2015年12月30日水曜日

12月の定点観測:2015

今年も押し迫って、もう明日は土壇場の大晦日だ。

ここ何日か、やっと冬らしい寒さが戻ってきたようで、近場の移動もセローではそろそろ辛くなってきた。

最近、乗る機会が減っていたミニだが、乗らなくても部品の劣化は避けられず、故障は割とまめに発生する。

先日など、ブレーキランプが全く点灯していないことに気がついたのである。夕暮れ時、信号待ちでブレーキを踏んでいるのに、バックミラーに映った背後のトラックの前面が妙に暗い。試しに何度か踏み直してみるが、何の変化もない。

慌てて脇道に逸れ、壁際へバックで近づけて確認してみるが、やはり点灯していない。早めに修理しておかないと追突されても面白くはないし、そうでなくても対戦相手によっては、イチコロな可能性も高いミニである。

早速、萬治屋の社長へ連絡、左右同時に玉切れとは考え難いが、いったい何が原因だろうかと問えば、即座にセンサースイッチの故障だろうという答えが返ってきた。ブレーキベダル上方にある、スイッチの不具合が原因で発生するいわゆる定番らしい。ペダル操作で、誤って蹴飛ばしたりした場合でも起こるので、単に外れただけなら繋ぎ直せば良いとのことだ。

やおら、運転席足下に潜り込んで確認してみるが、ダクトチューブなどもやたらに入り組んでおり、辺りはもう暗くなり始めているせいもあって、目視では直ちに発見出来そうにもない。もし、部品そのものが悪けりゃ結局修理に持込むことになるので、交換部品の在庫があることを確認した上で、そのまま中撫川のショップへ向かうのが得策と判断した。

案の定、カプラが外れたことなどが原因ではなかった。配線直結では点灯しているので、もちろん玉切れでもなく、スイッチそのものの故障であることが確定した。

ただ、最近入手可能な互換品は、あまり出来が良くないからこれも果して何時まで持つのやら分からない、などと修理完了早々にも拘わらず、いきなり不安になるような話も聞かされる。

なんでも安くなってくれるのは有難いが、品質もそれなりのモノが増えているようで、だんだんミニの互換部品もそんな選択肢しかなくなってきているようだ。従って、至極当たり前の話なんだが、旧い車に乗っている限り、以下のような仕業点検も必修項目となる。

◎ブレーキランプを始め、灯火類全般の点検
◎冷却水及びブレーキオイル、エンジンオイルの点検
◎タイヤ及び足回り全般の点検

ま、そんなわけで、命が惜しけりゃ点検を怠るべからずという認識も新たにした年末、今年最後のキリンビール12月号だ。


2015年12月21日月曜日

雑談の散歩道:其の六

巷では、クリスマスセールも酣である。

アマゾンでも今なら「クリスマスイブまでにお届け 」という文字も踊って、如何にもシーズン真っ只中という雰囲気を盛り上げてくれる。

景気回復、延いては日本経済の更なる発展のためにも、せめてこの時期だけでも、せいぜい無駄遣いをしようではないか。

ところで、この酣(たけなわ)という言葉、耳で聞いている分にはごく自然に聞き流せるのだが、文字にしてみると思わず、へ?、す?となっちまう。何が酢(す)だって?酢酸か?

ま、平仮名で書きゃいいんだが、宴もたけなわとか飲み会とかの酒の席ぐらいでしか聞かない。酩酊状態の酔っ払いには、いったいどんな竹と縄なんだろうというあらぬ疑問も湧いてくる。そんな配慮から、一応本来の意味である、最も盛んな時を表す言葉として、漢字で書いてみただけである。

通販の場合、幾ら宅急便が頑張ってもイブを過ぎちゃ興醒めだ。よって、今日辺りがピークだろうから文字通り、酣なんである。

とまあ、酉(さけのとり)が付く文字をいろいろ釀してみたわけが、さて幾つあったでしょう。

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。

「インドアで楽しむアウトドア」シリーズの第二弾、久しぶりに購入したスイスアーミーナイフのそのまたまた続きである。

2015年12月8日火曜日

雑談の散歩道:其の伍

今年も、ついに12月がやってきた。

だからといって、何が嬉しいわけでも、とりたてて慌ただしいわけでもないのだが、何となくバタバタしていないと歳末らしさも盛り上がらない。

この時期、自分用のクリスマスプレゼントを買うことが当たり前になって久しい。そりゃ確かに、貰って嬉しい花一匁ではあるものの、本当に欲しいものはやはり自分で選びたい、というのが世知辛い本音だったりする。

そんな拘りを捨てきれない人の為に、クリスマス気分で一杯なアマゾンへのリンクも充実させたので、そのへんもひとつヨロシク。

先月あたりには、ビクトリノックスからも「クライマー・スペシャルエディション・ホワイトクリスマス」という限定版も発表されたようだが、残念ながらショップ限定らしくアマゾンでは取扱がない。

ま、この手の商品、私らのような安売りでなけりゃ買わない連中など、端っから相手にしていないのが毎度のお約束になっている。

それにしても、なんでトラベラーでなくクライマーなのか、国内向け製品の命名法に関する矛盾が発覚したようなものだが、今さら変えるわけにもいかない、お家事情も見え隠れする。

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。

「インドアで楽しむアウトドア」シリーズの第二弾、久しぶりに購入したスイスアーミーナイフのそのまた続きである。


2015年11月30日月曜日

11月の定点観測:2015

いよいよ11月も終わって、年末モードに突入だ。

作業台下のオイルヒータも、少し前から既に稼働中である。先日は、ついに石油ストーブも出して灯油も入れたし、冬を迎える準備も着々と進んでいる。

毎年、この時期になると、あらためて冬が来たことを認識する。それは、最初に点火する石油ストーブの排気が、記憶している冬の臭いを思い出させるからだろう。

そろそろ、今月の定点観測の準備をしないといけない時期も迫っているのだが、遅々として進まない。これは、一重に出来の悪い SIGMA Photo Pro 6 と、コンピュータの処理能力向上に極めて怠慢なアップルのせいであって、決して私の所為では無いのである。

とはいえ、もう十分に切羽詰まっているので、毎度の見切り発車も致し方なしのキリンビール11月号だ。


2015年11月22日日曜日

雑談の散歩道:其の四

今月で、そろそろ半年が経過した。

なんのことかといえば、5月に購入してから順調に走行距離を伸ばしているセローである。燃費の方も、だいたい 37km/ℓ前後で推移していたのだが、最近3回目のオイル交換を終えてからは、ついに40km/ℓ越えを連発するようになった。

これは、時間の経過と共にだんだん擦り合せができたせいに違えねえなどと勝手に納得していたのだが、よくよく考えたら無謀な林道アタックを控えるようになったことが、一番の要因のような気もする。

非力な小排気量の単気筒故に、大人しく走ればそれなりの貢献もしてくれるようだ。おかげでミニの方は活躍の頻度が下がってしまったが、燃費でダブルスコア以上の差をつけてりゃ経費的には良い傾向といえるだろう。

とはいえ、そろそろ秋も深まり冬の気配も近づくにつれて、またまたミニの出番が増えてきそうな、根性無しの今日この頃である。

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。

「インドアで楽しむアウトドア」シリーズの第二弾、久しぶりに購入したスイスアーミーナイフの続きである。

2015年11月13日金曜日

雑談の散歩道:其の参

霜月、十一月である。
そして、今年3回目になる13日の金曜日である。

先日、久しぶりにセローで出掛けたのだが、情けないことにものの1時間も走らぬうちに、寒さに耐えかねて帰って来てしまった。もう、冬が近いことを実感した今日この頃。

何も出来ないままに終ってしまった感のある10月だが、晴天に恵まれた日が多かっただけに、まことに惜しいことをしたものだ。1年のうちで一番好きな季節は、なぜかいつも万全の態勢では臨めない。そういう巡り合わせになっているのだろう、来年こそはと思いながら、毎年毎年同じようなことを繰返している。

たぶん、暑い夏のうちに何か準備をしておかないと間に合わないのかもしれないが、毎度出たとこ勝負のキリギリスな生き方を続けている限り、それは難しいな。

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。

「インドアで楽しむアウトドア」シリーズの第二弾、久しぶりに購入したスイスアーミーナイフのお話である。

2015年10月30日金曜日

10月の定点観測:2015

またまた、1ヶ月も更新をサボってしまった。

なんと、今月もよろしくが無くて、いきなり来月もよろしくになってしまうという為体だ。

もう、いっそのこと月刊か季刊にしちまうかとも考えたのだが、もともとが気紛れ頼りの更新である。仮にその周期が延びたとしても、いついつまでには更新しなければ、というプレッシャーに耐えられるはずがない。

で、結局は従来通りの「気が向いたと記」というスタンスを維持していこうと決意も新たにした今日この頃、相変わらず怠慢にも程があるキリンビール10月号だ。

2015年9月30日水曜日

9月の定点観測:2015

暑さ寒さも彼岸花…、なんちゃって。

なんと、ほぼひと月ぶりの更新である。

今月もヒトツよろしくと言ったきり、何の音沙汰もなく、もう来月もヒトツよろしくになってしまうのだ。

一応言い訳をしておくと、今月はまことに不幸な出来事に遭遇するハメにもなり、身の回りにもいろいろとゴタゴタがあったのだ。

といっても、直接我身に災難が降りかかったわけでもない。それはそれで不幸中の幸いなんだが、一歩間違えば当事者になった可能性もあるわけで、何かと考えさせられる事件だったりする。

そんなわけで写真やアウトドア、ましてや単車ネタなどで能天気な雑談をしている場合ではなかった、…とはいえ、それでも勝手に時は過ぎて行き、いつのまにか今月も土壇場のキリンビール9月号だ。


2015年9月1日火曜日

雑談の散歩道:其の弐

一気呵成に物事を進めようとすれば、弊害も出る。

あまり短時間に解決を望むより、少し落着いて頭を冷やしながら、そして足下を確認しながらでないと、ロクなことにならないようだ。

カメラバッグに限らず、お道具類というのは実際に使ってみないと分からないことも多いのだが、昔と違って得られる情報も格段に増えている。同好の士が語る経験談や評価記事も然る事ながら、最近の高画質動画からは、従来にはなかった新たな視点からの情報が得られるだけでなく、それこそ量的な換算だけでは表せないほど、膨大な情報量をもたらす。

意図的な映像というのも、確かに存在するだろう。だが、主観という点においては書かれた文章より、もう少し見る側に委ねられているような気がするのだ。映像を眺めながら、旅行気分に浸るのと同様に、登場する道具類について色々調べてみたり、…と。

そんな、インドアで楽しむアウトドアがあっても良い。

2015年8月30日日曜日

8月の定点観測:2015

毎月恒例、土壇場の更新である。

と、定点観測の月末更新を済し崩し的に既成事実にしてしまうのだが、これといった大ネタもないので、致し方あるまい。

ところで、「済し崩し」には、成り行きを利用して有耶無耶してしまうような、ネガティブな意味合いはないらしい。

ここでは、その時の雰囲気に任せて事を進めようとする、姑息な行為として使っているが、元々は借りた金を徐々に支払うことを意味する語であり、物事を少しずつ片付けていくとか徐々に物事を行うことなど、まことに堅実でポジティブな行いを表す言葉なんである。

しかし、少しずつの積み重ねで徐々に変化させ、結果として一方的な結論に導くやり方には、どうしても悪いイメージが付き纏う。徐々に物事を行うといえば穏健な雰囲気もあるのだが、言い方をかえればズルズルとかジワジワとか、相手が気付かないよう徐々に形勢を傾けて、その勢いで物事を進めようとする様なども連想できる。

例文などにも、「既得権を済し崩しに形骸化していく」という風に、「済し崩し」自体にネガティブな意味はなくとも、結果としての文章全体からはプンプンと負の臭いというか、悪意みたいなものが漂ってくる、そんな表現で使われることが多い。いにしえより、巧妙な悪事は堅実でなければ成就しない事になっているし、完全犯罪はバカには無理だというのも道理である。

ちなみに、上記の「姑息な行為」という表現は、本来の「一時しのぎ」の意味で使っているが、一般的には「ひきょうな」という意味で使う人の方が多いそうだ。

故事にまつわる表現などは時代と共に変化するもので、必ずしも誤用と言い切れない使われ方もある。いわゆる諺などに多い、〜から転じてと表現される場合だが、言葉の民主主義みたいなものを振り回せば、元々の意味や正否正誤または正邪は関係なく、多い方が勝ちになってしまう。それも如何なものかと思うが、例えば「玉石混淆」よりは、「玉石混合」の方が意味が通りやすい気もするのは確かである。

「汚名挽回」みたいな表現は、思わず聞き流してしまいそうになるが、汚名返上/名誉挽回の真ん中を略してしまうと、意味が変わってくる。挽回すべきは名誉であり、汚名は返上するもの。そんなもん挽回してどうする? というツッコミも入れたくなる。

だが、これとて返上すれば結果的には挽回したことになるというこじつけも可能だし、汚名返上/名誉挽回の省略形と見れば、それ自体意味を持つ熟語でさえ無い。

それでも明らかな間違い、それも自分でも笑っちゃうような表現にならぬよう気をつけようとは常々考えているのだが、油断するとつい普段の勘違いに気付かずに使ってしまう場合もある。

まあ、それがどうしたというわけでもないのだが、昨年と同様に今年も夏らしい8月の空には巡り合うこともなく終った、キリンビール8月号だ。

2015年8月20日木曜日

雑談の散歩道:其の壱

暑い暑いと言っている内に、はや八月も半ばを過ぎた。

ここ何日か、朝夕の気温もグッと下がって過ごしやすくなっている。まあ、このまま秋に突入するとも思えないので、その内また暑さもぶり返してくるに違いない。

SIGMA DPM による写真の方は相変わらずサッパリだが、iPhone によるお散歩記録みたいなモノは、どんどん増えて充実の一途を辿っている。

だが、先月あたりからの出掛けた記録を見ると、持ち出している装備というか主にバッグ類なんだが、毎回マチマチである。なかなか、定番になりえるモノがないので、未だ迷走が続いている。

2015年8月17日月曜日

業務連絡

システム障害情報(www.hexagon-tech.com)
2015.08.17/18:00 頃よりサーバダウン
20:30 現在、復旧の目処は立っていない。
2015.08.18/06:00 暫定復旧
原因は、無停電電源装置の不具合の可能性あり。

2015年8月10日月曜日

雑談:道具または機材など

暑くて暑くて、サイトの更新も侭ならない。

という言い訳ぐらいしか思いつかないほど暑苦しい八月も、はや十日が過ぎようとしている。相変わらず、撮影行というよりデイキャンプの真似事みたいなことばかりやっている、今日この頃。

しかし、さすがに今月に入ってからというもの、晴れた日の気温は尋常ではない。下手にセローなんかで出掛けようものなら、年寄が無事に生還できる確率は著しく低いに違いない。


2015年7月31日金曜日

7月の定点観測:2015

もう恒例になった感もある、土壇場の更新である。

いっそ定点観測も、月末のお約束事にしてしまえば言い訳も必要なくなる。毎月末に発売の、定期刊行物みたいに。よし、来月からはそうすることにしよう。(またまた行き当たりばったりな、その場の思いつきだ)

左足の痛みは未だ癒えたわけでは無いが、取りあえずで購入したラフ&ロードの簡易版プロテクタもすこぶる按配が良い。

おかげで当初危惧されていた、転倒恐怖症により暫く乗れなくなるのではという心配もどこ吹く風で、天気が良ければ相変わらずセローの出番は多い。

どうせなら、もう少し凝ったニーシンガードやらエルボーガードとのセット物にも興味を示すなど、逆に何処からでもかかって来やがれ的な状態になりそうで恐い。

我ながら懲りないというか、物欲には限りがないものだと呆れているのだが、そんな取り留めのないお道具類の楽しみに乗せた、キリンビール7月号だ。


2015年7月26日日曜日

雑談:テント〜など

火遊びの続き、である。

恥多き80年代、L.L.Bean やら Coleman やらのカタログに感化され、アウトドアグッズを買い散らかした苦い想い出も、いつしか忘れ去られていた。

かつて購入したものの使う機会に恵まれず、そのまま倉庫や押入れの肥しとなっていたモノも多い。それでも、最近ではそれらの一部は防災グッズの一環として日の目を見ることもあり、この季節になると意気揚々と購入した頃を懐かしく思い出している。

ミニによる撮影行では、ディレクタチェアやガスバーナーなど、定番のアイテムに限っては撮影現場での脇役としてそれなりに使用されることもあった。だが、それ以上に踏み込んだ使い方をしようとは思わなかった。

ところが、撮影行の足としてセローが加わってから、少し様相が変わってきたのである。せっかく遠方にまで出掛けても、夕方には帰路につかねばならぬ。日が暮れたら良い子はお家に帰りますでは、小学生の遠足レベルでしかない。常々、夜の部も欲しいオヤジとしては、少々物足りなさを感じていた。

夜の火遊びといっても、文字通り山や河で火を焚いて遊ぶ方である。くれぐれも火傷をせぬよう、大火事にならぬように気をつけた方が良いという点においては、まあどちらも同じかな。

2015年7月16日木曜日

雑談:カメラバッグなど

そういえば忘れていたが、7月である。

今年も、前々回の更新で半期の折り返し点に到達した。例によって、先頭ページを軽くするため今年前半の記事を別ページに送っているので、6月以前の「新・雑記/雑想」は、そちらを参照して頂きたい。

この時期、やたら雨の予報を出したがる気象台の予想とは裏腹に、そろそろ梅雨も明けそうな勢いのピーカン晴れで、その上猛暑日が続いている。台風も近づいているようなので、そろそろ雨の予報も当たるに違いない。

まあ、天気には全く関係なく、撮影に対するモチベに反比例するかのように、ツーリングに対するそれは、気温と共に上がりっ放しである。天候不順な日もあるこの時期、ともすれば雨具の現場検証に託つけてまで出掛けようとする始末だ。

そんな気紛れによって発生したイベントの管理も、主に iPhone で撮影したデータを Dropbox 経由で各端末へ自動同期をかけているので、忘れようがない。だが、それを公開するにあたって、披露するべき DPM 版の写真の方が、イベントの内容に見合う程には無い。

おかげで枚数こそ少ないものの、当該イベントで撮影した未現像、未整理な写真は溜まる一方で、ぼちぼち収拾がつかなくなってきた。

いくら不良在庫といえども、あまり賞味期限を過ぎてもまずかろうし、カメラバッグに託つけた雑談に載せて、僅かづつでも放出しておこうと思う。


2015年7月10日金曜日

業務連絡

システム障害情報
2015.07.09/09:30 頃よりサーバダウン
2015.07.10/00:15 頃、復旧完了

[2015.07.10] 追記:経過報告など

昨日の本家システム障害は、主に自宅サーバに対する管理上のトラブルが原因で、ほぼ15時間に渡ってサーバが再起動不能の状態に陥った。

発端は、アップルから提供されるアップデータによるシステム更新。まあ、ネタになるほどのテーマでもないのだが、手間だけは結構かかったし、そのまま闇からゴミに葬るのも悔しいので書いておこう。

午前中、EFI アップデートを含む一連の山猫用アップデートを、外部から ARD で操作していた。ただ、一気に全てをアップするのではなく、あの忌まわしくも鬱陶しいことこの上ない iTunes 12 関連を除いて更新するために、手動による選択で行っていた。その理由は、もちろん iTunes のバージョンを 11.4 (18) に留めるためである。

再起動が必要になる、幾つかの更新プログラムを後回しにして、一通り作業が終った。その後、セキュリティ関連の更新と EFI アップデートをかけたのだが、トラブルは再起動の最中に発生した。

画面共有の再接続が、いつになく時間がかかっていたのだが、さほど気にも留めず接続を終了して、そのまま出掛けた。暫くして、客先のネットから確認のために、このページにアクセスするも繋がらない。

ARD 経由で、サーバコントロールを試みるがそれもだめで、PING も通らない状態である。おそらく、起動途中でなんらかの問題が発生して、ハングした状態であろうと予想される。

仕事が一段落した午後になってから、サーバを設置している実家に寄ってみた。少なくとも、ローカルネット上にはサーバが見えないようなので、電源ボタンの長押しで、強制終了をかけた。

ライオンサーバを山猫までアップして使用している自宅サーバは、普段モニタレスで運用しているので、そのままでは全く状況が掴めない。再起動時に、いつもは繋いでいないキーボードを繋いで、お呪いのごとくオプコマPRだけやって、そのまま次の仕事先に出掛けた。

夜になってから、帰社後に確認するとやはり同じ状態で繋がらない。いよいよ、自体は深刻かと思われたので、復旧用機材を持って再度現地まで赴いた。

Thunderbolt を筆頭に、IEEE1394b、USB3.0 ×4 と、入出力インターフェイスだけはやたらに充実している Mac mini である。そこで、ターゲットモードで再起動してみるが、メンテ用の MacBook Air 11 との接続で、アダプタ類を必要とせず最も面倒がないのは Thunderbolt である。

ショートケーブルを介して繋ぐと、外部ドライブとしては問題なく認識されている。だが、ディスクユーティリティでパーティション修復をかけると、赤字で「ボリュームのフリーブロックカウントが正しくありません」と表示される。

ま、キーが不正ですとか、B ツリーのノードサイズが正しくありませんとか、マスタディレクトリブロックのヘッタクレが云々などという深刻なエラーではなさそうだ。なので即座に修復をかけたが、再度確認しても同様のエラーが表示されることはなかった。

ところが、再起動してもやはり同じような現象で、起動途中で止まっている様子である。どうやら、物理的なハードドライブとしては問題がないが、起動システムのソフトウェア部分が破損しているようだ。

モニタのない現場では、埒が明かないので、会社に持ち帰って復旧作業を継続することにした。無停電電源や多くのデータ用ドライブ、モデムおよびルータ等のネットワーク機器が収まったラックから、バックアップ用の外部ドライブと共に本体を取外してバッグに詰めた。

念のために、モニタやキーボード、マウスなど一通りノーマル状態にした上で、再度ドライブの検証を行うがハード的には何も問題は見つけられない。結局、別の Mac の外部ドライブとしても、起動できないことが判明したので、バックアップからのレストアか、システムの再インストールしかないようである。

元々のトラブルのキッカケになった、今回の更新前のシステムに戻しても、またもやアップデートでコケられても面倒だ。かといって、フルバック取ってから初期化再インストールという、真珠湾からやり直し的な対処も、精神衛生上スッキリして良いのだが、完全復旧までの時間的なことを考えると気合いが入らない。

で、上書き再インストールという姑息な手段に頼ることにして、オプションキーを押しながら、復旧用パーティションの方で起動し、再インストールを行った。時間にして、トータル約30分というところで、起動可能な状態まで戻る事が出来た。

しかし、厄介なのはこの先の、WEB 共有までの復旧である。スノレパまでの、簡易的なパーソナルWEB共有なら話は簡単なんであるが、ライヨン以降廃止されたため、須藤さん頼りの一連の儀式を経なければ元通りなはならない。

だが、そんな厄介事はたとえ以前やったことでも、すぐに忘れて既に記憶の彼方であり、思い出すだけでも数時間を要した。夕方より始めた作業だったが、完全復旧が深夜に及んだのは、ほとんどこちらの設定に関する問題に、多くの時間を取られていたことが原因である。

今回も、下手にアップルの言いなりになってアップデートなんぞするとロクなことはないという、従来からの教訓はまたもや生かされなかったのである。

ぶっちゃけ、根本の原因を究明したところで、後に何かの役に立つわけでもない。ましてや、そんな不毛なことをする気にもなれないので、報告だけに留めておく。やれやれ、疲れたましたがな。


…ということで、ヒトツよろしく。
2015年07月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2015.07.10] 業務連絡 〜より転載&加筆修正

2015年7月6日月曜日

原付撮影行の練習:其の参

そろそろ慣れてきた練習編、其の参である。

最近、天気予報がよく外れる。とういか、岡山市の天気など、当てろというのは無理がある。

なにせ、南北に異様に長く延びる岡山市、中でも北区の天気など、岡山県全域の天気と変わらないぐらいバラエティに富んでいる。それほど北区は広いのだが、逆に言えばこんな広範囲では、予報自体にあまり意味はない。

それでも、あえて発表するなら「曇り時々晴れ、ところにより一時雨」しかあるまい。この時期、毎日曇りを基本に同じ予報でかまわんだろうし、年間を通してもこの予報が外れる日の方が少ないと思う。

県北の山間部へ行くなら、まず雨を想定するべきだろう。だが、予報は雨だったにも拘わらず、この日は終始降られることはなかった。

市町村合併により、旧来の町名や地域名が失われてしまった所も多い。新しい住所だけでは、おおよその場所を特定することすら困難になってくる。

岡山県北西部方面、かつての小田郡から広島県との県境付近に位置する、後月郡(しつきぐん)、川上郡(かわかみぐん)、阿哲郡(あてつぐん)辺りを巡った原付撮影行。言うなれば、岡山県西部方面編といったところだが、それが標題になるほどでもない。

ぶっちゃけ、ほとんど撮影行にもなっていない、単なるローカルツーリングでしかないのだから、…。

2015年6月30日火曜日

6月の定点観測:2015

またもや、土壇場の更新である。

今月は、6月9日、12日、23日、26日の計4回とひと月間全域に渡って訪れてみたが、晴天には一日たりとも巡り合わなかった。

といってもいずれも曇天で、最後の26日になってやっと雨天となった。なんと、6月に梅雨入りしてから、定点観測の現場では初めての雨模様である。

ま、雨さえ降りゃあ6月らしいだろうというのも安易だが、タイミングが合わず田植えの作業を見逃してしまったので、せめて雨でも降ってくれなきゃ様にならんキリンビール6月号だ。


2015年6月20日土曜日

原付撮影行の練習:其の弐

慣らし運転を兼ねた練習編、其の弐である。

内容的はまたもや倉吉方面だし、最終的には北条砂丘にある風力発電の風車のすぐ側まで行ったので、それを標題にしてもいいような気もする。

だが、そこが目的地だったわけでもない。

当初、国道484号線から県道372号線(林道)あたりで遊んでいたら、落合付近まで辿り着いてしまったので、それならついでに津黒高原まで足を延ばしてみようかと思い走り回ったところ、つい福本峠を越えて鳥取県に入ってしまったというのが経緯だ。

仮に最終訪問地を標題に据えるなら、時系列のまま話を進めていたんでは、標題が決まるのは最後の最後になっちまうほどの、あくまでも放蕩の末の結果に過ぎないのである。

ま、そんなわけで原付撮影行倉吉方面編(結果論)だ。

2015年6月14日日曜日

原付撮影行:準備の続き

原付撮影行の準備編、その続きである。

「転ばぬ先の杖」という諺もあるが、後悔先に立たずというぐらいだから、とりあえず転んでみないことには分からないことだってある。

前回の転倒による自尊心以外のダメージは、主にブレーキレバーとリヤフェンダーに集中しており、運転操作に直接影響が出るのはブレーキレバーだけである。

リヤフェンダーに関しては、共振による騒音程度なんで、割れた部分を再度ワッシャで挟み込んでネジの締め直しで誤魔化した。ナンバープレートは叩き直したので、羞恥心との折合いを付ければ済む話だ。だが、ブレーキレバーは曲がりを修正すると折れる可能性もあるので、この際交換することにした。

ま、転ぶとレバー類が曲がる折れるぐらいのことはごく当たり前で、ホントに転んでみなくても分かることなんだが、転んでただ起きるだけでは面白くない。どうせ替えるなら、転倒に対する対策が施された製品を試してみるのも一興と考え、可倒式のピボットレバーというヤツにしてみたのだ。

備えあれば憂いなしといえば聞こえは良いが、ぶっちゃけ転んだ後の杖であり、渇して井を穿つという気がしないでもない。

2015年6月9日火曜日

原付撮影行の練習:其の壱

撮り合えず、慣らし運転を兼ねた練習編である。

ヤマハ発動機が、セローに与えた基本コンセプトに「二輪二足」というのがある。林道などでは積極的に足をついて、ライダー自身も走破性の補助となるべく助け合う必要があり、そのためにシート高を低く設計し足つき性の良さを確保しているというのだ。

また、「走って、曲がって、止まる」というのが、一般的な自動車や単車の基本概念の三要素だが、オフロードバイクの場合には、もうひとつ「転ぶ」という要素が加わって、初めて成り立つようなところもある。

だからというわけでもないのだが、購入後二週間にも満たない先月末、ついに初転びである。正確には二転び半、といったところかな。

2015年6月5日金曜日

原付撮影行の準備

撮り合えず、慣らし運転を兼ねた準備編である。

もちろん、乗り手の方の慣らしというか練習がメインだったりするのだが、かつて乗ってきたどのトレールモデルよりも乗りやすく扱いやすいセローの特性は、長年のブランクを忘れさせるほどである。

ここ最近は、仕事の序でという口実で、近場を走り回ることが多い。しかし、ほぼ皆無に近い標準の積載能力では、普段持ち歩いている MacBook Air やそれにまつわるケーブル類や周辺機器などでさえ、それなりの対策を講じなければならない。

ましてや、従来車での移動ではあまり気を使うこともなかった撮影機材の積載方法などに至っては、以前の原付以上に根本的な再検討が必要で、撮影行の足としても何かと工夫が必要になる。

2015年5月26日火曜日

5月の定点観測:2015

何かと、慌ただしい5月だ。

今のうちに、出来ることはやっておかないと後悔しそうなので、少々焦り気味ではある。

だが、先が無いだけに後々に与える影響も少ないし、この先は何が起こっても、全て儲けと考えねばなるまい。 

ま、年寄りの冷や水も、若気の至りに比べりゃ学習機能が働いた分だけ、中々味わい深いモノもあるのだ。

先月に続いて、月末まで引張った定点観測だが、今回は多少季節感もある写真になった気がしている。それより気になるのは、撮影行の足として新たに導入した新人であり、そんな雑談に載せたキリンビール5月号だ。


2015年5月19日火曜日

倉吉線リベンジ:後編

「急がば回れ」という諺がある。

慣れぬ近道を通れば、道に迷うなどしてかえって遅くなる。それより、遠くても安全な本道を通る方が、結局早いというのだ。

「急がば回れ瀬田の長橋」に由来するのだが、一般的には「急がば」が前提にあることで、どっちが早いか、目標到達までの時間ばかりが重視されている。

だが、本来急ぐ時ほどリスクを避け、多少遠回りになっても安全で着実な方法を取れという戒めであり、時間の短縮は自体はあまり重要ではない。

急いでいる時ほど、目標に向かって一直線というのが人情だろうし、遠回りする時というのは、たいてい急いでいない時に限られる。

したがって、例え遅くなっても安全確実が肝要で、「結局」の意味するところは、僅かな時間短縮だけではないのである。要は、急ぐのは構わんが少し落着け、慌ててて怪我をするなということだろう。

平面的な地図を眺めていて、いつも気になるのは、A地点からB地点へ行く場合、一直線で最短距離を結んだ経路には、いったいどんな紆余曲折があるのだろうという興味である。

行き止まりや、少なくとも通行止めではない脇道や、未だ通ったことの無い道に出会うと、ついそちらの方へ行ってみたくなる。

で、急いでいる時も、そうでない時も目標に向かって一直線を選択することが多く、かなり高い確率で時間短縮には失敗する。

いや、それどころか、近くて早い本道を逸れて、遠くて険しい脇道を選択することも少なくないのだ。

まあ、それでも面白くないことが分かり切っている道を選ぶことの苦痛に比べれば、なんぼかマシだろうと考えている。

2015年5月16日土曜日

倉吉線リベンジ:前編

標題のとおり、倉吉線のリベンジである。

今回の足は、いつものミニ。五月晴れというほどではなかったものの、天気にもそこそこ恵まれて、走っているだけでも結構楽しめる。皮肉にも、今回の行程の方がハーレー向きだったのではあるまいかとも思った。

ただ、あまりにも無計画に、少々撮影対象を欲張り過ぎた感は否めず、後半の帰り道では DPM のバッテリーも尽き、我が身の方も疲労困憊である。

実は当日、早朝にはサンライズエクスプレスを狙って、熊山〜和気間の線路際へ赴き、その序でからスタートという、最近の定番みたいになっているパターンである。

昨年の夏以来、久々のサンライズエクスプレスであり、少しばかり間が開き過ぎたことで、例によってイマイチな結果に終った。そちらの方は、もう少しマシなモノが撮れてからまとめようと考えている。

そんなわけで前半は前フリとして、前回予定していたが果たせなかった因美線因幡社駅付近で撮ったものから、そして後半はその場で思いついた、こちらも前回不本意に終った倉吉線のリベンジへと続く。

2015年5月9日土曜日

我慢の限界までもう少し

皐月、五月である。

五月の別名、皐月(さつき)は、田植えをする月の早苗月(さなへつき)が由来となっており、新暦では6〜7月頃にあたるらしい。

ということは、今週あたりはまだ卯月(うづき)の続き、みたいなもんだろう。

負の連鎖の方も未だ健在であり、先日などはジムニー(JB32)のキーシリンダー不具合で始動不能になったと、家族からの支援要請もあった。

まあ、一家揃ってボロ車、もとい古い車ばかりに乗ってりゃ、そんなハプニングも珍しくないわけで、原因は主にすり減った上に相当歪んでいたマスターキーで、無理な力を加えたことによるものだ。

これなど、古いモノを大事に使う気構えさえあれば、もう少し先送りにできた問題のようにも思うのだが、あの連中にそれを望んでも仕方あるまい。

ただ、部品さえあればさほど深刻な故障でもないはずだが、こちらも既に生産終了からかなりの年数が経過しており、そう簡単ではないらしい。

当面、代替品が手に入るまでは予備キーを差しっ放しにして、すり減ったマスターキーはドアロックのみで使うよう指示したのだが、さてさてどうなることやら。

2015年4月29日水曜日

原付撮影行、其の弐

昨年、7月以来の原付撮影行である。

といっても、今までにも何度か原付では出掛けているのだが、とりたてて公開するほどの写真が無かっただけで、これが正味の二回目というわけでもない。

今月の前半は、あまり天気にも恵まれず定点観測以外の写真は、せいぜい桜ぐらいしか撮れていない。非力な原付と、もっと非力な撮影者の組合せでは、その撮影行も極々近場に限られるのは致し方ないところである。

せめて、単車の方にもうちょっとパワーがあったら、多少なりとも写真の方にも良い影響が期待できるのではないかと考え、今月の締めとして画策したのである。

今回は、少し大きめな原付を調達して山陰方面にまで足を延ばそうかと考えのだが、結果的には以前の「スーパーいなばと因美線」と同様、乗り鉄気分遠足気分の反省も何処へやらで、またもや撮影もそっちのけでツーリングに終始するという為体である。

2015年4月28日火曜日

4月の定点観測:2015

またまた、2週間以上も更新をサボってしまった。

雑談ネタに窮しているわけでもないが、逆にあり過ぎるのも困ったもので、それに伴う写真が撮れていないことが、一番の原因だったりもする。

そんな時は、恒例の定点観測に託つけて晒してしまおうというのが、最も安直で便利な口実である。

今月の定点観測も、実際の撮影自体は上旬に済ませていたのだが、なかなか現像に取りかかるタイミングが掴めずにいた。結局、ロクに内容も確認せず、未現像のまま中旬以降までズルズルと引張ってしまうことで、都合4回も訪れることとなってしまった。

当初、代車で借りた VW up! のことも、それに関連した写真も少ないし、定点観測の序でに紛れ込ませようかとも考えていた。

だが、毎度のことながら書いている内に想定外な長文になってしまい、なかなか up! 出来ないでいる。原因は単なる個人的な拘りに過ぎないのだが、例によってページ構成のバランスが鶏肉炒め(笑)なんである。

ま、別にいまさら賞味期限があるような話題でもないから、いずれ不良在庫の写真でも溜まってからでも遅くはあるまい。

四月も後半に入ってから、春らしい晴天に恵まれることも多くなってきたので、やっと重い腰を上げるキッカケにしようと考えた、キリンビール4月号だ。


2015年4月9日木曜日

耐用年数

全てのモノには、寿命がある。

ここでいうモノとは、いわゆる生きモノではなく機械モノのことであり、生命の神秘などについて語るつもりは更々ない。

一般的に耐用年数と呼ばれるものだが、身近にある物でも、皿やガラスコップの類いにまで言及すれば、アクシデントによる破損でもない限り、数千年〜数万年単位のモノさえある。(たぶん)

その機能という点においては、多少欠けていたとしても実用性にそれほど影響はないので、耐用年数は永遠といっても良いぐらいだ。

だが、機械モノの場合は単純な機能に留まらないので、設計上の基本的な機能が失われるまでが、耐用年数といえるだろう。

我家の旧型 Mac や NeXT のように、設計上の機能が失われても尚、置物として存在し続けるモノも無いではない。ま、捨てるに捨てられないタダのゴミと等価でしかないのだが、…。

2015年3月30日月曜日

不幸の団体

およそ、2週間ぶりの更新である。

弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりと負の連鎖を表す言葉は数多あれど、だいたい不幸は団体でやってくることになっているようだ。

2TB ドライブが立て続けに3台故障、ミニのエンジンを固定するステディロッドのボルト折損、営業車のパワーウィンドウ関連の電装不具合が再発。以上が、ここ数日内に訪れた不幸の数々で、よくもまあこれだけまとまって来やがったものだと感心する。

ま、考えようによっては、どいつもこいつもいずれやってくる事が、たまたま重なっただけと言えなくもない。おかげで雑談のネタには事欠かないのだが、更新のモチベーションに関しては、著しく盛り下げてくれる。

2015年3月14日土曜日

余談と雑談が本題

14日の土曜日、である。

という、書き出しを毎回使うとバカみたいだから、今回だけである。

これでも、最初の一行目についてはいつも苦悩している。本題がほとんど書き終わっていても、枕や書きだしが決まらずどんどん公開が遅れてしまうこともある。

とりとめのない余談ばかりで、本文の内容があまり無いというパターンも多く、枕のつもりで書き始めたら、そっちの方が面白くなって止まらないこともしょっちゅうなんである。

時折ネットで見かける、個人的に興味を惹かれる写真などをぼんやり眺めていると、いろいろ想像力をかき立てられることもあるが、掲載用に自分で撮った写真でさえ、その時の状況や被写体にまつわる雑談など、その気になればいくらでも出てくる。

ま、主に失敗写真の言い訳なんだが、そういう意味ではツッコミどころの多い写真の方がネタにはなりやすい。逆にネタとなる写真でもないと全く書けないこともあって、撮影に出掛ける機会が少ないと、どうしても更新は滞りがちになる。

そんな場合の逃げとして、機材ネタに頼ることも多々あるが、豊富な資金に恵まれているわけでもないので、おのずとセコイ話に終始するのはご存知の通り。

それでも、金額の多寡とは無関係に、結局楽しんだ分だけネタにはなっているから、アップルネタでネガキャンと誤解を受けるよりなんぼかマシだ。

2015年3月13日金曜日

3月の定点観測:2015

13日の金曜日、である。

てな書きだしは、先月も使ったような気がするが、もう一回ぐらいは使えそうだ。

どうせ、それに絡んだ話が続くわけでもそこから話を広げるつもりもないから、12日の木曜日でも14日の土曜日でもかまやしない。

単に、常套句のようになっている言葉で始めると、なんとなく落着くし、その後の滑りも良いような気がしているだけで、その題名のついた映画は一度も見たことがなかったりする。

アップルネタで繋げば、ツッコミどころには不自由しないが、書いていてだんだん腹が立って気くるような内容では楽しくない。かといって、それに絡んだことを生業にしているので、全く無視する訳にも行かない。ほんの世間話か、雑談程度には入れていこうと考えている。

ま〜アップルもアレだね〜本業はいったいなんだろうね電話屋?時計屋?宝石屋?聞くところによるとコンピュータも売っているんだって?ま〜作ってるのは中華の人民なんだろうけどそれをいっちゃあ今の世の中みんなそうなんだろうけどね〜ずず〜。

ま〜 それにしてもたかいよね〜新しい MacBook だって?iPad に毛が生えた程度の性能で20万だってね18万?そりゃ税抜きだろ?セコイね〜税別表示だって?その上便乗値上げはいただけないね〜中国で作ってるんだから円ドルレート関係ないよね〜ずずず〜。

ま〜だいたいあの会社幹部連中いったいいくら貰ってんの?新社屋の建設費稼ぐのに躍起なんだって?そんぢょそこらの中小企業ぢゃねえんだからさ〜お値段据置で頑張りますぐらいの太っ腹見せてもバチは当たらんよね〜ずずずず〜。

なんちゃって、茶など啜りながら年寄臭い世間話で文字数を稼いでもしょうがないので、そんな雑談の序でにキリンビール3月号だ。

2015年3月10日火曜日

値上げラッシュ

アップルのアホが止まらない。

恐れていた値上げラッシュが、ついに始まった。

昨日までと全く同じ製品までもが、新製品発表に便乗して軒並み値上げになっている。そうでなくても、価格の割にあまり魅力的なスペックでもなかった製品ラインナップが、これほど高価になってしまうと、いっそう購買欲を萎えさせる。

アップルストアに至っては、増税以降は税別表示にして消費者の神経を逆撫でしておきながら、今回は価格に小数点以下2桁まで表示するという、俄に理解し難い暴挙に及んでいる。

戦前の貨幣単位ぢゃあるまいし、いまさら一円以下の端数を喜ぶ者もいないだろうし、ましてや無意味なゼロを追加することに何の意味があるのか。どうみても、日本のユーザに対する嫌がらせとしか思えないのだが、アップルのバカ共はいったい何を考えているのだろう。

追記:(03/11)さすがに気づいて修正したようだが、最近アップルに対して快く思っていないユーザを激怒させるには、極めて効果的な手法だったと思うな。

今回、初めてリアルタイムで製品発表の内容を追いかけることがなかったが、あまりの脱力感に、一日置いても新製品に言及する気にもなれない。その内容もツッコミどころ満載で、CPU クロックなどメガヘルツの時代に逆戻りするのも時間の問題だ。

ま、あまり細部を検証したところで、どうせ愚痴にしかならないから時間の無駄である。これぢゃ、業務連絡にもなりゃしねえ。


…ということで、ヒトツよろしく。
2015年03月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2015年3月5日木曜日

チャレンヂャ〜?

草木もいよいよ生い茂る、弥生3月である。

何か、新しいことを始める準備の季節。新暦では、三月下旬から五月上旬にあたるので、春を実感するのはもう少し後になるだろう。

人道支援を期待する下心がミエミエな、アマゾンのアソシエイトリンクもそろそろ賞味期限切れなモノも多い。

残念ながら、個人的には一押しの SIGMA DP Merrill シリーズも、終息が近いようだ。現時点では、DP2 Merrill 以外価格や納期も考慮すると、現実的な選択肢とは言えなくなってしまった。

また、輸入品に関しては、同じ商品でも扱う業者によりその価格も大きく異なる、所謂生モノであり、その時期の相場はあれど基本的には時価である。

購入に関しては、あくまでも自己責任がお約束となっているが、あまり現実的ではないリンクを放置しているわけにもいかない。せめて先頭ページだけでも、最新情報をと考えているので整理してみた。

自分自身でも、アマゾンに限らず通販では、その安さに釣られて何度も痛い目にあっている中華のパチモンだが、今回もその価格の魅力にねじ伏せられてしまった。(懲りないね〜)

ま、そんな機材関係の人柱的チャレンジに関しては、学習の一環と割切ればそれほど腹も立たない。それ自体が、楽しみになっているところもあったりするのだ。

ここはひとつ、センチュリオンやチーフテンより、やっぱチャレンジャーだろう。(なんのこっちゃ?)

2015年2月26日木曜日

SIGMA Photo Pro 6.2.1

SPP6 のマイナーバージョンアップである。

そろそろ来る頃かと思っていたが、本日午後メールによる案内が来たので早速ダウンロード&インストール。

ま、案の定というか予想通りというか、少なくともメリル世代のユーザにとっては肩透かしであり、何も改善されているようにはない。

今月の初め頃、ユーザサポートへも連絡したが、以下の問題点は今回のバージョンでもしっかり引き継がれている。

SIGMA Photo Pro 6.2.0 について

●DP Merrill 世代の現像において Exif データに露出補正値が保存されない。

●キャップスロックがオンの時にキーによるカラーバランスの調整ができない。

●保存ダイアログにおいて、キーボードショートカットによるコピペで、ファイル名の編集および追加ができない。(SPP5 では可能だし、そもそもシステム標準機能を使えなくする意味が分からない)

早々にサポート担当者からは、「ご連絡頂きましたご要望は、可能なかぎり今後の開発の参考にさせて頂きたいと存じます。」といった、お決まりの文面の返信は受け取った。実際には、おそらく開発担当には伝わっていないのか、もしくは旧世代のサポートなどに構っていられないという、お家事情も影響しているに違いない。

今回の改善点を一通り眺めてみても、メリル世代に関係するような項目は少ない。せいぜい、Mac ユーザ視点では「OS X の新たな Gatekeeper の仕様に対応」という一文ぐらいしか見当たらない。これは、たぶん時折唐突に表示されていた「DeveloperToolsAccess は、デバッグを続行するために…云々」という、不可解なダイアログ対策だろうと思う。

しかし、特に1番目の Exif データに露出補正値が保存されない問題などは、ver.6.0.4 や ver.6.0.6 では一度は修正されていたはずで、ver.6.1.0 あたりから再発した症状である

追記:補足(02/28)+++
上記問題について、シグマのカスタマーサポート担当から翌日電光石火の回答があった。露出補正値については、こちらの FAQ に記述があるのだが見逃していたようだ。

SIGMA Photo Pro Ver.6.0に関する質問

http://www.sigma-global.com/jp/download/cameras/faq/

Q. 露出補正をした画像を確認しても補正値が表示されません。
A. SIGMA Photo Pro Ver.6.xではAEBを使用して露出を振った場合の画像では補正値は表示されません。

だが、この質問も回答もずいぶん曖昧な表現ではある。どこにも Exif データという記述もないし、確認した画像自体が現像後に保存したものか、現像前のプレビュー画面のことなのかは不明である。こちらの記憶も曖昧だが、何れかのバージョンでは、プレビュー画面に補正値が表示されないバグもあったように思う。事実、最新版(ver.6.2.1)では少なくともプレビュー画面ではモード露出モードに関係なく補正値は表示されているが、だからといって、直ちにこれが保存データの Exif に関する回答だとも思えない。なんなら、SPP6  の過去全てのバージョンは保存しているので、サポートの返答によっては各バージョンごとの再検証を行った上で、あらゆるツッコミを入れることも辞さない覚悟もあったが、まあそれも大人げないし不毛な行いだろう。

また、「一度は修正されていたはず」という一文の根拠となったのは、以下のリンク(本家参照)にある2枚の写真だが、確かに露出補正値が Exif に記録されているのはオートブラケットでもプログラムオートの場合や、手動による露出補正に限られているようで、絞り優先の場合は FAQ にあるように全く記録されていないことを確認した。現時点ではこれはバグではなく仕様であり、シグマのサポートからもその旨回答を得た。ただ、わざわざ AEB の場合に限定してまで、なぜそのような仕様になっているのか大変疑問に感じるところで、これははたして FAQ にあるような、たった一行の回答で済まされる問題なのだろうか? 言うまでもなく、シグマへは問題点の指摘ではなく、今後の要望として対処して頂くよう伝えた。+++

2〜3番目の、操作性の問題については多少我慢すれば何とかなるが、保存され記録されるデータに関する問題については、本来ユーザのご要望などというレベルではなく、可及的速やかに対処すべき由々しき問題であると思うのだが、…。(☜て、そういう仕様なんだからしゃあねえだろ)

以前、次のバージョンでも改善されていないなら、SPP5.3.3 へ戻ろうと考えていたが、その間 OS X の方も更新されており、前よりも不安定度が増したような気がするのだ。

ヨセミテ上で使用する SPP5.3.3 で最も腹が立つのは、パラメータを変更して画面上にそれが反映される時にアプリが頻繁に落ちるという現象で、ここ何日か使っているとそれが目立つようになってきた。

SPP6 で一度現像した X3F は、SPP5 で再現像できないという仕様上の問題もあって、動作の安定度に関しては多少なりともマシになった新しいバージョンから、いまさら戻るのも億劫になっている。

で、妥協策ではあるが、今後は露出補正に関して撮影時と現像時の合算でファイル名に表記することにして、もう暫く様子を見ることにしたのである。

何かと引換えでないと、何も得られないのは世の常であるが、事あるごとに彼方此方に衝突しながら生きていくのにも疲れ果てたし、馬鹿馬鹿しくもある。まあ、これも決して敗走ではなく、あくまでも転進の一環と考えることにした。

ちなみに、主役であるはずの Quattro の方は、SPP6 によってどんどん厚化粧になっているように見える。当初は、Merrill より自然に見えるという意見も少なからずあったようだが、今もってそう思えるならそれはそれで幸せなことであろう。個人的には、メリルでいいやではなくメリルがいい、という確信を深めたことが唯一 SPP6 の収穫なのかもしれない。

ここ数日、Apple ID の認証に伴う iCloud 関連のトラブルで、自宅サーバヘの接続も覚束ない日が続いた。原因は未だ不明で、ごくローカルな問題の可能性もあるので明言は出来ないが、たぶんすべてはアップルの所為だろう。「ちゃんと動く(It just works)」 という、かつてのスティーブの言葉は、最近のアップルには当て嵌まらない。

そんなことも、更新が滞りがちな要因のひとつには違いないのだが、ぶっちゃけ今月の後半は写真ネタや機材ネタもないし、無い袖は振れないので仕方あるまい。

せめて来月あたりには、もう少し気温と共にモチベも上がることを期待しようと思う。

…ということで、来月もヒトツよろしく。
2015年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2015.02.26] SIGMA Photo Pro 6.2.1 〜より転載&加筆修正

2015年2月14日土曜日

2月の定点観測:2015

ヴァン・アレン帯とは、無関係なバレンタインデイ。

地球の磁場がどうなろうと知ったこっちゃないが、鼻血が出るほどチョコ食ってみたいとも思わないので、3連チャンで恒例の定点観測である。

定点観測の場合は、被写体に対してあまり期待はしないように努めている。もっとも、在るが侭を写すのが観測ならそれが当然だろう。辞書によると、「天候や自然現象の様相を見て測定すること」とか、「物事の様子をよく見て動きを推測すること」となっている。

工場施設を前景にして、ひたすら田圃や空模様の変化を撮っているだけで、別に何かを推測したり測定しているわけでもない。だが、機材の検証という側面においては、多少なりとも測定の範疇に入るのかもしれない。

また、希望的観測という言葉もあるくらいで、「そうあって欲しい」とか「そうだったらいいな」という希望に影響され、絵柄に「らしさ」を求めて同じ月でも何度か訪れたこともある。そんな意図的な微調整も含めるなら、「希望的定点観測」というのが正しい表現だ。

というわけで、定点観測:2015 というのも芸がないので、よっぽど今月からの標題はこれでいこうかとも思った。(またまた、思いつきだけで…)

だが、そんな悪足掻きも棚ボタ的な要素以外では、だいたい上手くいった試しはない。せいぜい季節感みたいなものが感じられたら、それでいいような気もしているので、絵柄に対してはそれ以上の要望というものはない。もちろん、写真的な失敗等についてはこの限りでないので、修正を施すぐらいなら撮直した方がマシとばかりに再度出掛けることもある。そんなところも、序でとはいえ定期的に訪れることが出来るメリットである。

工場という人工物が前景にあることで、主に天気によって大きく様相の変わる風景で、漠然と野山を写す場合とは少々異なる景観でもある。裏を返せば、似たような空模様なら、似たような絵柄になることも避けられない。

ま、去年のように雪でも積もらない限り、今回もおよそ2月らしい写真は撮れていないが、月末まで粘ったところでそんな保証はないし、機材ネタも思いついたので、今回は少し早めに公開することした。先月に続いて今月も機材関係のチェックを兼ねた、これも在るが侭で致し方なしのキリンビール2月号だ。

2015年2月13日金曜日

カウンタリセット

13日の金曜日、である。

ということは、必然的に来月も同じパターンだし、11月にもあるので今年はジェイソンも忙しいが、それが何かというわけでもない。

13日の金曜日に発症するコンピュータウイルスもあるらしいので、不吉とされる日には大人しくしていた方が無難だろう。危険日といえば、何やら違う意味になってしまいそうだが、よもやパニクってリセットがかかったりすることのないように要注意だ。

ちなみに、DP3 Merrill の撮影枚数も今月の定点観測撮影時に、目出度く1万枚を超えてファイル番号のカウンタがリセットされた。メモリカード内では、従来のディレクトリ “100SIGMA” に加えて新たに “101SIGMA” が生成されている。

この桁数の問題、以前シグマに問合せたこともあるが、ファイル番号の桁数は DCF2.0に準拠しており、これを変更すると読み込みに問題が出る可能性もあって、現状の対応は難しいとの回答であった。

DCF2.0 についてネットで調べてみると、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)と、一般社団法人カメラ映像機器工業 会(CIPA)が共同で策定したカメラファイルシステム規格(DCF2.0)というのがある。これに準拠しているので、勝手なことはできないらしい。

その規格の詳細は、PDF 形式で公開されているので斜め読みしてみたが、ディレクトリに保存される枚数制限と、桁数(4桁)の指定はあるものの、あくまでもメモリカード内でのことであり、コンピュータ上にコピーされたファイルにまで言及されているわけでもない。

と、勝手に判断して自己責任というお約束のもと、やってみた。

2015年2月12日木曜日

写真に期待するモノ

標題の通り、雑談である。

一度は却下した写真にも、後から見直せば情状酌量の余地があるモノも皆無ではないし、見方が変われば冤罪に近い評決さえある。

もちろん、その逆に公開したことを後悔する推定無罪みたいな写真もあるわけで、所詮一個人の趣味の写真、地獄の沙汰は閻魔大王の気分次第で大きく左右される。

ぶっちゃけ、その時その時の気紛れによって選んでいるので、さしたる基準があるわけでもないが、たまに在庫処分を口実に放出しておくことで反省材料には事欠かない、というメリットもある。

ここ最近、打率も下がってきたような気がしているが、決してプロではない同好の士達の心惹かれる作品に出会うと、技量が伴わないくせに審査基準だけが無闇に上がってしまうこともあったりする。

だが、下手にハードルを上げて落ち込むよりは、たとえそれが間違っていたとしても、自分の基準を見失わないようにしなければと思う。

たぶん、その方が楽しいような気もする今日この頃。


2015年2月4日水曜日

因美線:鳥取方面・後編

因美線、鳥取方面の後編である。

そろそろ、DP3 Merrill のファイル番号が上限に近づきつつある。

以前、シグマのサポートにも問い合わせたことがあるが、ファイル番号が 9999 まで行ったら、0001 に戻ってしまう仕様らしい。

このままでは、ファイル管理上連番を維持できないので、何らかの対策を講じる必要があるが、最初から5〜6桁にしとけよな、と思う。

DP3M10001 というのが、まあ真っ当だろうが、そのためには毎回リネームをしなければならない。フォルダアクションやスクリプトで行う方法も考えたが、面倒だし、そこまで凝っても仕方がない。

幸いなことに、ヨセミテのファインダには以前紹介した、リネーム/リナンバ機能が標準で備わっているので、それを使ってみようと考えている。

「テキストを置き換える」という機能で、”DP3M” → “DP3M1” とすれば、何十枚何百枚のファイルでも、一発で置換えが可能なので、それほど手間はかかるまい。

要するに、この2年ほどの間に1万枚近い写真を撮ってきたわけで、何事もカウンタが一周して、リセットされるのは感慨深いものだ。

思い起こせば、DP3M の記念すべき第一ショットは我家の愛猫達のピンボケ写真。ある程度覚悟の上で購入したのだが、最初は当時メインで使っていたオリンパス E-420/620 とのギャップに戸惑いは隠し切れない。

撮って出しはイマイチ過ぎて現像の手間はかかるし、データはバカみたいにでかいしバッテリはすぐ切れる。とにかく何もかもが厄介なカメラで、これで画質が悪けりゃ間違いなくドブに放り込んでいる。

また、解像度もぱないので、その画質を生かそうとすればブレていない写真を撮るだけで一苦労だ。それまで、如何にいい加減な構え方をしていたのか痛感した次第であり、本来の解像感を実感できたのは、使用開始からほぼ一週間が経過した頃だ。

ちなみに、その1ヶ月後に追加導入した、DP1 Merrill も6千枚近く撮ってきたし、1年後の DP2M でさえ既に4千枚を越えているので、トータルでは2万枚ほどになろうか。

今ではもう、このシリーズ以外には全く興味を示さない体になり果てたので、後継機種も覚束ない現状では DP Merrill 三姉妹、まだまだ頑張って貰わねばならぬ。

で、後編は郡家駅から南へ向かう若桜鉄道若桜線だ。

2015年2月1日日曜日

因美線:鳥取方面・前編

気紛れ鉄撮りの練習シリーズ、因美線の本編である。

先月中に公開する予定だったのだが、アップルのバカタレが余計なネタを提供してくれるもんだから、そちらに時間を食われてしまった。

ま、おかげで一時は盛り下がっていたサイトの更新意欲だけは維持できたようなもので、あとは撮影意欲と現像意欲を喚起してくれる、何かがあれば有難いのだが。

最近、幾つかの製品がサンウェイフォトからも発表されて、その一部はすでに国内のアマゾンあたりでも入手可能になっている。

ただ、その製品自体、一連のクランプシリーズについては、一見して旧製品の焼き直しにしか見えないのが気になるところ。この会社も、そろそろ停滞の時期に入ってしまったのだろうか?

いまだ、その製品に触れたこともないので、いい加減な憶測に過ぎないのだが、オフィシャルサイトで確認できる画像(いつもこれが唯一の情報だったりするのだが)から受ける印象は、あまり芳しいものではない。

いまひとつ新製品としてのインパクトに欠ける気がしているので、いずれ各方面から、辛辣なコメントが寄せられるものと思う。

個人的には当面、64mm 版のパンニングクランプ(DDH-04)が、バリエーションを拡げるという意味では興味を持った。また、インデックスローテイタとパンニングクランプが合体した IRC-64 という製品にも注目している。(☟以下、ご参考)

Sunwayfoto Panoramic indexing rotator panning clamp IRC-64

問題は、国内の流通価格の一点のみが気掛かりであり、現状での従来品インデックスローテイタ(DDP-64M)の極端な値下がりを見るにつけ、魅力的な候補となるにはもう少し時間がかかりそうな気がしている。

現状では、機材関係での要求はそれほどないが、出来ればレベリングベース(DYH-66i)のより軽量コンパクトな製品を望みたい。

また、カメラ本体関係では機材以上に欲求もなく、現状に満足というわけでもないのだが、あまり高価で魅力的な製品を出されても悩ましいだけで終りそうなので、まいっかというのが正直なところ。

シグマにもあまり期待できそうにないが、ブツブツいいながらも現像ソフトだけは、新しい Photo Pro 6 のワークフローに馴染んで来つつある。あれだけ、エラそうに文句を垂れていたにも拘わらず、こうも簡単に移行できる人間の順応性の高さには驚かされる。

だが、未だに DP Merrill 世代の現像においては、露出補正値が記録されないなど、果たして修正する気があるのかどうかも分からないバグも含んでいる。

X3F Raw データに SPP6 独自のパラメータを保存するせいか、一度現像したファイルは SPP5 でやり直しもきかないから、なかば諦めて使用しているのが現状であり、いつ旧版に戻ってやろうかとも考えているのだ。

他に選択肢のないことに胡坐をかいて、どこぞの巨大企業のように精進を怠っていては、いつかそのツケが回ってくる日が訪れるだろう。

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。どうせ、シグマの連中がこんな銀河辺境の惑星タトゥイーンみたいなサイトを訪れることはありえないから、好き勝手の言いたい放題なんである。

で、撮り合えず因美線:鳥取方面の前編である。

2015年1月29日木曜日

因美線:鳥取方面の前フリ

今月は、期せずしてアップルネタばかりである。

定点観測でもなければ、写真関連がゼロという不本意な月になる可能性もあったぐらいだ。

何かとネタを提供してくれるのは有難いのだが、その内容があまり愉快なものばかりではないから、そう喜んでもいられない。

だいたい、儲かってりゃ文句はあるまいといった態度では、決算報告に一喜一憂する株主どものご機嫌はとれても、その会社の売上げに貢献しているユーザの信頼は得られまい。

ちったあ、その高給に見合う仕事をしやがれと常々思う。ユーザ不在の暴走機関車を制御できる者は、たぶん今の社内にはいない。

かつて、スティーブが追い出されて学習したように、辛酸を嘗めた経験を持つ外部の人材に頼らないとどうにもならないだろうが、そんな状況、よっぽど大コケをしなけりゃ期待もできない。

その点においては、そんな落とし穴みたいな要素を多分に持つ製品も準備しているようだから、いっそのことそっち方向の応援でもしてやろうかと考えている。後は、陰謀(に違いないと確信している)によって追い出されたスコットあたりが、どさくさに紛れて復活してくれりゃおもしろい。

彼には多少はカリスマ性もあったと思うし、少なくとも今よりはマシになるんぢゃないかな、と無責任な妄想をしているのだ。

歓びや希望だけでなく、憤りや失望も更新意欲に繋がることを、いつもアップルは教えてくれるが、あまり暗黒面の力に頼りすぎると、健全なサイト運営にも支障を来すので、明るく楽しい話題のコンパイルに努めよう。

おっと、カメネタのはずがつい脱線してしまった。

そんなわけで、気紛れ鉄撮りの練習シリーズ因美線の予告編だ。

2015年1月28日水曜日

アップデート

•OS X 10.10.2 (14C109) & iOS 8.1.3 (12B466)

OS X ヨセミテおよび iOS のアップデートである。

前後して、OS X Mavericks と OS X Mountain Lion にも Safari を含むいくつかのアップデートがリリースされている。

いまだ短時間しか検証していないので、改善点については実感できていない。が、今までも実感できたことは滅多にないので、とんでもない新たな問題が発生していないことが、なによりである。(まだ、ハッキリ断定はできないけど、…ね)

結論から言えば、あくまでもローカルな話だが、いずれのバージョンも懸案事項の解決には至っていない。

だが、それほど期待していたわけでもない。どちらかといえば、今回のアップデートによって、以前の OS X(Mavericks や Mountain Lion)版の Safari までが、ヨセミテと同様の不具合を持込まれなくて良かったと胸を撫で下ろしているぐらいだ。

ま、Youtube ではバージョンが古過ぎるるから、アップデートしてから出直せ!とお叱りを受けるなど、ほんの些細な問題は幾つかあるようだが、…。(Safari ver. 6.2.3 @Mountain Lion)

それほど最近のアップルによるアップデートには、ロクでもないものが増えており、フィックスされたバグよりも新たな問題の方が多い。古くからのユーザは、毎回戦々恐々としている者も少なくない。頼むから、余計なことはしないでくれ、…と。

個人的にも、仕事が絡んでいなければ、まず間違いなくマウンテンライオンあたりに戻して、一切のアップデートを拒否したいところだ。

そんな、後ろ向きなユーザには報復措置として、今回またもやマウンテンライオン(OS X 10.8.5 R.12F45)においては、本来不可視属性であるはずのワイセツ物 “mach_kernel” を陳列するという、嫌がらせも忘れていない。

おそらく今後も更新の度に、このバク入りアップデートをばらまくつもりだろう。前回の修正を行うどころか、須藤さんに頼んでせっかく閉めて貰ったチャックを開けてしまうのだから、もうここに至っては確信犯といっても過言ではあるまい。

※須藤さんにお願い($ sudo chflags hidden /mach_kernel)

ま、そんなこたあどうでもいいのだ。

それよりも、超個人的な懸案事項である「それほど真っ当な JPEG でもないけど、壊れちゃいないのだから開けないのはおかしいだろう問題」と「なんで、動画を貼ったら本文が見えないのか iWeb 問題」の2点について、検証用のページを作成してみた。

今後、いつの時点でこれらの問題が解決するのかしないのかを追跡調査するための、まあぶっちゃけくだらないページだ。

これにより、何か原因の一端でも解明できればと思うが、なし崩し的にいつのまにか治っていた、というのでは面白くないので、一応うやむやにしないためにも必要だろうと考えてのことである。


…ということで、ヒトツよろしく。
2015年01月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2015.01.28] アップデート 〜より転載&加筆修正

2015年1月25日日曜日

1月の定点観測:2015

今年初めてのカメネタ、機材ネタの定点観測である。

ヨセミテ絡みのアップルネタで、あまり遊んでいては撮影も覚束ないのだが、どちらかと言えばあっちの方が生業みたいなもんで、それも致し方なしなんである。


先月の定点観測で話題にしたこともある LCDビューファインダーだが、純正品ということに託つけて、法外ともいえる高級品となってしまった LVF-01 である。


そのせいで、あくまでもシグマのせいで、年末の送料無料セールに釣られて、フッドアイ(HE-3XA)を DP2 Merrill 用に追加導入した。


すでに使い始めてから長い製品だし、いまさらチェックするほどの凝った使い方が必要な機材でもないのだが、多少気になることもあったので愚痴っておこう。


一昨年頃より、機材関係のチェックを兼ねて適当に始めたこの定点観測だが、季節も一巡以上網羅してきたので、ぼちぼちやめにしようかとも考えた。


だが、折角落着いた撮影ができる場所だし、ネタもない時には雑談の序でに重宝するのでもう暫くは続けてみようかと思う。まあイケるところまで逝ってみるか、と決意も新たにしたキリンビール1月号だ。

2015年1月23日金曜日

システムフォント

•OS X 10.10.1(14B25) & iTunes 12.01 (26)

計らずも、年明けからアップルネタが続いている。

今のところ、現像済の枚数も少ないから写真に関するネタがないだけで、悪意あってのことではない。(いや悪意も少しあるか)

漏れ伝えられる、アップルの新製品に関する情報から思うに、勘違いなデザイナとその暴走を抑えられない無能な CEO の組合せでは、今後もロクな製品は期待できないだろう。

それは、OS X や iOS といったソフトウェアだけでなく、最近発売されたハードウェア全般を見ても、世界的に売上げが延びているという統計資料自体が俄に信じられないほどの、酷いラインナップである。

例外的に、前年比では多少落ち込んでいる日本市場だけが、アップル製品に対してまともな評価を下しているようにも見えるが、おそらく不景気に加えて円安のダブルパンチによるものが、主な原因だろう。

それなりのモノを売りたいなら、それに見合う価格を設定すべきであり、個々の価値観と吊り合うなら新規購入も期待できよう。お勤め品には価格で勝負という、高潔な理念が在って然るべきだと思うが、個人的には現行の製品群から、新たに購買欲が湧くものは皆無である。

ちなみに、今回は前々回の行き当たりばったりなレイアウト構成により、一度晒した写真を引っ込めるという醜行に及んだこのと反省を兼ねており、昨年の忘れ物シリーズの続きみたいなものである。

2015年1月11日日曜日

再編

サイトの再編である。

年頭に、アップルのアホに合わせて右往左往するのは止めようと決意表明をした。その舌の根も乾かぬうちから、もう前言撤回で撤退宣言かと思われるかもしれない。


だが、決してそうではない。


日和見主義、御都合主義からオポチュニっているわけではなく、あくまでも転進なんである。かつて、大本営発表にはいろいろと便利な言い回しがあったそうで、いわば日本古来の伝統みたいなものである。よって、この場合も本意は臨機応変、当意即妙というのが相応しい。


ま、そんなこたあどうでもよいのだ。


現在使用中の機器で、それも最新の OS を使用しながら自分のサイトがまともに見えないようでは、何かと示しが付かないし、沽券に関わるので対策を講じてみた。

といっても、動画の直貼りを止めて、サムネイル画像からのリンクに変更するという、言わば当たり前の対策でしかないのだが、当面これで激重なページに対しては一定の効果もあったようだ。

ただ、サムネイルからのリンクでは、そのページの中で動画の再生ができないので、比較的大きめの画面で閲覧するにはイマイチな気がするし、手間暇かけてレイアウトに凝ったとしてもあまり報われない。


そこで序でに、分散していた関連動画をかき集めて、特集ページみたいなモノの作成していたのだが、新規のレイアウト自体にも興味が湧いてきたので、行きがかり上途中でやめるわけにもいかなくなったのだ。


で、撮り合えず “my movies” というメニューを追加した上で、各動画をある程度分類し、リンク先に貼付けてみるというテストケースも兼ねてやってみた。


ブログページで使用されている、JavaScript 絡みの問題がなければ、いまだ iWeb で作成しても互換性は保たれているようなので、しばらくはこの方法で続けてみようと思う。


しかし、JPEG の問題は下手人というか、現時点では主犯が確定していないので、その後の経過を確認する意味で、正常なファイルへのリンクを追加するだけに留めて、あえて従来の不具合が発生する状態を残しておくことにした。


あちこち工事中な箇所も多く、また新たな問題が発生するような気もするが、その時はその時である。


変幻自在というのも、なかなかカッコいい表現だが、要するに自由奔放に千変万化する放蕩者なんである。




…ということで、ヒトツよろしく。
2015年01月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2015.01.11] 再編 〜より転載&加筆修正

2015年1月10日土曜日

寄席観ての存在価値

•OS X 10.10.1(14B25)

前回に引続き、アップルネタである。

年始から、ヨセミテに対する不満をブチ撒けて始まった 2015年だ。

実際、そんなに気に入らなきゃ卓袱台ひっくり返すなり、ダウングレードするなりの善後策を取ればいいわけで、何の影響力も無い、いちユーザがこんな所で四の五の言っても仕方がないのである。

だが仕事柄、好むと好まざるとにかかわらず、OS X の最新版は常に使用していなければならない立場にあったりする。

したがって、たまにストレス解消を兼ねてここでぶっちゃけとけば、多少はスッキリすることもあるし、どうせひっくり返した卓袱台は自分で片づけなければならない立場でもあるのだから、良い所も探す努力を怠ってはなるまい。

で、事あるごとにボロクソに書いてきたオーエス・テンテンテンも、少しだけ擁護しておこう。

テキストエディットを起動した時、あの鬱陶しい書類を選択する画面を経由することなく、新規書類が開くようになった。以上。

…と、まあこれだけで終っては身も蓋もないので、もうひとつだけ。