2014年9月11日木曜日

iPhone 祭り

毎年恒例の iPhone 祭りである。

今年も例年通り、予想から大きく外れることもなく、事前のリーク情報と称する噂どおりの内容だ。

近年電話としての機能は、どんどんその他大勢の一部に追いやられ、未だに電話屋が売っていることが不思議なぐらいの携帯端末である。

コミュニケーションツールとしての携帯電話も、その通信機能を通話でしか発揮できないのでは、時代の要求を捌き切れないところまで来ている。

搭載されるカメラの性能も、画素数こそ前年モデルと変わらないが、今回もさぞや様々な工夫が盛り込まれているに違いない。

液晶画面に関して、数年前ならよもやハイビジョンレベルの画像が、手のひらに収まる形で現われようとは思っていなかった。というか、携帯電話に対して、そんな潜在的な要求さえ一般には無かったろうし、いくら過渡期とはいえ、こんなデカイ電話が登場するとは予想できない。

技術的には可能であっても、要求がなければ実現しないものはある。だが、なぜか要求があっても、なかなか実現しないものもある。

どうしてデジタルカメラの背面液晶には、携帯ごときで実現できるモノでさえ採用されないのか。専ら、高画質な写真を扱うことが目的の機器でありながら、そんな要求も無いとは、どうしても考えにくいのだが。

端末のサイズに関しても、国内と諸外国ではその求められる大きさも多少異なるはずだが、グローバルであることを以て良しとするなら、時流に合わせるしかないのだろう。

その大きさも、留まるところを知らないかのようで、もう iPad mini なんか要らねえぢゃん、というのが個人的な感想である。

ただ、通話機能を優先したいという要望も少なからずあるはずだが、ある一定数を越えない限り、そのような要求は無かったことにされるのは、あらゆる業界においてここ最近の傾向である。

何処からもそんな要求など全く無いのに、何もかも犠牲にしてまで、ただひたすらに小さくすることにご執心で、やっちまった感一杯だったのが、ソニエリのプレミニである。しかし、今となってはそれさえ懐かしい気がする。

ま、Watch に関しては、いくらアップルがバカでもまさかあんなモノは出すまいと、個人的には考えていた。だが、見事に裏切られたことが、今回唯一予想外だったかもしれないな。

こちらも、やっちまった感で一杯だが、果たしてアップルは宝飾屋にもなれるのか、それとも某社のように成り果てるのか、来年が楽しみである。

以上、業務連絡でした。


…ということで、ヒトツよろしく。
2014年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan

http://www.hexagon-tech.com/
[2014.09.10] iPhone 祭り 〜より転載&加筆修正

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