2009年8月27日木曜日

iPhone 3GS で再生できる HD 動画


二代目:iPhone 3GS [MC133J] ver. 3.01 (7A400)
噂によると、iPhone 3GS は1080p とか 720p などの高画質動画も再生できるらしい。
もちろん、真当に iTunes 経由でやろうとしても却下されるので、iPhone/iPod touch 用の FTP 経由の転送ソフトを使用する。
ネタ元では、iPhone用ファイル管理・閲覧アプリ「FileAid」を使用した情報が公開されている。いろいろやってみると、どうも転送に使用するソフトは何でもかまわんみたいだな。
FileAid(FTP 経由)、DiskAid(USB 経由)、Discover(FTP 経由)などで、H.264 1280×720 AAC の .mp4 や .mov データが問題なく再生できた。
といっても、本体に搭載されている動画再生機能を利用しているだけなので、当該のファイルにアクセスできれば、それこそなんでもよい。(たぶん)
ためしに、HD 動画を iDisk に転送してアップル純正「MobileMe iDisk」でアクセスしても再生は可能。(ただし、iDisk が死ぬほど遅いので、再生自体はコケまくりますけどね)
よっしゃあ、これで面倒で時間のかかる iPod 用のデータ変換をしなくて済むぞ、と喜んでみたのだが...。
iTunes にナイショで転送した動画は、本来ビデオとして表示されるところには出てこない。あくまでも各アプリケーションからデータの一種として、テキストや PDF 書類などと同じように閲覧する。
それ自体はちょっと面倒という程度で、それほど苦にはならない。
問題は、iTunes に接続してバックアップを取る時に非常に時間がかかるようになることだ。
通常音楽やビデオはバックアップの対象とならないが、一般的なデータは自動でバックアップされる。ビデオとして認識されないということは、一般的なデータとしての扱いになるからだ。
やはり、iTunes 経由でちゃんとビデオとして認識されないと問題も多いということか。(くそ〜)
そうでなくても、ハイビジョン画質の動画はサイズがデカイので、何本も入れるわけにはいかないし、保存領域のことを考えるとあまり実用的ではない。
それに残念ながら、いくら高画質といっても iPhone 3GS の画面では、最適化してファイルサイズが半分以下になった画像との差は、あまりないのもツラいところだ。
外部モニタやハイビジョンテレビに接続して、見せびらかしには良いかもしれないが、そういう機会が頻繁にある方向けの裏技として認識しておいた方がよいだろう。
ちなみに、この高画質動画は iPhone 3GS のみの対応で、iPod touch(初代/二代目)はもちろん iPhone 3G でも再生できない。
CPU クロックや内部のプロッセッサの違いが影響するのかもしれないが、少なくとも現時点ではファイルサイズや形式の制限は、iTunes の管理によるもので、ハードウェア側に合わせているわけではないようだ。
このへんは、次回のバージョンアップでいくぶん緩和されるのかもしれないので、ちょっと期待してみる。
ま、それより、iTunes に登録してあるビデオが「Wi-Fi」経由で、ストリーミング再生出来る機能をぜひ標準搭載して欲しい。
もちろん、 iPhone 3GS だけでなく、通信機能を持つ全ての iPod でも可能な機能としてね。
そうなれば、保存容量などまったく気にせずに映画でも音楽ビデオでも、ベッド寝っ転がって楽しめるのになあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿