本来ならこれを機に出来の悪い iWeb をやめて、昔のように CSS やら html タグをゴリゴリ書いてページ作成するべきところなんだが、45MB 以上にも及ぶソースコードを目の当たりにして、イマイチ体力と気力が湧いてこない。(iWeb の元データは 300MB 越えなんだが、かつて総量 5MB のレンタルサーバでサイト作成していたころがなつかしい)

このサイトの前身であるコスモスホームページのスタートは、1996年頃の “columbia.digiweb.com” だ。その後家庭内 Linux サーバ “OpenBlockS” を経て、“iTools” サービス開始とともにアップルのホスティングサービスへ移行、“.Mac”、“MobileMe” などですったもんだの揚げ句、またもや家庭内サーバへ戻る。…と放浪を続けてきたわけだが、そんな気が遠くなるような大昔のデータまで、この期に及んでいまさら再編集する気には到底なれない。

iDisk 上にまだ残っている旧ページも含めるといったいどれぐらいあるのか…、考えたくないなあ。ま、今しばらくは iWeb の出力するまことにきちゃないソースにも目をつぶって、お茶を濁すことにする。

「COSMOS M&S」と同様に、ドメイン名とかは変更がないので「www.hexagon-tech.com」を今後とも、ヒトツよろしく。

2012年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan




[2012.02.04] Web Server 移行 Part 2〜より転載&加筆修正


2012年1月29日日曜日

Bose OE2i & Audinst HUD-mx1

深夜の作業中においては BGM を大々的にスピーカに出すわけにもいかんので、もっぱらヘッドフォンを愛用している。外では iPhone 用として [MA850G/B] Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic という長い名前の製品を常用しているが、個人的にどうも耳栓タイプの装着感は好きになれないし、室内においては許容できない。

長年使用していたのは、禅(Sennheiser HP500)と二代目 iPod に付属していたオマケイヤフォンおよびその後継同タイプなんだが、さすがに両者ともくたびれてきた。エージングが進み過ぎて単なる劣化の域に達した感があるので、そろそろ後継を物色。思わず笑っちゃう価格の HD800 はこの際見なかったことにして、かつて、短時間だったが試聴してすこぶる印象の良かった禅の HD650 が第一候補だ。インピーダンスが 300Ω なんでヘッドフォンアンプが必要になる可能性が高い。まずはそこから探索してみた。

2ちゃんの禅板では DAC 談義で盛り上がっているようだが、残念ながらヘッドフォンごときにあまりコストをかける余裕は無い。この手の話でいつも不毛に感じるのは、DA コンバータの性能以前に変換後のアナログアンプの性能を無視した論議が多いことだ。Mac や AirMac Express のオーディオ出力品質は、大半が内蔵のアナログアンプが決定しているにもかかわらず、一足飛びに DAC の性能に言及しあそこまで盛り上がれるのは、不思議といえば不思議である。

が、いろいろ調べてみると外部 DAC を使用すれば、USB 出力が利用できるので、音質はさておき単なるアナログ信号増幅機より精神衛生上スッキリするという効果もある。高級な DAC を使えばさらに音質向上も期待できるだろうが、ヘッドフォンを差しっぱなしでもシステム環境設定でいつでもスピーカに切替えられる機能の方が、当面はメリットがありそうだ。

というのも、現在メインで使用している iMac 27 には Bose M2 が繋がっているのだが、コイツは MediaMate や Companion シリーズと違いヘッドフォン端子がない上に、入力端子も一系統しかない。ヘッドフォンを使用するためには、iMac 背面の出力端子に刺さっている M2 のケーブルを抜いて差替えるのだが、これが結構面倒だ。

当初は手元にヘッドフォン端子の付いたコントローラを持つ Bose Companion®20 も検討したが、使用頻度からすればすでに劣化が進んだヘッドフォン群の方がウェイトが高いので、今回は却下。

ちなみに Bose M2(現 MusicMonitor®)は、小さくて邪魔にならないことが最大の長所であり、巷で言われるほど低域が出るわけでも無い。ある程度のパワーを入れてやれば確かに音圧はそれなりに得られるが、それは飽和感が伴う低音であり下の方は伸び切っていない。あくまでもサイズの割にはという前提があるので、イコライザで64KHz周辺を少し絞ったほうがキレイに鳴る。

このあたりのチューニングは MediaMate や Companion シリーズの方がマシだが、それが却って深夜の視聴には向いている。とりわけ中高域のソリッドな明瞭度は最新 Companion 2® よりも優れることもあり、前述の接続性に関してまことに使い難い面を持っているにもかかわらず、ずっと旗艦のメインスピーカとして君臨し続けている。…余談、でもないか。

とりあえず、ヘッドフォンアンプは Audinst HUD-mx1 というのが、USB バスパワーにも対応し前面に切替えスイッチもあって、価格も安い部類に入るのでこれに決定。ヘッドフォン購入前に試しに導入してみたのだが、予想通り使い勝手が良い。
Audinst HUD-mx1

出来の悪い周辺機器にありがちな、ドライバインストールや面倒な設定などはいっさいなく、接続した途端にシステム環境設定に現れるプラグアンドプレイもありがたい。ただ、インピーダンス 300Ω の HD650 を鳴らし切る(笑)ことが出来るのかはイマイチ不安がないわけでもないし、ヘッドフォンアンプも含めたトータルコストの問題もある。

そこで、セカンドチョイスとして同じ禅の通称プリンちゃん(HD598=50Ω)も候補に入れて検討することにした。価格も HD650 と比較すれば、差額でヘッドフォンアンプ代ぐらいは出る計算になる。早速、駅前の某Bカメへ赴き試聴。さすがに低域の分解能では HD650 に一歩譲るが、装着感も含めて概ね良好というか、期待通りの禅らしい鳴り方である。
Sennheiser HD598

型番からも、長年使用していた HD500 の真っ当なアップグレード版といえるだろう。ところが試聴まではできたのだが、運(時期)悪く店頭在庫なし。ネットで探すもどこも在庫を持っていない上に、納期未定である。機種選定段階ではじっくり落ち着いていたつもりだったが、いざ購入を決断したらイラチンは待てないのが性。

すかさずサードチョイスをどうするか検討に入る。マヌケなことに、そういえばウチのサイトの広告主は尼と坊主だったことに気付く。まるでどこぞの宗教法人のようだが、もちろん Audinst は尼でポチったことは言うまでもない。

で、Bose OE2i である。以前は、OE (on-ear) よりも AE (around-ear) の装着感とスッキリした鳴り方に好感を持ったのだが、今回の試聴した昨年11月に世代交代したセカンドシリーズでは、音が痩せてしまった感がある。逆に OE (on-ear) では、過剰な低音が鼻(耳)に付く割にヴォーカルが引っ込んでしまう先代より下が控えめになり、若干中域よりにバランスが変わって好印象である。
Bose OE2i
iPhone コントロール機能付きの OE2i では価格も下がって AE2i と同価格になったこともあり、こちらに決定。色は iPhone とおそろいのホワイトカラーが選択できるのも良い。プリンには後ろ髪を引かれるが、禅の日本法人の流通や在庫管理は、坊主さんに比べりゃきわめてお粗末としか言いようがないので、いわば制裁措置(愛のムチ?)ということで自分を納得させることにした。

禅の魅力は、低域の量感だけでなくその解像度が高いことだ。それに比べると中低域の解像感や音場の広がりなど不満もあるが、使用し始めてまだ日が浅いので、時間とともに改善されるものと期待する。

危惧された装着感も、それほど側圧が強いわけではないので過度の圧迫感を伴うものではない。それでいて、パッドの材質により密閉度はそれなりに保たれる点は優れモノだ。ケーブルも不必要に長い禅(3m!!)に比べて約半分の適度なちょい長め程度(1.7m)であり、その質感も純正イヤフォンのような粘着質ではなく衣服にまとわりつくこともない。

惜しむらくは、携帯性を考慮した結果ヘッドバンドのクッションが薄いため、頭頂部にそのわずかな重量(99g)以上の存在を意識せざるを得ない。このあたりは、総重量でははるかに重たいはずのプリンには負ける。しかし、そのぶん専用キャリングケースもついているし、純正イヤフォンに比べてタッチの良いコントローラも相まって、iPhone や iPod 用のモバイルヘッドフォンとして屋外での使用も快適である。

また、Audinst HUD-mx1 に関して、HUD-mx1 に接続した場合と、iMac 直結の音質の差は、我駄耳にはハッキリ言ってわからない。が、無用なノイズも発生していないようなので、私的にはその機能性だけで十分である。

3.5mm&6.3mm の2系統ヘッドフォンジャックに加えて、背面に RCA および光出力も備えているので、その気になれば複数のヘッドフォンやスピーカを接続することもできるだろう。したがって、単純にデジタル切替器としてもコストパフォーマンスは高い。

いや〜、久々のオーディオネタだなあ。

[追記]
で、結局後ろ髪を引かれ続けたプリンは、数週間の後に HH10 という禅純正ヘッドフォンハンガーとともに屋内専用プライマリーヘッドフォンとして、鎮座している。SN 的に不利な屋外では適度と思われる OE2i の低域も、室内においてはやはりプリンの解像感を伴ったそれと比較すると一歩譲るし、中高域の明瞭度に関しては AE2 をも上回る。加えて、長時間におよぶ使用では、その形状からくる装着感の差は大きい。ま、用途が違うとのでそのへんのところは致し方なし、なので OE2i は iPhone 専用ということで使い分けている。…余談である。

[2012.01.29] Bose OE2i & Audinst HUD-mx1〜より転載&加筆修正

2012年1月1日日曜日

泣く子も笑う、謹賀新年♪

ナニはなくとも、とりあえず年は越せたぞ。

今年は御大不在のアップル、アレやコレやと不満も少なくない、一筋縄ではいかない企業体質だが、真価を問われる一年になる。

11月上旬に申込んだ iPod nano 1st. 交換プログラム。製品修理サービスの依頼から約1ヶ月ほど経過した12月9日になって、やっと受領通知が来たかと思えば、年も押しに押し迫った土壇場の12月31日に交換品が戻ってきた。

ネット上でも噂になっていたことだが、ユーザには何の事前通知もなく現行製品の第6世代 iPod nano にすり替えられてしまった。新製品に替えてあげたんだから文句は無いだろうと言わんばかりの一文が添えられているのみで、保証期間も修理品ではお約束の実施日よりキッチリ90日、なんのオマケも無しある。

別にケチ臭いことを言っているのでは無い。確かに、交換プログラムに応じて送付したのは本体のみだから、アップル的には何も文句をいわれる筋合いはないのだろう。
しかしユーザからしてみれば、パーソナライズ刻印まで施したオリジナルファーストモデルを取り上げられ、容量こそ増加したとはいえ全くデザインも異なり価格的にも購入当時より安い8GBモデルが、イヤホンやケーブルも付属しない、まんま本体のみがビニール袋に入って、忘れた頃にいきなり送られてくりゃあムっとする。

人によっては、アップルの思惑通りに新しいモノに替えてくれるんなら御の字という場合もあるだろうが、個人的には現行モデルの iPod nano はあまり好みでは無い。もし事前にその旨伝えられていたら、送付時点では取り立てて問題も無く動作していたことも鑑みて、たぶん交換プログラムには申し込まなかっただろう。

2ヶ月も前に始まったことを、今更蒸し返して事を荒立てるつもりは全く無いのだが、日本には古来より「トラブった時には菓子折」という伝統があり、我地元では、大手まんぢゅうというのが定番になっている。大手なんたらがいったい幾らするのか買ったこともないので知らないが、おそらく一ヶ百円もしないと思われるので十ヶ入りでも千円以下だろう。 ちなみに、コイツは専ら他人様に差上げるモノで、貰って食べることはあっても自分で食べる為に買うヤツは少ない。(たぶん)

要するに、アップルに大手まんぢゅうを持って来いとか、越後屋よろしく菓子折の底に金子を忍ばせろ、などと悪代官のようなこと言うつもりも無い。けっして金額の多寡ではなく、気持ち問題なのだ。せめて価格的にも直近上位の16GBモデルであるとか、8GBモデルなら販売されている製品版と同様に、ちゃんとケースに入ってイヤホンやケーブルまで付属している製品を送ってくるなりの、誠意を示して欲しかった。

何が言いたいかといえば、我国では相手のミステイクでトラブったら、等価交換で納得するようなアメリカンなヤツは少ない、ということだ。

う〜む、やっぱケチ臭いなあ。新年早々セコイ始まりになっちまったぜ。


…ということで、今年もヒトツよろしく、です。

2012年01月吉日 Hexagon/Okayama, Japan

[2012.01.01] 泣く子も笑う、謹賀新年♪〜より転載&加筆修正

2011年12月29日木曜日

iPad ミュージックアプリの憂鬱

今年も残すところあとわずかだが、そんなこととは全く関係なく、iPad のミュージックアプリの使いにくさにはうんざりする。

Mac OS X の iTunes のように、ユーザが任意で表示方法を変更できない仕様になっていることが、諸悪の根元である。

画面下部には、プレイリスト/曲/アーティスト/アルバム/その他等のボタンは配置されているが、いずれも表示モードの選択ではなく、ソート順位の変更に過ぎない。ソート順位なんぞはわざわざボタンに設定するほどのものではなく、iTunes と同様にリストの項目名を選択すれば済むことなのに、そのような機能は全く用意されていない。

検索機能もインデックスがあればさほど必要とも思えないが、使えるのは画面右端にインデックスが並んでいる時に限られる。インデックスが無く検索機能が必要な時にはなぜか使えないという、ムカつく仕様である。

そのキャパから数千曲が格納できる iPad であるが、それを曲名のアルファベット順に並べて順番に聴きたいユーザがどれほどいるのだろう。せめてアーティストやアルバム単位でまとめて一覧表示できればと思うが、曲名一覧機能のみでジャケットすら表示する機能もない。かといって、アーティストを選択したらしたで、複数アルバムに跨がった連続再生機能がない。複数アルバムが表示されているにもかかわらず、最初に選択した曲があるアルバムを1枚聴いたらそれでお終いになってしまうなどという呆れた仕様は、一体どこのバカが決めたのだろう。(スティーブが生きていたら、即刻クビ間違いなしだな)

ま、プレイリスト編集機能も一応備わっているし、曲の選択に関しては非常に使いやすくできているので、面倒だがわりと頻繁にプレイリストを作成して凌いでいる。
しかし、でき上がったプレイリストから再生しようとすると、これまたジャケット表示機能なしという、液晶画面の小さかった iPod 以来全く進歩していないインターフェイスである。それどころか、再生中の曲でさえ別ルートで検索した結果には、同一アルバムの同じ曲であっても再生マーカーはついていない点などは、旧来の iPod 以下である。

再生中のアルバム表示機能はあるが、アルバムジャケットの全画面表示から曲名リストヘ移行した時のインターフェイスは選択画面とは異なる黒バックで、再生中の曲名に付くマーカも曲名の右側から左側へと変化するという統一性の無さだ。選択画面のグレー背景よりは遥かにマシだと思うが、なんでこっちのインターフェイスにしないのか明確な理由は解らないし、わざわざ2種類のインターフェイスを持たせる意味はもっと理解不能である。

プレイリスト自体を選択するモードでは、写真アプリのようにそれらしくスタックされたジャケットを表示するのだが、こちらも黒バックではなくグレー背景で、プレイリスト選択が終われば縦にしようが横に向けようが、ただひたすらリストのみでまるでそっけないことこの上ない。

また、写真アプリとちがってプレイリストごとに作成されるスタックをピンチアウトしても何も起こらない。せいぜい下に隠れたジャケットが表示される程度で、それなら最初からスタックになどせず、広げときゃいいだろうが、と思わずにいられない。

ソート順位のボタンも、iPhone の様に編集機能で配置変更できるわけでもなく、邪魔なミュージックストアへ誘導するボタンを視界から消すこともできない。個人的にはよく使う、ジャンルごとの分類もアルバム・アーティストの違いはは全く無視され、曲名のアルファベット順オンリーで全く使えない。

だいたい、ひらがなと漢字の全角の間に半角アルファベットが食い込むような並び方をおかしいと思わないのだろうか?

ジャンルの選択も「その他」の末席に押しやられ、その一覧表示には例によってあのダサいジャンルアートが表示される。いっそ、iPhoto のイベントのようにそのジャンルの代表的なアルバムジャケットをユーザの任意に選択させてくれりゃ可愛げもあるんだが、前述のように全くユーザにはカスタマイズを許さないガチガチの石部金吉金兜仕様である。

唯一救いは、複数アルバムがあるアーティストを選択したときの表示で、ジャケットも表示されるだけでなく、リストをスクロールさせても次のアルバムジャケットが表示されるまでその場に残って、曲とジャケットの関連性を保とうとするという秀逸さである。iPod や iPhone ではなかった年代の表示機能まであり、デフォで年代の古い順に並べられる。願わくば、ソート順位の選択と表示モードの切替え機能つけてもらいたいものだ。

iPod、iPhone と比べて画面が大きい分、音楽再生機能が使いやすければ非常に強力なオーディオ装置の一翼を担う可能性を持つ iPad であるが、あまりにもマヌケなユーザインターフェイスに落胆させられる。同じ純正アプリである「Remote」とも全く異なるユーザインターフェイスを持たされた背景にどのような事情があるのだろうか。そもそも「Remote」自体別アプリである必要もないと思うのだが、ビデオ再生機能などどんどん分断化され使いにくくなっているような気がする。

「Remote」に関して言えば、「逆 Remote」の機能があれば、と思う。Mac から iPad をコントロールする「逆 VNC」みたいなモノで、Mac の iTunes の音楽やビデオを少し離れたところにある iPad とそれの接続されたスピーカに音を飛ばすことができて便利だと思う。要するに、Apple TV の iPad 版だな。機能の直交性という観点からの興味に過ぎないのだが、これができるのならあれもできるだろうという単純な発想。

かつて、Macintosh のユーザインターフェイスはそういうところからユーザに使いやすさを提供してきたはずだ。あれとこれは別だから…と、コマンドや機能の直交性、最近は随分少なくなったように思う。

ゲームセンターみたいなアプリを出荷時プリインストールするくせに iBooks や Find iPhone をわざわざ後からダウンロードさせてみたり、標準で時計や電卓さえも無い環境には、理解に苦しむことが多い iPad である。

ネットではすでに次期 iPad の仕様についてまことしやかに噂されているようだが、このまま安易にハードウェアの新製品で性能向上を図るより、アプリ周りの足下を見直した方が良いと思うんだけどね。


…ということで、来年もヒトツよろしく


2012年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan



[2011.12.29] iPad ミュージックアプリの憂鬱〜より転載&加筆修正

2011年11月30日水曜日

iPhone 4S, iPad2, iOS5, Lion, iCloud, MacBook Air, etc.


ステーブ亡き後、小ネタも無いことも無いのだが、なにか今一つヌルイというか、更新のモチベーションも上がらない。

iPhone 4S は、iPad 2 とともに十分に快適であり、取り立てて不満はない。個体差はあるようだが、アップデートによりバッテリーの消費に関しても、我 iPhone 4S は改善の兆候が見られる。

iPad 2 の、というか iOS5 上における iPad 2 の ミュージックアプリのユーザインタフェイスには不満もあるが、こればっかりはアップルが問題意識を持ってヤル気を起こさないとどうにもならないことだ。

ネットを検索しても、現状のミュージックアプリに関して不満を述べている意見は多くないようだし、たぶんそんな気もないのだろう。(優先順位が高くない、という意味で…)

ライヨンもこちらが慣れてきたせいもあって、Mac OS X そのものは安定してきているように思う。しかし、MobileMe から iCloud 移行に伴う諸々の不具合に関しては、その仕様の問題だけではなく iCloud サーバの不調によるトラブルも未だに多い。

もっとも顕著な問題としては、「どこでも My Mac(Back to My Mac)」に関する不具合である。従来、MobileMe & Snow Leopard 環境では実現されていたことが、Lion & iCloud では出来ないまたは出来ても不安定なことが多い。(どこでも My Mac って、考えてみるとなんかマヌケな名前だな)

ユーザには盛んに iCloud への移行を誘う割には、その安定度自体もうすでに末期になってしまった MobileMe に比べても見劣りする。iOS 機器が絡んでいない環境で使用しているユーザは来年6月まで引っ張った方が無難かもしれない。

巷では(というか、主にネット上の話なんだが)MacBook Air の15インチモデルの噂も散見されるが、個人的にはたぶん 1.5Kg 越えになるであろうノート型なんぞに “Air” という名称は如何なものかとも思う。おそらく、New MacBook ナントカということで新しいシリーズをでっち上げるつもりなんだろうが、機能を限定した大画面ノートにそれほど需要があるとも思えない。

それより、Thunderbolt Display の21.5インチモデルをリリースしてくれたほうがありがたい。

現行の 27インチ Thunderbolt Display は、その価格はさておき機能面においては MacBook シリーズを使用するユーザにとってはほぼ理想の形に近い。ただ、27インチというその画面サイズはちょっとデカ過ぎると思う。確かに、昨今の高画素化されたデジカメ写真の閲覧・編集にはそのサイズが生きてくる場面は多いのだが、MacBook Air 11& 13 インチモデルを使用しているユーザにとって、何もそこまで大きくなくてもいいんだが…、という気持ちもあるだろう。

以前、MacBook (Late 2008) とともに使用していた LED Cinema 24 が快適だった(が、それほど安くはなかった)ことを考えても、そこそこのサイズでより低価格な製品に対する需要は少なくないはずだ。部品としての共通化という観点からも、売れ筋の上位に iMac 21.5 インチモデルが存在する現状で、なぜ 21.5インチ Thunderbolt Display が製品ラインナップに無いのか、不思議なぐらいである。

これは、以前より Mac Pro や Mac mini など外部にモニタを必要とするモデルがありながら、その標準的な組合わせで実現できる理想環境に関して非常に消極的なアップルの姿勢の表れであり、バカぢゃねえの?…と、常々思ってきた問題でもある。

かつて、その安さに負けてサードパーティ製の激安モニタを Mac mini に繋いで使ったことはあるが、そのチープさといったらマックユーザとして我慢ならない品質であり、たとえ人に見られることがなくても自分が目にするだけで恥ずかしく思うことしきりであった。いくらなんでもこれは Mac mini に対しても失礼だろう、と早々に純正島根に切替えた経験があるが、アップル製品特に周辺機器に対する価格設定が、そのような過ちを増長しているように思う。

だいたいにおいて、アップルは製品発表時には鳴物入りで革命的と自画自賛する製品であっても、その後の研鑽というかより改良・改善しようと気概に欠けるところがある。
一例、二例を挙げれば、iPod Hi-Fi や AirMac Express などだ。

2006年3月に発表された、[M9867J/A] iPod Hi-Fi:42,800円(税込)は、当時周辺機器としては珍しく、アップルのサイトでトップページを飾った数少ない製品である。現状では、7V(FireWire)充電に対応する iPod は初代 iPod touch が最後であり、巨大充電器としても活躍の場は限られるし、パートナーとして AirMac Express が必修となる。

iOS 機器で「AirPlay」の機能を標準で搭載しながら、飛ばした音楽を受ける相方はテレビに接続しないとどうにもならない Apple TV のみであり(それもデジタルオンリーの角コネクタだ)、スピーカやサウンドシステムの類いは全てサードパーティ任せで、これまたこのジャンルにはろくな製品がないことも不満を加速する要因になっている。

AirMac Express などは、2004年6月発表の [M9470J/A] 以来 2008年3月に一度だけ [MB321J/A] に更新されて以降音沙汰無しである。比較的頻繁に更新されている AirMac Extreme には音声出力など付ける気はさらさら無さそうな現状では、より小型軽量化された AirMac Express が望まれるところであるが、そのようなユーザの声は絶対にアップルには届かないようになっているらしい。

とりあえず、現状の製品ラインナップに望む極個人的要望をまとめて列挙すると以下のようになる。

1.Thunderbolt Display 21.5 または 24 インチモデル(価格は5万円以下でね)
2.AirTunes 機能内蔵で 5V(USB)充電対応の iPod Hi-Fi または iPhone Hi-Fi(こちらも価格は出来れば3万円以下が望ましいが、音質と機能によっては5万円までなら許そう)
3.小型軽量化されたデュアルチャンネル同時通信機能搭載の AirMac Express(できれば5千円程度で)

この他にも、漠然とした要望ではあるが、AirPlay 専用アダプタ(音声&映像)とか、なにかもっと iOS 機器と Mac の擦り合わせ的な製品を望みたい。

実在の製品では、初代 iPhone が登場した時ついでに発表されたやたらにデザインがカッコいい [MA817LL/A] iPhone Bluetooth Headset のリファイン復活版とか。アップルが自ら葬り去ったモノは枚挙に暇がない。もちろん、機能・性能・価格という点で見事にすべった製品、外した製品も無いわけではないが、できれば再考に値する逸品もある。

ま、一個人の見解に限れば「こうすりゃいいのに」と思うことは多々あるメーカであるが、いろいろ大人の事情もあるんだろうなあ。

しかし、こうしてみるとこのサイトの更新意欲というのは、アップルに対する不平・不満や怒りといった、いわゆるひとつのネガティブなパワー、負のチカラみたいなものに依存していることをひしひしと実感する今日この頃、である。

…ということで、来月もヒトツよろしく

2011年11月某日 Hexagon/Okayama, Japan



[2011.11.30] iPhone 4S, iPad2, iOS5, Lion, iCloud, MacBook Air, etc.〜より転載&加筆修正