2011年9月2日金曜日

謎の多い仕様変更


この使いにくい iWeb での更新をいったいいつまで続ける気力が維持できるかわからないけど、その日が来たら真先にお知らせするつもりです。なんちゃって。

しかし、マジで気力が失せそうな今日この頃、まことに腹立たしいライヨンの仕様変更について一席。

ファイルのコピー、または移動をしようした時、対象となる階層にすでに同名のファイルが存在する場合は、その処理方法を選択するダイアログボックスが表示される。この処理方法の選択内容が、今回変更された。それも大バカヤローな選択内容に、…である。

従来のスノレパまでの選択肢は、「置き換える・中止・置き換えない」の三択に、「すべてに適用」というオプションを加えたものであった。 
たとえば、いくつかのファイルが重複している場合、コピー先のファイルを優先して重複していないファイルのみをコピーまたは同一フォルダにまとめたい時などは、すべてに適用にチェックを入れて「置き換えない」を選択すればよい。

また、更新目的で「置き換える」を選択する場合は、事前に適当なラベルカラーでも選択していれば、色によって置き換えられたファイルとそうでないものの識別も容易で、比較的よく使うファインダの便利な機能である。

ところが、なにを血迷ったのかライヨンでの選択肢は、「置き換える・中止・両方ともファイルを残す」である。その上、重複するファイル名さえも表示しようとしない手抜きぶりで、一体何をユーザに伝えようとしているのかわからないが、単なる警告であり、何も伝えるつもりはないのかもしれない。

その結果、「両方ともファイルを残す」を選択しようものなら、「〜のコピー」というマヌケなファイル名のついた大量の重複ファイルの出来上がり、となる。

古くからのマックユーザの間では、「名称未設定」と並ぶ恥ずべきファイル名であり、パワーユーザ度(≒ファイル管理能力)を測る指標として、この二つを検索すればだいたいわかるという、忌まわしきファイル名でもある。当然「名称未設定のコピー」などは言語道断であり、自分の管理下にはただのひとつたりともあってはならぬ、…と考えているギークは多いと思うな。

この場合、「置き換える」を選択すれば少なくとも重複は防げるわけだが、同一ボリューム内の移動ならいざ知らず、別ボリューム間でギガバイトオーダーの動画ファイルなどをまとめようとすると、とんでもない無駄な時間と領域が浪費されるのだ。

だいたい両方ともファイルを残すぐらいなら、最初っから別の階層にコピーまたは移動するに決まっているだろう。勝手に変更をされたファイル名を修正するという、余計な作業を強いられるだけでなにもメリットは見いだせない。

はたして、どんな状況を想定しているのだろうか?また、なぜ従来の選択肢をわざわざ変更する必要があったのだろうか?とりあえず、 250箇所、なんでもいいから変えてみたかったのか?

こんな例はほんの一部に過ぎない。ライヨン特有のいったいなにを考えているのかわからない、数多い謎の仕様変更の一つである。

あちこちのアップル系ニュースサイトでは、スティーブ不在のアップルの将来についていろいろ取り沙汰されている。

最高経営責任者から会長にステップアップしただけなんだから、そんなに変わるわけねえだろう、と個人的には高をくくっているのだが、なにせ本社内のカフェテリアのメニューやら、社員の通勤バスの運行管理にまでに口を出す御仁である。

その影響は今年初めの健康上の理由で休職した時点から、もうすでに出始めていたのではないか。そんな、新たな心配の種を感じさせる材料、実は探せばあちこちにある様な気がする。


ま、まいどおなじみ重箱の隅的な話ではあるが、CEO 辞任後のスティーブの一日がこんなだったら、何も心配はないけどね。


ところで、会長はライヨンは使ってみたのかい? …と、聞いてみたいものだ。


…ということで、今月もヒトツよろしく


2011年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

[2011.09.02] 謎の多い仕様変更〜より転載&加筆修正


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