2011年8月7日日曜日

スペック

なかなか理想に近づかない MacBook Air、今回も価格の割にイマイチなスペックである。

たしかに、以前のような高価格な割に貧相なスペックから、そこそこな価格で赤貧もとい清貧なスペックに変化はしたものの、はたしてこれがアップルの考える最良の製品なのだろうか?

てな書き出しで、昨年10月に MacBook Air (Late 2010) モデルが発表されたとき、そのスペックについてひとこと文句を書いてやろうとしたのだが、結局その原稿はボツにした。

新製品発表後の今、こんなことを書くとネット業界でよくある釣りの記事みたいだが、ネガキャンを展開するつもりは毛頭ない。

2006年当時、PPC から Core Duo、Core 2 Duo に移行された後、2010年までの4年間は目立ったクロックアップもなく、大きく処理速度が改善されないプロセッサであったが、昨年の Mac mini を最後に、徐々に新しい Core i シリーズが採用され始めた。

一般ユーザレベルには、SandyBridge や Nehalem はおろか、マルチコアとマルチスレッドの違いもよくわからん話だが、アクティビティモニタの CPU の欄を見れば、なんか数が多いぞという程度には理解できる。

振り返ってみれば Mac mini という機種、最初のモデルも PPC G4 だったり、Intel プロセッサ移行後も Core Duo や Core solo だったりと、毎回不遇な扱いを受けている。

たぶん、製品発表のタイミングだけの問題だと思うが、アップルとしてもテストケースとして実験台にしているのではあるまいか、とも思える。

最近のアップル製品の中でも、筐体デザインが刷新されたからといって、おいそれとは手を出せない危ないモデルの代表になっている。(去年手を出してしまったけど)

たとえ中身が大きく変わってもデザインは変えないというのは、ウラをかえせば前回、中身がたいして変わらないのにデザインを大きく変えたから、必然的に起こり得る事象なのかもしれない。

とりあえず、昨年は買えもしないモデルについてあまりボロクソに貶すのも如何なものかということで、ボツにした MacBook Air であるが、全部入りのMid 2011 モデル、とても快適ですハイ。

その一端を OS X Lion の新しい機能が担っていることは間違いないのだが、iPad と比較するたびに、Mac OS が過負荷になり過ぎているような気がしてならない。(火事が燃える的表現だな、こりゃ)

今後のアップデートでは、せっかくのハードウェアスペックを OS が食い潰してしまうことのないよう研鑽に心がけて欲しいものだ、…と、一応年寄らしく苦言を呈しておこう。

しっかしぶっちゃけ、iPad と MacBook Air 2枚持って出ても、以前の MacBook 13 インチよりまだ軽いんだから、恐れ入る。

何気なく2枚と書いたけど、ホントに2台でなく2枚という感じだからね〜。

わお、8月号すげえな、ちょと飛ばし過ぎの感ありの、もう四記事めだぜぃ。

2011年08月某日 Hexagon/Okayama, Japan
[2011.08.07] スペック〜より転載&加筆修正

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