2012年2月16日木曜日

Web Server 移行 Part 3

モノはついでとばかりに、COSMOS M&S のネットワークもフレッツ光プレミアムからフレッツ光ネクストに移行。プレミアムも、速度自体にさほど不満があったわけではない。

しかし、プレミアムのおバカな特殊仕様のため MTU サイズ(1,438バイト)の指定を変更しないと CTU をパスできなかったり、CTU を使えば使ったでダブル NAT になったり、内部ローカルサーバへインターネット越しにアクセスできなかったり、とか実は開設当初からありとあらゆる問題があったわけで、決して好きでたまらないわけではなかった。

外部のウェブホスティングを使用する限りはそれも我慢の範囲だが、社内サーバを構築するにあたり、これぢゃあマズイよなあ。

てなわけで、必然的に IP アドレスは変更になり、面倒な DNS 設定をやりなおす羽目になることを覚悟でネクストに移行した。ちなみに、フレッツ光ネクストの MTU 値はBフレッツと同様に1,454バイトで、PPPoE 接続。邪魔臭い ONU、CTU、ひかり電話用VoIPアダプタが一体型になっている。だからといって、小さいわけぢゃないのがご愛嬌だが、あんな巨大な筐体になっても、AC アダプタを内蔵する気は全く無いらしい。(HP のプリンタを見習え!)

相変わらず、デザインをしょっちゅう変更して嫌がらせとしか思えないほど分かりにくい Network Solutions のサイトでの設定変更も無事終えて、なんとか繋がっているようだ。

ところで、セカンダリ DNS は未だに自宅の「OpenBlockS」が担当しているのだが、いやはや丈夫なものでかれこれ12年目に突入しようとしている。ハードディスクなんぞは初代 iBook (Clamshell) から移植した容量3GB の骨董品で代用しているが、音がウルサイことを除けばなんとか実用にはなっている。(それでも、named.conf や zone の記述書式なんぞは完全に忘れていて、けっこう焦ったな…)

家電であれコンピュータ周辺機器であれ、概ね電子機器というのは、ハズレを引くと新しくても壊れる時はあっけなく壊れるが、中にはとんでもなく丈夫で長持ちなモノもある。

そういえば、社内で使用している電子レンジは 1985年製造のナショナルの「私の Elly」という名の黄色いレアモノだ。未だ元気に活躍しているが、今年でなんと27周年になる。機能はシンプル温めるだけ、操作はダイヤルを適当に回すだけ、完了のお知らせは当然、チ〜ンである。

それにひきかえ、自宅の電子レンジは3年目ぐらいで故障したので一昨年買い替えたのだが、プリメインアンプよりスイッチが多い曲者で、まっこと使い勝手が悪い。たかが牛乳をチンするにも2ステップ以上の操作を要し、滅多に好みの適温になることがない。温める時間ぐらいユーザにまかせりゃいいのに、やたらに余計なお世話をしたがる。だいたい、でき上がっても怪しげなメロディが流れるだけで、決してチンとは言ってはくれない。

日本のメーカはどうしてなんでもかんでも、あのように複雑怪奇なシロモノに変えてしまいたがるのだろう。たかが電子レンジ、されど生活必需品、そう何年も使われては商売上がったりというもの理解できるが、一般ユーザにとってはやっぱシンプルがベストだなあ。

アップルも、早くも次期 Mac OS X Mountain Lion(山獅子?そんなのいるの?) なるものの概要を公表しているが、やっとノートパッドや備忘録のようなシンプルなアプリを復活させるようだ。と、いっても大半は iOS からのパクリで、良く言えば整合性をとる(Back to the Mac)ということなんだろう。しかし、なんでライヨンのままでやらないのか、理解に苦しむところだ。(以前から言っていることだが、メモ帳&備忘録ぐらい標準で付けとけよな→Mac OS X)

ま、個人的にはひとつひとつがシンプルなアプリの集合で環境を整えること自体は、大歓迎である。そのほうが覚えるもの早いし、結局長く使えるモノになるからだ。

願わくば、「OpenBlockS」と「私の Elly」にはいましばらく、いやいっそ末長く、これからも元気に頑張ってもらいたいものだ。


2012年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan


[2012.02.16] Web Server 移行 Part 3〜より転載&加筆修正

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