2011年8月3日水曜日

ライヨン入り MacBook Air

何やかやで、ストライクゾーンのド真ん中に豪速球を投げ込んできた、MacBook Air 11。
どこかに、買わない理由を探して苦労している御仁もいるようだが、たしかにデザインを刷新した前モデルをポチってしまったユーザにとっては、悩ましい選択であろう。
アップルが外装デザインを変える時は、それはもう一大事なのだから、行ってしまえ的なことを書いたことがあるが、実は2008年頃から若干変化しているのも事実だ。
なにせ、MacBook (Late 2008) で画期的なウニボデーに惹かれ、FireWire もないことに目を瞑ってポチったら、1年も経たないうちにプロというイカガワシイ名称変更を伴って、見事全部入りを出された経緯があるのだ。
したがって、その年の初めに発表された MacBook Air が MacBook (Late 2008) ともにわずか9ヶ月でマイナーアップデートされたことも記憶に残っている。
そのときからの教訓は「2番目を狙え!」である。
と、いっても当時は脱デスクトップ、ノート型+外部ディスプレイがターゲットであったため、同じ13インチディスプレイを持つ MacBook Air 自体は視界から外れていたのだが。
俄に視界に飛び込んできたのは、何を隠そう11インチモデルからなのだ。しかし、前述のとおりあまりにもお粗末なそのスペックは、熱い購買欲を消沈させるだけの冷気を持っていた。
ところが、兄貴分の MacBook Pro ファミリーの連中が軒並みパワーアップされ、これは次期 MacBook Air にも期待が持てる気配が漂い出した。で、ド真ん中に豪速球である。
こいつを、三年待ったのだからこれはもう行くしかあるまい。
SSD の価格が思った以上には下がらなかったが、下位モデルのメモリ、SSD は言うに及ばず VRAM までケチられた不遇な仕様から、それを選択する可能性は消えた。
また、後からの増設に門戸を閉ざしたかに見えるその仕様では、焦点はどこまで行くのかだけに絞られる。さすがに、SSD の価格が安くない、って待てよ、Core i7 て SSD 増設の半値ぢゃん。
視点を変えると、見えなくてもいいものまで見えてしまう。
で、結局典型的な全部入りで価格は、ツルシの MacBook Pro 13 も iMac 21.5 の上位モデルをも超えてしまう始末。
ま、ライヨンプリインストでもあるし、巷の評判も良さそうだし、後悔は後でするものと相場は決まっているんだから、ま、いいか。
MacBook Air 11インチモデル選択にあたって、一番危惧されたのがその狭い画面だ。
狭いといっても、以前使用していた Mac Book 13 の1,280 ピクセルに対して 1,366 ピクセルあるんだから幅方向に関しては、広くなっている。
しかし、縦方向のマイナス 32 ピクセルは数値上 iPad の短辺程度しかないし、いざとなれば縦横の方向転換ができる iPad に比べても不利である。加えて、メインで使用を始めた iMac 27インチの 2,560×1,440 ピクセルという無駄に広大な画面との差は大きい。
画面の大きさに関していえば、たかだか 1,024×768 ピクセルしかない iPad だが、Mac と比較して一番メリットを感じるのは、その画面をいとも簡単に縦横どちらでも使えることの威力だ。
物理的な画面サイズだけでは測れない、圧倒的とも言える iPad の魅力は、Mac に戻ってみて初めて気付く。
OS X Lion には、MacBook Air をそんな iPad に少しでも近づけようとする気概のようなものを感じるのだ。
が、まだまだであることは致し方あるまい。
それでも、マルチトラックパッドを基本操作をマスターすれば、かなり使い勝手が向上する。iMac ではなんのために使うのはよくわからないフルスクリーンモードもミッションコントロールとの組み合わせにより、そこそこ快適である。
文字の大きさこそ、老眼にはキツいサイズであるが、ピンチズームによりなんとか回避できる。(この場合のピンチとは、緊急時という意味でも話はとおるな)
Core i7 と SSD256GBを奢ったおかげで、出先でも iMac なみのパワーと、OS X Lion ならではのファイル管理能力の一端を享受できるのはありがたい。まだ、慣れない部分は多々あるけどね。
それに引き換え、メイン機である iMac 27 ではイマイチ、イマニな OS X Lion である。
詳細は、後ほど。
…ということで、今月もヒトツよろしく

2011年08月某日 Hexagon/Okayama, Japan
[2011.08.03] ライヨン入り MacBook Air〜より転載&加筆修正

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