コンピュータを利用する上での安全性。
または、不正アクセスやデータの改竄(かいざん)などの問題を扱う分野、というのが一般的なセキュリティの意味として辞書には載っている。
不正アクセスやデータの改竄など、第三者からの悪意ある行為にはどこも神経を尖らせているが、コンピュータを利用する上での安全性という、全般に関するセキュリティは商売上あまり旨味がないせいか、話題にのぼることが少ない。
ユーザのミステイクにまで責任を負えない、という文言は必ずといっていいほど、取説や定款に読めないほど小さな文字で書かれているのが、コンピュータ業界ではもはや常識である。
OS X v10.8.5 追加アップデートは、どうやら今年発表された新しい機種では適用されないようで、9月に発表された iMac (Mid 2013) ではアップデートリストには表示されない。
OS X アップデート(10.8.5)を適用するだけで、10.8.5 (12F45) までアップデートされている。もちろん、「mach_kernel」などという恥部を晒すことなく、である。
サブ機である MacBook Air 11 (Mid 2011) の方は、問題が発覚してから 10.8.5 (12F37) のままで「OS X v10.8.5 追加アップデート」の適用は控えていた。
だが、サポート情報( http://support.apple.com/kb/HT5815?viewlocale=ja_JP)が10月11日付けで更新されたので、もしやと思いバグフィックスを期待してやってみたが、見事に裏切られ「mach_kernel」が正しく表示された。
昨日の Java for OS X 2013-005 を適用しても、この点は修復はされていない。
外部からの攻撃に対していくら防御を固めても、ユーザのミスによるトラブルを誘発するような危険物を配っていては意味がない。ましてや、2週間以上たっても未だに放置プレイというのは、いったいどういう了見なんだろう。
昔に比べると、セキュリティに関して五月蝿いほどの情報が溢れている昨今であるが、くだらねえ Java がらみのアップデートなんぞを配布する暇があったら、自分で起こした不始末ぐらいさっさと直しやがれ、と思っているユーザは少なくないと思う。(ま、それほど多くもないだろうが…)
どうせ、旧機種を対象とした嫌がらせの一環であることは予想していたので、アップルが今後どう対処するのか(しないのか)様子を見るためにも、このまま放置することにした。
いつも須藤さん頼りではのび太君になっちまうので、ちょっと落ち着かないが、しばらくチャックは開けたままにしておこう。
来週行われることが発表された、アップルイベント。
マーヴェリックスや Mac Pro など、今年後回しにされた Mac プロダクトがいったい幾つ発表されるのかは分からないが、よもや iPad 関連のみという脱力な結果に終わらないことを祈るばかりだ。
ちなみに、予告編まで晒したカメネタの方は、DP Merrill の不可解なトラブル検証のため、今しばらく時間がかかりそうである。
…ということで、ヒトツよろしく。
2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan
http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.17] セキュリティ 〜より転載&加筆修正
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