2013年8月30日金曜日

撮影データについて

懲りもせず、またまたカメネタである。

写真ブログなどでよく見かける、撮影データの記述の仕方には、なにか一定のルールはあるんだろうか。


写真サイトに公開する(後悔することもあるが)場合、撮影データなどをさりげなく表記すると、いかにも凝ってます的な演出ができるのでたまにマネしてみるんだが、結構手間だし作法もよくわからんのである。


基本的には、Exif データにある項目を適当に並べときゃいいような気もするが、レンズの焦点距離はそのまま表記するべきか、それとも 35mm 換算値を表記するのが良いのか。現像時に行った補正値は、どこまで記述するべきなんだろうとか。
カラーモードなど、撮影時と大きく変更した場合はどうしたものか、など。

特に露出補正に関しては、まことにもってやっかいである。


撮影時に、こりゃぜってえ飛ぶに違えねえと考えてマイナス補正をかけ、念のためにオートブラケットで EV±0.3 で撮ってみたら、EV+0.3 が最適露出だったりすることはよくある。こんなときは、素直に最も補正量の少ない EV+0.3 のデータ(実際は補正無し)を現像し、露出補正に関する表記も 
EV±0 で何も問題はないだろう。

ところが、逆に EV-0.3 でも露出オーバーで現像時にもう1/3 追加補正をかけた場合、表記としては EV-0.7 と書くべきか否か、である。


それとも単純に足し算引き算で、EV-0.3 & -0.3 で EV-0.6 なのだろうか?PLフィルタなんぞ使った場合、その期待する効果によって角度も変わり、結果的に露出に与える影響を考えだしたら頭が付いていかない。


もっとやっかいなのが、EV-0.3 のデータを現像時に EV+0.3 に補正しても EV±0 のデータと同じ写真にはならないし、EV±0 のデータを EV+0.3 に補正しても、撮影時の EV+0.3 とは微妙に異なるのである。したがって、オートブラケットで撮影された写真の場合、必ずしも補正量が適性であるからといって、素直にそれを採用しないことも多い。


ま、あくまでも撮影データなんだから、撮影した時のデータを書いときゃそれでいいや、と撮りあえず考えることにしている。撮影データなど、興味のない人にとってはどうでもいいことだが、自分にとっての記録としての意味合いで極力表記するよう努力してみることにする。(もちろん、すべての写真に対してというわけでもないし、面倒くさいと思ったらやらないけどね)


で、特段の断りの無い限り以下のローカルルールに従って記述することにした。


◎原則として撮影時のデータを表記する。

ISO 感度、絞値、シャッター速度、露出プログラム、撮影モード、ホワイトバランスなど
◎カラーモードを補足事項として表記する場合もある。
カラーモードは現像時に変更する場合があり、結果として写真に大きく反映する
◎露出補正値は、それが意味持つ写真を除いて省略する。
本来の補正量を考えるとなにかと面倒だし、フィルタなんぞ使おうもんなら、もうわけがわからんことになる
◎レンズデータに関しては、35mm 換算値を表記する。
DP Merrill シリーズの場合、機種で焦点距離は決まっているし、カメラ本体(≒撮像素子)と切り離して考える意味はない

一例を挙げると以下のようになるが、@以降が撮影データで最後のカラーモードのみ現像時に設定変更した、最終的なモノというパターンである。


SIGMA DP1 Merrill 28mm F2.8 @ISO200 f5.0 2.5sec PAE AWB Foveon Classic Blue

SIGMA DP3 Merrill 75mm F2.8 @ISO100 f5.6 1/250sec AAE AWB Landscape

当面、気が変わらない限りこのルールに従って表記します、という決意表明でした。



…ということで、ホントに来月もヒトツよろしく。
2013年07月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.08.30] 撮影データについて 〜より転載&加筆修正

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