2012年12月7日金曜日

iTunes 11

まいど、恒例になっている iTunes の目が点になる仕様変更、今回も各所で悲鳴が上がっているようだ。

例によって、またもや背景色は白に戻され、暗い色の選択肢は無くなった。あとから苦情が出ることが分かっていながら、なんでアップルは懲りもせずおんなじことばかり繰り返すんだろう。

デフォルトでサイドバーを隠してみたり、プレイリストを選択した場合にはカラムブラウザを編集できないなど、多くの矛盾点が存在する。また、アルバムアートの表示サイズやソート順序ぐらい、ユーザに選ばせてもバチはあたるまい。

iTunes 9 当時に物議を醸した、ミニプレーヤへの切替え機能もいかにも使いにくそうな右上の隅っこに、フルスクリーンモードとならべて不細工に設置したボタンでお茶を濁す始末である。最近の大型画面のマックにおいては、もともと表示モード切替えボタンがあった検索窓の周りにはスペースが十分にあるんだから、もっと分かりやすく使いやすいボタンを配置すりゃあいいだろうが、と思う。

いったい、何を考えてユーザインターフェイスをデザインしているのか、全く理解できない。

ちなみに、サイドバーはファインダと同様にオプコマ+Sで表示/非表示できるのでさほど困るわけでもないが、新しい機能を見せびらかしたいがために、ユーザの選択肢を奪ってまで、押しつけがましくも使用法を制限するやりかたには、まいど腹が立つ。

ま、メジャーアップデートの最初のバージョンだから、ユーザの苦情の多い順に改善されるものと考えているが、開発陣にはもう少し学習機能を働かせてもらいたいものだ。少なくとも現バージョン(11.0 163)では、本来できるはずのことができないことが多い。

ただ、最近のワイド画面に則したエリアの有効利用という点においては、多少改善された部分も有り、いずれ各方面から裏技的なモノも含めて善後策が披露されるものと予想されるので、気長に構えるしかないのだろう。


…ということで、今月もヒトツよろしく。
2012年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2012.12.07] iTunes 11 〜より転載&加筆修正

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