2013年6月11日火曜日

WWDC 2013


第24回年次開発者向けカンファレンス「WWDC 2013」(Worldwide Developers Conference)が、米国時間6月10日に開幕した。新製品発表のイベントとしては、実に7ヶ月ぶりである。

その基調講演において、Mac OS 10.9(Mavericks)、iOS7、Mac Pro などが発表され、ついでに本日より国内でも販売される MacBook Air のマイナーアップデート版、新しい AirMac Extreme、Time Capsule なども紹介された。(…が、国内価格は軒並み値上げラッシュの様相を呈している)

英語な上に、とぎれとぎれになるストリーミングライヴで見た OS 関連の印象は、あまり芳しくない。

ま、実際に操作してみないことにはハッキリ言えまいが、見た目のシンプルなデザインとは裏腹に、(必要かどうかは別にして)機能が増えた分、複雑且つ煩雑な操作を強いられるように見える。

また、シンプルに見えるのは新しく採用されたヒョロッちいイトミミズのような書体によるものが大きいが、あらゆる言語、特に日本語版のユーザにとってそれがマッチするのか、どうもあやしい。

時流に合わせて、文字どおり次のステップに移ったのだろうが、果たして広く一般に受け入れられるモノなのだろうか?

何年か前に、スティーブが語った「表面的な見せかけをデザインだと考えているなら、大きな間違いだ。デザインとはいかに機能するか(how it works)ということなのだ。」という言葉が思い浮かぶ。

ちなみに、一時はパンサー、タイガー、レオパルドと続いた戦車シリーズも今回から路線変更したようで、マーヴェリックの次はサイドワインダー、トマホーク、パトリオット(とりあえずレイセオンばっかだけど)という方向に行くのだろうか?(…なわけねえか)

追記:06/14
もひとつちなみに、今回の新製品の中で比較的早期に手に入るモノ、AirMac Time Capsule を取り寄せてみた。
AirMac Extreme と同サイズの筐体とその重量差から、1TB プラッターの 3.5 inch であると確信していた。


サイズ的には全く同寸法なんで、このままではぜって〜入るわけがない!
あのサイズの筐体にどうやって 3.5インチ HDD をねじ込んだのか、という個人的な興味からだったのだが。

…と、単に斜め(対角線)に入れただけでした。(iFixit

しっかし、Mac Pro といい、AirMac Time Capsule といい、そこまでヤルか、という(よい意味でも悪い意味でも)ひさびさにアップルらしさを垣間見た気がする、今回の WWDC でした。

…ということで、今月もヒトツよろしく。
2013年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.06.11] WWDC 2013 〜より転載&加筆修正

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