2013年10月5日土曜日

ゾロ目の最新版

iTunes 11.1.1 (11)

十月である。

そして明日(現地時間)は、スティーブの命日。出雲地方以外では神無月だそうだが、旧暦だからもう少し先の話かもしれない。

最近では、珍しくアップルネタの連チャンだが、楽しくない話題しかないのが辛い。

iTunes 11 のバージョンアップ後、複数項目を選択して「情報を見る」を選ぶと「複数の項目を同時に表示または編集するには、すべての項目が同じ種類である必要があります。」などという警告が出て、情報ウィンドウが表示されないことがある。

モノによっては、同じアルバムの特定のデータのみで発生することもあり、種類が異なるわけがないファイルでさえこの現象は発生する。

音楽データのみ(すべて同一 AAC であり拡張子は .m4a)や、ビデオデータのみ(すべて同一 MP4 であり拡張子は .m4v)でも発生することがあるので、ここで iTunes 11 が云う種類とは一体何を指すのか、全く判らない。

もちろん、iTunes 10.7 でアップデートを凍結した予備機では、そのファイルをコピーして登録しても、問題なく(音楽であろうが動画であろうが)一括編集が可能である。そして、なぜかその問題なく情報ウィンドウが表示されたファイルを iTunes 11 に戻して再登録した場合は、何事もなかったように情報ウィンドウは表示される。

で、ためしに問題のあるファイルを一度 iTunes 11 のライブラリから削除(ゴミ箱には入れずファイルは残すを選択)して再登録してやると、問題なく情報ウィンドウは表示されるようになる。

ま、どうせ数多ある iTunes 11 ならではのバグだと思うが、オーディオとビデオが混在した実際に種類が異なる組合わせの場合は、やはり前述の警告は出て情報の一括編集は出来ない。したがって、これはバグではなく仕様であると思われる。

しかし、これも iTunes 10.7 では出来ていたことであり、もちろん今でも可能な操作であるが、ゾロ目の最新バージョン(iTunes 11.1.1 R.11)でも修正はされていないようだ。(たぶん気付いてもいないだろうし、修正する気もなさそうだからフィードバックするのもアホらしい)

以前から、プレイリストに登録する場合など、オーディオとビデオを混ぜるな、みたいな余計なお世話をしたがる iTunes であったのだが、バージョンが上がるごとに態度を硬化させる傾向があるようだ。

ビデオクリップ付きなど、おまけ DVD が付属した音楽 CD もあるぐらいで、ユーザがオーディオファイルとビデオファイルをどう混ぜようが、大きなお世話だ。

トイレの洗剤ぢゃあるまいし、一体どんな危険があるんだろう。音楽とビデオを混ぜると毒でも出るのか、それとも iPhone や iPod が火でも吹くのだろうか。

たかがタグの編集ごときに、なんで「すべての項目が同じ種類である必要」があるのか全く理解できないし、ビデオファイルを登録すれば、すべてホームビデオになってテレビ番組やムービーと生別れになってしまうなど、わざわざユーザが戸惑う原因を作ってどうする。

どうしてこうも、なんでもかんでも勝手に分類して分けたがるのか、iTunes 11 の不可解かつ真に腹立たしい仕様である。

iTunes を起動する頻度や、ましてや音楽を聴く機会が減っているのは、このようなアップルによる意味のない制限や、バカバカしい仕様変更に嫌気がさしたことも、遠因となっているように思う。

アップルは、いったい何をしたいのだろう?


…ということで、今月もヒトツよろしく。

2013年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2013.10.05] ゾロ目の最新版 〜より転載&加筆修正

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