2010年6月19日土曜日

iTunes 9.2 (61) アップデート

Mac OS 10.6.4:Snow Leopard Build. 10F569

Mac OS 10.6.4 に続いて、iTunes9もアップデートされバージョン 9.2 (61) となった。

例によって、Mac OSの方はどこが改善されたのやらよくわからないが、iTunes の改悪だけはテキメンによくわかる。

まず、リスト表示における最左端にあったアルバムアートワークの表示/非表示用の三角ボタンがなくなり、切り替えが面倒になった。(右クリが面倒なら、⌘+G 叩きやがれってことなんだろうな)

ディスク番号、トラック番号と再生回数の最小セル幅が、無駄に広くて最適化できなくなった。(仮にセル幅に制限を設けるとするなら、最小幅にではなく最大幅の方だと思う。)

どう考えても、65,536枚組のボックスセットや、16,777,216曲入りのアルバムが今後発売される可能性は低いと思われるし、42億回も再生するほどのお気に入りあるわけでもないが、iTunes 9.2 なら余裕で表示できること請合いである。

その割には、曲名、アーティスト名またはアルバム名など、およそ2文字以下の作品名でもセル幅が広くなりすぎないように、それこそ表示させる意味があるのかと思えるほど、縮めることが出来るような工夫がされている。

いったいこれらの設定について、社内でどのような調査や検討が行われたのか全く想像が出来ないが、毎度毎度毎度毎度、よくもまあこんな後から絶対に苦情が出るに決まっている仕様のままリリースされるものだ、…と感心する。

事前にちょっと使用してみりゃ一発でわかると思うんだが、とりあえず「iPhone 4」に間に合わせるために慌てたんだろうなあ。

確かに、アートワークの描画に関しては以前に比べて格段に早くなったような気がする。しかし、従来できていた機能を犠牲にされたのでは、有難みも半減してしまう。

ま、再生回数やアルバムアートワークの表示切替えについてはどっちでもいいが、ディスク番号とトラック番号の最小セル幅については、早急になんとかしてもらいたいものだ。

仕様ではなく単なるバグであることを、唯々祈るばかりである。


… ということで、ひとつよろしく。

2010年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2010.06.19] iTunes 9.2 (61) アップデート〜より転載&加筆修正

アドレスブックメモ帳計画

(たんなる思いつき…だけど実践済み)

連絡先、アドレスブックなど、その名称においてもまるで一貫性のない住所録であるが、コイツをメモ帳として使うアイデア。
AddressBook AddressBook
(連絡先というアプリ名もどうかと思うが、ここではあえてツッコミを入れることは差し控えることにする)

Over the Air による同期機能があり、Mac、iPhone、iPad の三者間において何れのデバイスで入力しても、ほぼリアルタイムでデータの共通化が実現できる。

iPhone や iPad 上では、電話番号の検索が出来ない(なんと!)、メール本文内の検索が出来ない(え〜っ!)、連絡先のメモ欄は検索対象になっていない(ウッソ〜?)など、目が点になるというか、信じられないというか、いろいろと驚かされる仕様の検索機能である。

が、少なくとも同期後の Mac OS では、すべて Spotlight の検索対象にはなる。(インデックスがまともなら、という条件はつくが…)

おまけに写真の欄もあるので、iPhone で撮影した写真、iPad のグラフィックソフトなどで記入したイラストやメモ書き、その他スクリーンショットなども記録しておくことができる。

ただし、表示される写真は切手サイズだし、同期後にMac OS上で再利用しようとしても320ピクセル程度でしかない。
そのかわり、iPhone で「カメラロール」、iPad では「保存された写真」と呼ばれる保存領域にあるデータを選択できるので、使い勝手においてはさほど凝ったテクニックを駆使しなくても済むことも、使いやすさの点ではメリットと言えるだろう。

メリット、というか便利な点:
★OTA による自動同期でラクチン。
★写真、イラストやメモ書きを表示する欄もある。
★メール送信機能もあり、同期対象以外にも対応。(ただし vCard)
★グループを管理することで、ある程度分類もできる。
★標題を名前の欄に入れておけば、一応検索も可能。

加えて、別途契約や設定が必要なサードパーティアプリを使用するより、面倒が無い上にセキュリティ上安心(のような気がする)。

また、各ディバイスおよび MobileMe の基本機能の範囲内で同期が行われるので、MobileMe に対する年間契約料の一部でも元を取った気分に浸れるかもしれない。

デメリット、というかその他問題点:
❖写真欄のサイズが小さい。
❖入力欄が狭い。(入力し辛く且つ見にくい)
❖iPhone OS では、検索機能の不備からメモ欄が検索対象とならない。
❖Mac OS X アドレスブックの制限ににより、出力形式に自由度が無い。(QuickLook ではメモは表示されない vCard 形式のみってのはどうよ)
❖メモ欄の文字数制限が不明。(限界未確認)

ちなみに、アドレスブックメモ帳計画という、この項の元原稿に相当するテキストは約3,500文字程度あるのだが、iPad で大半を入力し OTA 経由で同期した MacBook のアドレスブックから、iWeb にコピペ&編集して作成されている。(で、それをまたまた iPad のモバイルサファリ経由で GBlog へコピペ…という、言葉にすると非常ややこしい作業だな、これは)

もちろん入力作業には、連絡先をそのまま使用したわけではなく、Pages for iPad を使いましたけどね。

iPad 版の連絡先は、iPhone 版のように横に向けてもエリアの幅が増えてはくれないちょっとおバカ仕様で、その凝った外観ほど中身は工夫されていない。しかし、そもそも Pages for iPad に OTA 同期機能が無いことの方が問題だが、iPad 版の iWeb やブログ作成アプリの存在にまで言及すればキリがない。

また、標題に名前の欄を流用すると、(よみを入れるのは面倒なので、正確には会社名の欄を使用)新たな問題が発生する可能性もある。なぜかメモ欄のみ編集モードを介さずに入力ができることは即時性という点ではメリットでもあるが、データの誤入力や意図しない改変に対して一抹の不安はある。

現状では、グループを分けることにより他の住所録データと切り分けているが、iPhone OS 側ではグループの編集や所属グループの選択さえもできない。

また、「分類」という新たなフィールドを定義して分類名を入れて見たものの、Mac OS 側では検索の補助となりえるが、iPhone OS 側には表示されないので、新たな工夫が必要になる。

などなど、問題も多いアドレスブックメモ帳計画だが、少なくとも機能という点では、数多あるメモ帳やノートパッドアプリが搭載している機能は、全て網羅している「アドレスブック」またの名を「連絡先」たちである。

副題のとおり、発端はたんなる思いつきだけど、Mac OS ではレパになって以降アドレスブックが改良されてから、すでにかなりの期間実践済みである。複数の Mac 間とiPhone および iPad では、現在までのところ大きなトラブルにはなっていない。

しかし、出先で簡易なメモとして常用するのはいささか使いにくいし、標準で存在する「メモ」というアプリケーションを差し置いて「連絡先」というのも如何なモノか…、である。

それ以上に根本的な問題があるのは、メモ入力までのプロセスだ。

かつての Palm ディバイスの場合は、メモ帳ボタン一発で入力が開始できた。

ところが、iPhone や iPad では、電源を入れ、ロック解除(設定によってはパスワード入力)、ホーム画面からメモ帳なり連絡先なりを起動、追加のプラスボタンを選び、画面をタップしてキーボードが表示されるようになるまで……の、長い道のりのあとには、何をメモるつもりだったのかさえも忘れてしまう。

それでもなお、なんでこんなアホなことを思いついたかというと、OTA による同期が意外と早いことに気づいたのと、iPad で文字入力が格段にしやすくなったことにより、一度は諦めかけていた「つかえるノートパッド」探しをまた始めたからに他ならない。

AppStore で入手可能なありとあらゆるノートアプリを試してみたが、いずれも「帯に襷」であるか、どちらにも足りないかだ。

あるものは文字だけでグラフィックスはダメ、またあるものはグラフィックスだけで文字がダメ、はたまた連携や同期が面倒だったりタコだったり。

(象印の Evernote も使用しているが、グラフィックスの扱いがイマイチだったり、テキストの書式設定などはお笑い草で、なにより余計な機能がテンコモリ。その割に同期は遅く iPhone or iPad での編集には制限だらけ…、それでも人気はあるんだから、世の中わからないモノだねえ)

Mac OS では、そのようなアプリ探しにも疲れ果てて、いまだに「pNotePad ver. 0.9b2」という古いフリーウェア(駄洒落ぢゃないよ)を愛用している。
pNotePad pNotePad
ちなみに、バージョンはこれより新しくても古くてもダメで、あくまでも「pNotePad ver. 0.9b2」なのである。
もちろん、他のディバイスとの連携機能など全くないし、プレーンテキストオンリーで、リッチテキストもダメである。
一応アプリ内での検索機能はあるが、大文字小文字を区別する仕様なのでおそろしく使いにくい。
メタデータに対応していないので Spotlight の検索対象にもならないし、スノレパ上での動作は緩慢でかなりアヤシイ、動作していることだけでも奇跡のような2003年製のソフトである。

しかし、個人的な環境においては Mac OS X になって以来永きに渡って、これを置き換えるライバルはいまだに登場していない。

参考までに、以下にメモアプリに対するこだわりの条件を列挙してみる。

<超々個人的メモアプリに対する絶対条件>
○自動保存あたりまえ
保存するかなどと問うてくるようなメモアプリは、たいていゴミである。
○ウニコード対応あたりまえ
Mac OSの標準仕様に従えば必然であるはず
○ドラッグ&ドロップあたりまえ
標準的なテキスト編集ルールに準拠していること
ダブルクリックで文字列選択が出来ないなど言語道断(→Finder 10.6.4)
○プレーンテキストオンリーモードの選択(後述)
○背景色、フォントおよびサイズの任意設定
視認性向上のため絶対必要。
○ウィンドウクローズでアプリ終了
メンドウが無い。
○標題の自動作成(一行目が表題になる機能)
メンドウが無い。
○標題の一覧表示(ドロワー)
文字数カウントなどのオプション表示機能
○新規ページ作成で白紙ページ
未入力・無題のページを保持できること
○ページ順序の自由設定(勝手にソートしない機能)
メール内のメモが使いにくい最大の要因。
○書出し機能(ページ単位および全体)
○検索機能(単独:ページ内&全体)
○保存ファイルの管理が容易であること
●メタデータ(spotlight)対応

なんと、この古いフリーウェアは一番最後のメタデータ以外の条件は全てクリアしているのだ。

いまのところ、バックアップも兼ねて定期的にノート全体をテキストに書き出すことで、spotlight 対策も講じている。

メモ用紙の機能として、プレーンテキストオンリーのモード選択にこだわるのは、Safari などから文章を引用する時リッチテキストだと使いにくい。黒い背景のページから白い文字をドラッグすると、な〜んにも見えなかったりするからだ。

ページ単位で、扱う文字種が選択できれば理想だが、どちらかしか選択肢が無いなら、迷わずプレーンテキストオンリーを選ぶ。

どうしても画像を含むリッチテキストが必要なら、テキストエディットを使用して適当なフォルダに放り込んでおけば、ライブ検索を使用することで、たいていは間に合う。
新しい OS 環境への対応と動作が鈍くなければ、なんだったら生涯「pNotePad ver. 0.9b2」でも構わんと思っているんだけどね。

メモ用紙に最も必要な条件は、凝った機能より使いやすさと手軽さ、要するに軽快なフットワークである。

話しは逸れるが、テキストエディットもスノレパの現行バージョン 1.6 (264) では、変換機能もかなり充実してきた。高機能でありながら動作も軽く、プレビューとともに「つかえる標準ソフト」になってきている。

ぶっちゃけ、テキストエディットにプレビューのようなドロワーが付いて、自動保存モードの機能があれば、それでもいいような気がするんだが…。いまだに旧態依然としたワープロよろしく、縦一辺倒のトイレットペーパ書式オンリーではメモ用紙としては使いにくい。

ま、エディタとしては、それが真当なんだろうけど、メモ用紙にはページの移動はスクロールではなく、めくるという概念が必修で、逆に個々のファイル管理は必要ない。それゆえに、テキストエディットとは別の、他のディバイスとの同期機能を持ったアプリが必要なわけだ。

だいたいリッチテキストに対応するんなら、ついでに簡単な絵の描ける、ドローとペイント機能を持った標準アプリもあってしかるべきと思うんだが、これは今の Mac OS レベルのような、高機能な OS に対してもなお、贅沢な要求なんだろうか?
今更ではあるが、「OpenDoc」を見捨てたツケが回ってきているような気がする。(余談である)

で、「pNotePad ver. 0.9b2」に似ているシンプルで優れたソフトウェアに「Goat」という葉書印刷用のアプリがある。(正確には、あったというべきかもしれない)
Goat Goat
起動すると、アドレスブックのデータを勝手に読み出して、選択したグループの住所を設定した葉書レイアウトに合わせて印刷してくれるのだが、その設定や使い方もマニュアルいらずの「見りゃわかるだろう」的な、非常にシンプルで素晴らしいアプリケーションだった。

だったというのは、前述のようにレパードになってから、アドレスブックの仕様が大きく変更され、グループを選択しても連続印刷が出来なくなってしまった。

その後、ひと工夫することで一応連続印刷は可能な「葉書AB」というソフトに切替えたが、 フィールドの扱いなどに一部問題はあったものの、使い勝手の良さや縦書き文字の扱いに関しては「Goat」に軍配が上がる。

「葉書AB」も、スノレパで新たな問題が発生したにもかかわらず、いつまでたっても対応されないので、一枚づつの印刷でガマンすることにして「Goat」に戻った。(個人的には、それでガマンできる程度の枚数しか印刷しないので、まっいっか、である)

「Goat」も、2003年を最後に消息を絶ったソフトウェアであるが、最終バージョンが ver. 01 だから、最初で最後のバージョンだったのかもしれない。そう考えると、基本設計のしっかりした、なかなか天晴れなソフトウェアであったといえるだろう。

アップルのソフトウェアご紹介コーナーにはまだ存在するようだが、作者のサイトへのリンクは途切れて久しい。(合掌)
参考リンク:
http://www.apple.com/jp/downloads/macosx/home_learning/goat.html

いずれにしても、シンプルで分かりやすいソフトというのは、足りない機能や問題点もユーザ側で何かと工夫をしながら長く使えるもので、手に馴染むというのはこういうものなんだろうと思う。

もちろん、バージョンアップできるものならしたいものだが、それも今となってはちょっとムリっぽい気もする。

だが、そもそも元を正せば、葉書印刷も出来ないようなドアホなアドレスブックを過去何年にもわたって標準添付し続けている、アップル(のローカライズ担当)こそが最も罪が重いのだ、ということを忘れてはなるまい。

電話番号フォーマットを自動的に変更という機能を見れば、そのレベルはわかると思うな。なんでわざわざ、ハイフンやスペースがあるのにその区切り位置を自動的に間違えるほど、マヌケな機能を標準で搭載しているのか理解に苦しむ。ま、市外局番が3ケタ以上のイナカ者は相手にされていないだけかもしれないが…。(余談である)

冷静に考えれば、これだけパソコン環境が発展した時代においては、葉書なんぞ用紙設定の一部に過ぎないものだし、縦書きや書体に関するものは、ワールドワイド対応を謳う Mac OS とっては、基本機能の範囲内で実現されるべきである。

OS や標準アプリの不備を補うのが、サードパーティの役目と考えているなら、とんでもない話だ。それは拡張機能ではなくバグフィックスに他ならない。わざと穴を掘って埋めているようなもので、それでは所詮低レベルのアプリケーションしか期待できないだろう。

何時までも安易な「職人」頼りでは、根本的な問題は解決しないということも、肝に銘じておく必要があると思う。

6月21日から供給が開始される予定の「iOS 4」では、従来の問題点がどの程度改善されているか楽しみであるが、公式画像のホーム画面には「連絡先」のアイコンが見当たらないのがチト気になるなあ…。
(というより、なぜかアップルの公式画像では連絡先というアプリそのものの存在が確認できる画像は皆無であり、新しい iOS に関連した情報の中にも連絡先に関するものは全く無いのだ。う〜むアヤシイ)

ま、 先のことはわからないが、Mac OS 上に独立した標準ノートパッドや備忘録アプリがないことも、ディバイス間の連携を阻害している一因であることは疑いの余地が無い。

iOS ディバイスの使いやすさを向上させる意味においても、母艦となる Mac OS 上の基本アプリケーションに対しても

「よっしゃあ、もっぺん真珠湾からやりなおしだあ!」
もとい
「すべてを変えていきます。もう一度。」と、言って欲しい。
… ということで、ひとつよろしく。


2010年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan

iphone


http://www.hexagon-tech.com/
[2010.06.13] アドレスブックメモ帳計画〜より転載&加筆修正

2009年9月25日金曜日

統一されないインターフェイス

Mac OS X 10.6.1:Snow Leopard Build. 10B504 (QT 7.6.3)
and iTunes 9.0.1 (9)

Finder Icon
Finder は、Mac OS という名称さえも与えられていなかった時代から、Mac User にとってユーザインターフェイスの規範となってきた重要なアプリケーションである。

...、てなことを先日書いたのだが、どうもアップルはそう考えていないようだ。

スノレパを使用し初めてから、そろそろ1ヶ月近く経過する。

その後、オプションキー絡みの挙動であやしいところが何ヶ所か発覚しているが、新しく増えたサービスや他のショートカットとの兼合いもあるので、詳細は未確認である。

一例を挙げるなら、ファイルやフォルダを開くときにオプ+コマ+ダブルクリックすると、開く前にそれらが存在していたフォルダを自動で閉じてくれる機能があるのだが、なぜか開く対象がエイリアスに限り閉じてくれない。

また、ずっと以前(OS9 時代だっけか?)にはその逆の機能、オプ+コマ+タイトルバープレスで階層を駆け上がっていく過程で、スタート地点のウィンドウも自動クローズ、なんてこともできていた時代もあったが、現在のようにオプ+コマ同時押しだと階層が開かなくなってもう久しい。

仕方がないので、とりあえずコマンド+タイトルバープレスで階層が開いてからオプションを追加押し、そんな面倒なやり方にやっと慣れたと思ったら、コイツも効かなくなってしまった。

コマンド体系は直交している方が経験を生かしやすいし、理に適っていると思うんだが、ここらあたりはまだまだあやしい。(電車に乗ったら、行きと帰りで料金が違うようなものだな)

ファイルドラッグ時に、あとからオプション追加押しで移動ではなくコピーになる機能は働いているので、オプションキーの機能には問題がなさそうだし、もちろんキーボードの不良でもない。

いずれもレパではおけ〜の機能だが、はたしてこれはバグか仕様か?

情報ウィンドウのクローズボタンのみ、オプ+コマ+クローズボタンで一気閉めできないところも、いまだに修正されていないのでバグだと信じよう。

なにせ内部的に大きく変わったので、初期バージョンではいろいろバタつくのは致し方ないところではある。

ただ、そんな機能的な部分とは別に、もっと表層のインターフェイスにおいて、何かとっ散らかった印象を覚えるのだが、これは一体なんだろうと考えてみた。

アップデート当初の第一印象では、以前のレパがベータ版に見えるほど洗練された各機能とその軽快な動作も相俟って、完成品の域に達したかに見えた。

だが、長時間使用しているうちに多少その印象も変化してくる、いわゆるひとつの第二印象(一目惚れの落し穴)か?

Mac OS X の GUI の基調が、初期の Aqua から現在の Brushed Metal になってずいぶん時間がたつ。個人的には、クールな印象の Brushed Metal は気に入っている。




Brushed Metal vs. Aqua (Tool Bar & Scroll Bar)

本来主役であるはずの内容物を目立たせるという意味では、外装は地味であるほうが良い。そのおかげで、ウィンドウ操作の基本要素である、閉じる、仕舞う、広げるという3つのボタンが目立ってくる。

外装であるべきツールバーやそのボタン類、ウィンドウの外枠などにカラーを採用する場合は、必要最小限に留めるべきである思う。

識別という点では、あらゆるものを色や形などで区別させたい場合もあるだろうが、外枠で識別しようとすること自体に無理があり、内容物が目立たなくなっては意味がない。雑踏における看板の識別性と同じで、どんなに目立とうとしても派手なものが大半を占めるようになった時点で破綻する。

また、そんなところ目立たせてどうするの、という勘違いなものも世の中には多い。(で、これが売れる、だから多い)

ダイアログボックスの文字の背景にカラーだけならまだしも、グラディエーションを使用するような OS や、いまだにバカデカいカラフルなボタンを多用したようなブラウザなどは使う気がしない。
(↑もちろん、それだけが理由ぢゃないけどね)

基本はモノトーンが良かろうと思うのだが、できれば色彩だけでなくその形状にも統一感は欲しい。

アプリケーションが変わったからといって、似たような機能に対して外観や操作方法がマチマチでは使いにくい。

現状では、だいたいどのアプリでもツールバーにあるボタンや検索のための入力フィールドなどは共通で、迷うことはあまりない。アプリケーションによっては、アイコンに加えてテキストも表示することをデフォルトにしているものもあるが、ユーザがある程度新しい機能に慣れてくると、テキスト表示は必要なくなる。

また、テキストがないとその機能がわからないようでは、そのアイコンのデザインに問題があるわけで、そうでないとアイコンの意味はない。


スクロールバー(Finder)

前述の、とっ散らかった印象の要因というのは、主にスクロールバーとスライドバーにあるようだ。

iTunes では Brushed Metal にマッチした色彩のスクロールバーが採用されているが、Finder ではいまだに Aqua のままだ。(別に Aqua 自体悪いわけではないのだが、袴に靴は合わんだろう、または葬式にそのネクタイはまずいだろう、という意味ね。)

たしかに、色だけならブルーではなくグラファイトという選択肢もあるが、デザインはやはり Aqua である。

しかし、アピアランスなんぞほとんど選択肢も無いくせに、いまだに環境設定で一人前の席を取っているのもいかがなものかと思う。

Mac OS 8 でよっぼと懲りたのだろうが、形状はともかく色ぐらいはユーザの好きにさせろよな。そのほうがユーザの評価など気にせず、思い切った外観の刷新できるだろうに。だいたいアップルは、押しつけがましいくせに...。

本筋から大きく外れそうなので、この件に関してはいずれまた別の機会に....ということで。

Numbers にいたっては、起動直後の表示される「テンプレートセレクタ」では iTunes と同様のデザインだが、テンプレート選択後のメインウィンドウでは Aqua にもどるという、わけのわからない仕様である。

ま、なんでも一気にやっちまうとあちこちで炎上するから、徐々に徐々にということだろう。

そういえば、いまだに Finder では Safari と同様スクロール領域がない場合、スクロールバーを非表示にして表示領域を少しでも広げようとする、姑息なやり方をやめようとはしない。

Safari ではスクロール領域がないような短いページに遭遇することはめったにないので、それほど気にならないが、Finder ではそのメリットが体感できるのは Safari と同様にファイル名が文字として識別のメインになるリスト表示のときだけである。

カラム表示の時には、スクロールの必要がない場合でもしっかり領域だけは表示しているのに、なぜか、 アイコン表示では消えてしまう。

アイコン(それもバカデカい)表示では、5mm 程度の恩恵は誰もそれほど感じない。

本来、このような仕様は文章をメインに扱うテキストエディットでこそ採用されるべきなのだが、閲覧がメインのプレビューにはあっても、テキストエディットにはない。

おかげで、並び順序の設定がされているウィンドウはそのサイズ設定のために頻繁にリサイズを余儀なくされていた。

意味のない非表示をやめるか、せめてズームボタン(緑玉)をクリックした時ぐらい、スクロールバー領域も考慮したリサイズをしてはくれまいかと長年願っていた。(もちろん、ただ祈っただけぢゃなく、フィードバックに文句は言い続けていた)

今回、リサイズに関してのみスノレパ(10.6)において、や〜っとこさ正しい動作になるように修正されたようだ。\(^o^)/

スクロールバーを非表示する仕様になった最初の頃は、ズームボタンをクリックするたびにどんどんウィンドウ幅が狭くなっていた。

最後には、アイコン縦一列でバカみたいに細長いウィンドウが画面からはみ出していく様を呆れ顔で見ているしかなく、 サイズボックスは、画面の表示領域外の遥か彼方に...。

さて、どうやって元のサイズに戻したものかと途方に暮れたものだ。

結局、ズームボタンもアイコン表示以外ではまともな挙動であったので、表示モードをリストに変更(たしか当時は、まだショートカットもなかったような)してから再度ズームボタンをクリックという、非常に面倒な操作を強いられた。

もちろん、オプション+ズームボタンクリックという手もないことはないが、他のウィンドウもリサイズの影響を受けると、あとが面倒なのでやりたくはない。

その時は、こんなアホな仕様すぐさまフィックスされるわいと笑っていたが、細かい点においてまで完全に解決されるまでは、なんと長い時間が必要であったことか...遠い目。 ( º-º)

スノレパ(10.6)初出の時に気づくべきであったが、最後にズームボタンがまともに機能したのがいつだったかを忘れしまうぐらい大昔なので諦め半分、確認を怠っていた。

関係各位には、ここに訂正してお詫び申し上げます。m(_^_)m

...で、なんだったっけか?
おう、そうか、スライドバーである。

スライドバーに関しては、よりいっそう混沌としている。

アイコンサイズを調整するという機能では、以前からある「表示オプション」ウィンドウで採用されている目盛り(目安?)付きのスライドバーは、たぶんその表示領域の問題から採用されなかったのだろう。


Finder 二態(上:ツールバー無/下:ツールバー有)

しかし、Finder では同じウィンドウでありながら、表示モード(ツールバーの表示/非表示)によってデザインは微妙に違い、場所は大きく(上下に)変わるのでたいへん鬱陶しい。

ステータスバーは下で常時表示、パスバーは個人的には邪魔臭いので使用しないが、どうしてもというのならタイトルバーの直下あたりではまずいのだろうか?

次に、iWork ’09 の中ではよく使用する Numbers。コイツのスライドバーは、iTunes 8 までメインボリュームに使用されていたそれに近い。

Numbers と iTunes ではアイコン(プレビュー)のサイズ調整用のスライドバーは、ボタン(ツマミ?)のデザインが異なるだけでなく、方向(拡大/縮小)をあらわす表示まで違うのである。

また、iTunes 9 で笑えるのは、同期などの工程や進捗状況を表すプログレスバーである。どう見ても暫定的な雰囲気が漂っている。開発過程において気づかないはずはないんだが、iPod の発表に合わせるためによっぽど慌てていたのだろうと考えていた。


プログレスバーの怪!?
バーの中身と窓のサイズが合っていないように見えるのは、気のせいか?

ところが、9.0.1 になってもそのまま修正されないのは、どういうことだろう?
(ひょっとして気づいてないとか、いやいや実はこれが新しいデザインなのですわとか、それとも、iPod touch に搭載するカメラユニットの不具合で会社全体がひっくりがえっていたんでそれどころぢゃ…とか? まさかなあ…)

いずれにしても、iWork や iPhoto に代表される iLife のメンバーも含めて、統一感という意味においては、Leopard & iTunes 8 の頃の方がスッキリしていた。(と思う)

どのソフトもプレビューやアートワークの背景は黒またはグレーであり、それが内容物を引立てる効果が大きいと判断されたがゆえに採用されてきたはずである。(iPhoto、QuickLook などの背景)

しかし、現実には iTunes 9 のビデオのアイコン表示は白に戻され任意の選択(←便利な言葉)もできない。Finder では異なるデザインのスライドバーが、上や下に行ったり来りである。
どう見ても、Finder がユーザインターフェイスの規範となっているとは言い難いのが現実である。

たしかに、アップルからみれば少なくとも数字の上では
「そんな細けえこと、いちいち気にするバカは2割もいねえよ」
と、いうのが最近の傾向かもしれない。

【参考文献】
Apple Human Interface Guidelines :
Apply the 80 Percent Solution(80%の要求に応えよ)

しかし、8割以上の人は問題に気づいていないか、そんなことに全く興味がない人々の可能性だってある。

かつて Steve も引用していた、自動車会社フォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォードの有名な言葉がある。

「車つくる前の市場調査なんぞ糞食らえだ、ヤツらはもっと速え馬が欲しいと言うに決まってらあ。」(←ちょっと意訳)

ま、製品発表後の調査までを数をかぞえただけでやってなけりゃ、そのうち何とかなるんだろうとは思うが...。

ほんとうに、だいぢょうぶかなあ?


(Mac OS Xフィードバック済)
2009年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2009年9月15日火曜日

改善されないインターフェイス

Mac OS X 10.6.1:Snow Leopard Build. 10B504 (QT 7.6.3)

Spotlight Icon

全面的に書き直されようが、64ビット化されようが、相変わらず使いにくいのが Spotlight である。

ファインダの環境設定で「現在のフォルダを検索」を選択することで多少マシにはなるが、根本的な問題は解決しない。

一般的には、とりあえず検索語句を打ち込んで運良くすぐに見つかれば、ややこしい検索条件を気にすることなく気軽に使える。

そういう配慮から、現在のインターフェイスになったのだろうと推測するが、運悪く検索範囲に目的のファイルが見つからなかった場合は最悪だ。

検索範囲を変更しようにも「現在のフォルダ」でダメなら、「共有」または、ぶら下がっている全ての外部ドライブまで含まれる「このMac」という究極の選択を迫られる。

あのドライブとか、そのフォルダを指定しようとすれば検索条件の再入力が必要になり、ファイル種別やサイズ、日付などの設定をして発見出来ない場合は、それらの条件も再設定が必要になる。

「現在のフォルダ」や「共有」または「このMac」以外の選択肢として「その他」という、たったひとつの項目をどうして付け加えることが出来ないのだろう?

設定できる検索条件にしても、とてもスマートとは言えない。

たとえば、サイズで2MB 以上のイメージに絞って検索した結果には、なぜかリスト表示の時はファイルサイズは表示されない。[09.29:追記・訂正]

検索結果には、「変更日」や「作成日」もしくは「種類」までの情報でしかソートできず、ユーザが検索に使用した条件などは全く無視され、2MBのファイルも100MBのファイルもごっちゃまぜである。

それどころか「最後に開いた日」などという、余計な項目だけはしっかり設定されている。
検索機能がお粗末なせいで、ついさっき間違って開いたファイルが、検索結果の先頭に最優先で並ぶような結果を誰が期待しよう。

たががファイルサイズの範囲を指定するにも、最小と最大の2種類の検索条件を設定しないと絞り込みも不可能だ。(サイズ指定では、なぜかMB単位だけ MB] と表示されるのも Spotlight 登場以来の伝統となってしまった感がある)

また、 条件を変更するとその度に選択できる設定項目の内容が変動するのも、使いにくさに拍車をかけている。

デフォルト設定以外の検索条件を追加する画面などは、混沌の極みといってよいほど、ぐちゃぐちゃのまま何年にもわたって放置状態であり、分類しようという気などは全くないらしい。

【参考文献】
Apple Human Interface Guidelines :
Avoid Feature Cascade(機能の雪崩を避けよ)

まるで説明になっていない「説明」と称する項目がエリアの大半を占め、ユーザインターフェイスの何たるかを語るレベルにはほど遠い。

例)
属性:PostScript 名 → 説明:PostScript 名
属性:ISO 感度  → 説明:写真が撮影されたときのカメラの ISO 感度
属性:Spotlight コメント→ 説明:この項目の Spotlight コメント
属性:ファイル名  → 説明: ファイルの名前

といった具合で、
これが150項目近くにわたって延々と繰り広げられる様を、冷静な目で見ることができるだろうか。

この説明により、ファイル名がファイルの名前であったという事実に初めて気がついた人以外は、沸々と怒りが湧き上がってくるのを抑えるのは難しい。

設定項目が多いという点で類似の設定画面、「システム環境設定/キーボード/キーボードショートカット」内にある「サービス」項目に関するインターフェイスと比較すれば、何が問題なのかは一目瞭然である。

おそらく、このような悲惨な作業を二度としたくない人のために、検索条件を保存する機能を付け加える必要があったのだろう。

しかし、保存された条件も iTunes のスマートプレイリストやメールのスマートメールボックスのように、後から検索条件を確認したり編集することは全くできない。(この際、クエリーとは何かを理解しているかどうかは無関係である)[09.29:訂正]

適当な(デフォルトの)ファイル名などで保存しようものなら、後日なんでこんなもの保存したんだろうという混乱を招くだけだ。

それでも Leopard と違って、保存された検索条件の結果で示されるウィンドウ上部の検索欄に、追加の検索項目を入れて絞り込み検索ができるようになったのは評価に値する。
(ま、新たな検索と勘違いするレパがバカヤロー過ぎる、といえばそれまでだけどね)

ただし、この機能も注意しないと危ないワナが仕掛けられている。

絞込んだ検索結果を保存しようと、表示されている「保存」ボタンを押した途端に前回保存した検索条件に、何の確認もなく上書きされてしまうのである。

検索条件の確認/編集はできないので復帰するためには、あわてて TimeMachine を起動ということになり、あたかも TimeMachine の評価を上げるために入念に練り込まれたとしか考えられない仕様となっている。(上書きするならするで、一言あってもいんぢゃね)

[09.29:追記・訂正]
検索条件の確認および編集は、検索結果ウィンドウのアクションメニュー(歯車)アイコンから、「検索条件を表示」を選択することで可能でした。


関係各位には、ここに訂正してお詫び申し上げます。m(_^_)m

09.29:追記[
また、ファイルサイズによるソートについては「厳密」にはできないとは言えない。アイコン表示では、サイズやラベル項目の選択ができるからだ。

左:アイコン表示/右:リスト表示
ただし、ソートできるといっても、選択した時点でサイズの小さい順による並びのみで、逆順ソートにはできない上にサイズを確認するためには、ひとつひとつのアイコンを選択して情報を見るしかない。

参考:洗練と進化



当該の機能について表記された部分のスクリーンショット(09.29)

スノレパの機能紹介ページには明記されている機能であるから、いずれ対応するつもりなのか、それとも現状の半端な仕様ですでに対応済みというつもりかは全く不明。

なお、上記「Keep Arranged By」という項目は英語バージョンに切替えても検索結果のウィンドウには表示されない。これは、通常ウィンドウにおける表示であり、検索結果のウィンドウでは「Arranged By」と表示される。
(だいたい、なんで英語表記なのかというところもアヤシイ、本当にそんな機能があるのかという疑念も沸く)



左:通常ウィンドウ/右:検索結果ウィンドウ(英語)

いずれにしても、ファイルサイズを一覧表示できるはずのリスト表示では、 なぜサイズを表示できないようにしているのか全く理解できない仕様である。

たかがファイルサイズごときに、Tiger (10.4) 登場以来4年以上もかかるほど厄介な問題とも思えないんだか...。
]09.29:追記

Finder は、Mac OS という名称さえも与えられていなかった時代から、Mac User にとってユーザインターフェイスの規範となってきた重要なアプリケーションである。

古くから Finder と大きく異なるインターフェイスを採用してなお、現在まで生き残っているアプリケーションは少ない。それは、ユーザの経験が生かしにくい、延いては使いづらいと感じさせるからである。

内部的には、Spotlight も別アプリという見方もできるかもしれないが、一般ユーザの視点では(シャーロックとは違うという意味で) Finder の機能の一部に過ぎない。

最近はその Finder のインターフェイスが、他のアプリから完全に遅れを取っている。

Panther で変更されたアクア調からメタル調の外観、Leopard から実装されたカバーフローや、サイドバーのデザイン変更などは、 iTunes や Safari といったアプリケーションからのフィードバックであることは明らかである。

iTunes や Safari などは Windows 版もあり、Mac User しか使わない Finder に比べるとリサーチデータにも従来とは多少異なる要望や提案が含まれているのだろう。

また、対外的に影響を与えるユーザ数の多いアプリの方が、開発過程において優先されているのではないか、という想像もできる。

端的な例は、iTunes におけるリスト表示時のカラムコントロールである。

iTunes の場合、最右端の項目幅が極端に広く設定されエリア外に大きくはみ出していたとしても、ウィンドウの端にポインタを置いてサイズ変更ができる。逆にウィンドウエリア外に広げて、カラム幅を設定することもできるので大変便利だ。

もちろん、スノレパのファインダのように勝手にスクロールして、表示エリアに何もなくなってしまうようなマヌケな挙動はしない。

ところが、iTunes が何年も前に実現した機能であるはずなのに、今回の Snow Leopard においても実装されていない。
(iTunes やエクセルでお馴染の、カラム境界でダブルクリックによるサイズ最適化はやっと実現されたようだが。)

また、カラム行での右クリックで表示される表示オプションも iTunes の便利な機能のひとつであるが、Finder では未だに旧態依然とした別ウィンドウによるインターフェイスを引きずっている。(ツールバーの設定ではまだ甘いし、非表示の時は使えない)

それどころか、iTunes の美点のひとつであったウィンドウ上部のカラムブラウザを Finder に採用するなら話は解るが、Finder の横方向のみの使いにくいディレクトリブラウザのインターフェイスを iTunes にデフォルト設定させてしまうという本末転倒ぶりである。

ユーザインターフェイスの規範、という意味においては「いっそ iTunes をファインダにしてしまえ」という気さえしてくる。

確かに iTunes も数万曲以上登録すれば速度も低下するが、Finder と同様に 64ビット化されれば多少改善されるだろうし、メタデータの使い方は賢い開発者がなんとかしてくれるに違いない。(たぶん)

ファイルサイズの参照で待たされることは皆無だし、少なくとも現時点で検索という点においては iTunes の方が遥かにマシだ。

前述の参考文献「Apple Human Interface Guidelines」の表紙に書いてある “User Experience” の意味について、もう一度考え直せと言いたい。

かつて Spotlight は、Dock やアーカイブユーティリティなどと並んで、ファインダファミリーの一員として CoreServices の主要メンバーであった。

独立したアプリ(Spotlight.app)であった時代にもたいして改良もされず、使いにくさと醜さを持ったまま Finder (か、システムのどこかに)取り込まれてしまったようだ。

こんな結果を期待して、あの腹立たしい長時間にわたるインデックス作成作業を許したわけではないぞ!

と、思わず叫びたくなるのだが、せめてファイル名だけでいいから高速かつ確実な検索機能を追加して欲しいものだ。

(Mac OS Xフィードバック済)
2009年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2009年9月12日土曜日

Snow Leopard 10.6.1 & iTunes 9

毎度、iTunes のメジャーアップデートの時は、目が点になる仕様変更が行われることが多いのだが、今回もその期待は裏切っていない。

以前にも、ジャンル名の表記について仕様変更された時にはあちこちで苦情が噴出したが、ディスカッションボードが祭りになったぐらいではアップルは気にしない。

前回も結局うやむやにされてしまったようなので、アップデートによる改善は、あまり期待出来ないかもしれない。

●現象:iTunes 9 でズームボタン(緑玉)の挙動がファインダと同様に修正された。おかげで、ミニプレーヤへの切替えがオプション+クリックしなければならず、ちと面倒。
○対策:ま、どっちでもいいので、あるがまま受け入れる。

[09.23, 29:追記]ver. 9.0.1 (9) で元どおりになった。
修正ではなく、単なるバグだったということかな?
しかし、ズームボタンの本来の機能は ver. 9.0 が正しい。従来の iTunes の動作が特殊なのであり、Mini Player への切替えはズームボタンを流用するのではなく、独立したボタンを設定するべきであろう。
(バグというなら、コッチこそ直せよな↓)

●現象:iTunes 9 にアップデート後、 Compilations フォルダ(英語表記)に変更されたことにより、コンピレーションアルバムが以前のフォルダと行き別れになる。
○対策:あるがまま受け入れる、または修正パッチでも探す。

●現象:iTunes 9 にアップデート後にビデオアルバムの背景が以前の見やすい黒バックから、鬱陶しい白バックに変更。設定変更不可。
○対策:あるがまま受け入れる、または修正パッチでも探す。

●現象:iTunes 9 ではカラムブラウザの位置がデフォルトで左側に変更され、そうでなくても足りない幅方向のスペースはより狭くなった。デフォルト設定変更不可。(いちいち手動で各プレイリストについて変更は可能)
○対策:あるがまま受け入れる、または修正パッチでも探す。

●現象:Safari で動画保存時、Spotlight 検索を使用すると QuickTime Plug-in が異常終了。 以降 Safari が制御不能。(要 Safari の再起動)
○対策:Spotlight 検索を使用せず、気長に修正されるのを待つ。

●現象:不具合ではないのだが、アクティビティモニタのメモリグラフ上の表記が減少する。4GB 実装のMacBook 13 (Late 2008) では、(たぶん)VRAMに256MB流用されるので 3.75GB となる。
MacBook Pro などの nVidia GeForce 9600M GT を搭載して、VRAMをメインメモリと共有していない機種では未確認。表記としては、こちらが正しいのだろうが、なんか損した気分。
○対策:我慢。悔しいけど、8GB 実装の MacBook Pro に移行する余裕などはない。

今回のアップデートでも、主要な不満点は改善されていない上にアプリが落ちる頻度は高くなった気がするのは気のせいかな?

2009年9月11日金曜日

写真撮影機能無しなの iPod nano

iPod nano には、なぜ動画撮影のみで静止画撮影機能がないのか?

New York Times: “Steve Jobs on Amazon and Ice Cream”
by David Pogue: 09 September 2009


ニューヨーク・タイムズのデイビッド・ポーグ記者が、イベント終了後にスティーブをつかまえて、いろいろな疑問を尋ねたらしい。

iPod nano の筐体に収まるサイズで、静止画撮影に十分な解像度とオートフォーカス機能を持つセンサーが調達出来なかった、という理由で動画撮影のみの機能になったそうだ。

動画ならVGAサイズでなんとかなるが、写真となるといまさら30万画素では玩具にもならないということだが、よく iPod nano にそんな隙間があったもんだ。

また、iPod touch に、噂されたカメラ付きモデルが登場しなかったことについても尋ねている。

その理由として、 iPod touch は「ユーザからゲーム機と見なされている。最近ではアップルもそう考えているから、なるべく安くする必要があった」ということが述べられている。

個人的には、ゲーム機と見なしたことはないし、アップルもiPod touch をゲーム機として考えているという話は、俄に信じがたい。

別の質問では、「汎用デバイスの方がいずれ勝つと思う。」という答えもあるので、「売れている今は」という条件付きだろう。

最下位の8GBモデルは安いと思うが、価格を抑えるということについて考えるなら 64GB モデルの必然性はあまり感じられない。

確かに iPhone に比べると iPod touch にはスペース的な面では、余裕は少ない。
だが、1万円台の iPod nano にそんな隙間を見つけられるのなら、3〜4万円台の iPod touch の方が、コストの面でもカメラユニットが収まる程度のスペースは探し易いと思う。(スピーカも、だ)

今回のラインナップには、最も売れ筋になりそうな 16GB モデルの設定がないのも何かウラがありそうな気がするが、売切れたからないんだよ〜ん、...かもしれない。

う〜む、アヤシイ(←翻訳も)。

2009年9月10日木曜日

もうでた iPod

どうも、よく判らんなあ。

実装技術をアピールしたいのか、次期製品のためのテストケースなのか、その名前とは裏腹に iPod nano にそんなに腹一杯の機能を詰め込んでどうするんだろう。

ビデオカメラ、FMラヂオ、ボイスレコーダ、万歩計、...etc.

仕様には明記されていないが、スピーカとマイクも搭載されているらしい。筐体サイズはそのままに画面サイズは拡大され、よりバランスの悪いデザインになっていくような気がする。

写真にしても、動画にしても、撮影したデータを即座に転送出来る通信機能があってこそ、チープな画像にも価値を見いだすことができると思うのだが...。

通信機能を持つ iPod touch の方は、カメラ機能の搭載は見送られたようだ。はたして内蔵スピーカの音質が改善されたのかどうかは、実機を見るまで不明である。

絶滅が危惧された、iPod classic は先祖返りして160GB HDD 搭載となったが、新たな機能は奢られていないようで、とりあえずもうしばらく延命という扱いなのかもしれない。

そんな中、カラバリが増えた iPod shuffle の限定ピカピカモデルにはちょっと魅かれる。たぶん、カメラは搭載していないと思うけど。

詳細は、またのちほど...。