2014年2月3日月曜日

鉄撮りの練習:其の弐(宇野線)

というわけで、前回に続いて練習シリーズの第2弾。

すったもんだの揚げ句、何とか現像済の JPG ファイルだけは日付の訂正が完了したので、今回はその二日目の1月29日分である。

この日は、前回と同様に時間の確認はしたものの、よもや年がずれているなどとは気付かずに撮影を続行してしまった。

おまけに、DP1 Merrill のレンズキャップを何処かで紛失してしまうなど、相変わらずチョンボの多い日だ。

それでも好天に恵まれた暖かい一日だったので、撮影自体はここ最近では最も楽しめたのが、せめてもの救いである。

今年の初め、無謀にも早朝のサンライズエクスプレスにチャレンジした、宇野線/瀬戸大橋線の笹ケ瀬川橋梁だが、明るい日中に再挑戦してみた。

瀬戸大橋線は、岡山起点の宇野線を経由して、茶屋町から宇多津までの本四備讃線をまとめた愛称みたいなもので、たぶん厳密にはここはまだ宇野線だろう。

この付近は単線区間なので、南東側から撮影すれば鉄柱が反対側だけで、たいへん都合が良い。鉄橋手前に、ぶら下がった電線が邪魔になるのが欠点だが、角度を工夫すれば余計なモノが写らない、シンプルな構図も可能であることがわかった。

また、明るい日中によく見ると、鉄橋と電線には3mぐらいの間隔がある。土手に上ってその間に入り込めば、邪魔されないポジションも採れるが、線路に対して距離も近く浅い角度に限られるので、構図の自由度はあまり望めない。

お馴染の115系電車だけでなく、快速マリンライナー、しおかぜや南風などの特急も頻繁に通る過密なダイヤなので、県北のローカル線に比べりゃけっこう忙しい。

快速「マリンライナー」は、JR四国5000系電車3両と、JR西日本223系5000番台2両の混成というまことにややこしい編成で、四国側の先頭車両はダブルデッカーである。

特急「しおかぜ」は、松山運転所に所属する8000系電車で構成され、振り子式車両が使用されている。伯備のやくもと同じく、岡山寄りと四国寄りで先頭車両は全く異なるデザインになっている。

特急「南風」は、少なくなりつつある気動車特急である。カーブが多く電化されていない土讃線を経由するため、JR四国2000系振り子式気動車だが、しおかぜと同様にこの区間では振り子機能は使用していない。

かつては、南風もキハ181系が使用されていたが、キハ185系を経て現在の2000系気動車に更新されたらしい。このあたりも、山陰地方の特急と似たような経緯を辿っているようで、キハ187系の「スーパーいなば」同様、その外見はあまり年寄好みの車両ではない。

その後、妹尾駅構内の複線区間(交換線)手前まで移動して、貨物列車との2ショットなども撮ってみた。

宇野線は干拓以前に敷設されたので、昔の海岸線に沿ってこのあたりは西に向かって伸びている。線路の北側はかなり住宅も増えているが、南側にはまだ長閑な田園風景が残っており、撮影アングルの自由度は結構高い。

また、早島から先にわずかな複線区間はあるものの、一部の交換線を除いて基本単線なので、電柱に邪魔されず撮影出来るポジションも多いことから、練習にはもってこいである。

場面によっては、シャッター速度も DP Merrill の上限に近いところまで上がるので、被写体ブレの心配はしなくて済む。やはり、動体相手の撮影は天気の良い日中にかぎるな、というのがこの日の感想。

ついでに、箕島、早島あたりまで足を延ばそうとした矢先、仕事の電話が入って以降の予定も中断せざるを得なかったのが、返す返すも残念だ。

ま、平日の真っ昼間に遊んでいられる身分でもないので、致し方なしであるが、いずれ時間を作ってもう少し続けてみようと思う。


…ということで、ヒトツよろしく。
2014年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2014.02.03] 鉄撮りの練習:其の弐 〜より転載&加筆修正

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