2014年2月16日日曜日

The Computer for the Rest of Us

アップルの国内のサイトでも、遅ればせながら日本語版「Macの30周年」が公開されたようだ。

この手の記念行事みたいなものは、その期日がけっこう重要だと思うが、3週間近くも遅れて公開することに、果たして意味があるのだろうか。

ぶっちゃけ、今年の1月24日が Mac 30周年にあたることは、30年前から分かっていたことであり、ローカライズの手間はかかるとはいえ、まさか本国でも前日まで秘密にしておいた訳でもないだろう。

ま、日本以外の各国サイトがどうだったかなど、興味がないので調べてもいないから、日本だけではないのかもしれない。

ただ、その内容は、翻訳しているだけだからもちろん本国の意向であるが、あまり庶民の生活には現実感のない、成功者達の歯の浮くようなマック賛歌に終始しているようにしか見えない。

たぶん、それは個人的な僻みに過ぎないのだろうが、パーソナルであることを重視してきた筈の Macintosh の歴史を、アップルが語るそれには、まるで感じられないことに違和感を覚える。

古くから Macintosh を使用してきた者の中には、今のアップル製品にそこまで賛辞を贈る気になれないと考えている連中も、少なくないのではあるまいかと思う。

今日ではもう、The Computer for the Rest of Us というのは、iPad や iPhone を指す言葉になってしまったのだろうか。


…ということで、ヒトツよろしく。
2014年02月某日 Hexagon/Okayama, Japan

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