2013年5月19日日曜日

iTunes のアップデート

iTunes 11.0.3 (42)

いい加減にインターフェイスをつつきまわして、使いにくくするのはやめてくれまいかと思う、毎度おなじみの iTunes のアップデートである。

前バージョン iTunes 11.0.2 (26) からの変更点は、以下のとおり。

◎新しいミニプレーヤー
アルバムアートワークを見せるために美しくデザインされた新しい表示が含まれます。また、ミニプレーヤーに進行状況バーが組み込まれました。

◎改善された“曲”ビュー

“曲”ビューでアルバムアートワークを楽しめるようになりました。

◎複数ディスクのアルバム

複数のディスクで構成されるアルバムが 1 枚のアルバムとして表示されます。

ミニプレーヤーに関して、奇妙な日本語で説明されている。たぶん、「アルバムアートワークを美しく見せるために、新しくデザインされた表示が含まれる」ということを言いたいのだろうが、あの狭いミニプレーヤの左隅に申し訳程度表示されたアートワークに、さほど意味のないことにやっと気がついたらしい。

ただ、以前はその部分をクリックすることで拡大表示や進行状況などは表示できていたし、拡大表示では画面の縦幅いっぱいに拡大することもできていた。今回は、わざわざその拡大率を 512×512 程度までに制限をかける改悪をしてみただけである。

改善された“曲”ビューと称する内容は、単に ver. 10.7 ではボタンによりいとも簡単に切替えできていた表示モードを、より複雑な操作および設定変更で、表示する機能を回復したに過ぎない。

それも簡単に行えるボタンや環境設定の機能追加などではなく、曲表示モードからの表示オプションによる切替えなので、各プレイリストごとに何度も変更しなければならないように、煩わしい操作をユーザに強いることは忘れていない。 

また、複数のディスクで構成されるアルバムが 1 枚のアルバムとして表示というのは、よもや、そんなこともできなかったのかと思えるほど、一見ではよくわからん改良(バグ修正?)である。

組モノの場合、適当にリッピングしてネットからの情報で得られるアルバム名をそのまま使用すると、たいてい1枚目と2枚目に異なる名称が入ってしまい、アルバム名順のリスト表示などでは、遥か彼方への生別れになってしまうパターンが多い。

面倒でも、アルバム名を各ディスク全てで統一し、ディスク番号を入れておけば以前から正しく2枚組と認識していたが、その点を改善してくれたワケではない。正しくディスク番号が入っている場合に限り、アルバムビューで2枚組などのセットの内容の冒頭にディスク1、ディスク2と表示されるようになっただけ。

これとて単に改行位置が変わって、見にくくなっただけのような気がするが、11.0.2 からなんにもしないよりはマシという程度か。

ま、いずれにしても旧バージョンから機能を削ったり、あちこちを一度使い難くしておいてから、徐々に以前の機能を復活させるという、変更点を検証しているうちにアホらしくなってくるような、最近のアップルにありがちなアップデートである。 

残念ながら、iTune 10 レベルまでの復旧の道は、未だ遠い。

以前は使うことのない日など全く無いに等しかった iTunes も、ここ数ヶ月は起動しない日が多い。iPhone や iPad が独自にアップデートできるようになったからとか、そんな単純な理由からではなく、ここ最近は音楽を聴く機会も激減したような気がする。

F1-GP 以外で、積極的にテレビを見ることをやめて20年以上になる。新聞・雑誌類の購読は15年ほど前からないし、ここ3年は新たな CD や DVD の購入はおろか、レンタルも利用していない。

ただ今はもう、BGM さえもない静寂の方が、よっぽどありがたく感じる。
やっぱ、歳かなあ。( º-º)>

もちろん、経済活動、消費行動そのものをやめたわけでなく、方向が変化しただけで、財布は一つしかない。

おや、どうしてこんなところに DP1 Merrill が…?。


…ということで、今月もヒトツよろしく。


2013年05月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.05.19] iTunes のアップデート 〜より転載&加筆修正

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